如何にも映画の序盤で全滅しそうな組織に就職しましたが、僕は元気です[作品情報]

あらすじ  20世紀末、ソビエト崩壊の混乱冷めやらぬ中、世界は一つの事件に揺れた。
 安寧の儘に眠る筈であった死体が、今までの法を破って起き上がり始めたのだ。まるで生者を恨むように、お前も此方に来いと誘うかのように。
 南米に端を発っした人類史を揺るがす事件は、WHOの初動対応が功を奏し、世界規模でのパンデミックは食い止められた。しかし、未だその脅威が去った訳ではない。各地で死者は例外なく起き上がり、いつ事態が深刻化してもおかしくはない。
 WHOの付属組織、死体が動く事態に対応すべく設立された国際公衆衛生維持局は、辛うじて世界の平穏を維持していた。そう、今はまだ……。
 
「けど、いざコトが始まったら数時間で全滅しそうですよね、ほんと」
「面白い冗談だ。なぁ、後輩」
「いえ、班長、割とゾンビ映画だとデフォです」

 これはそんな組織に不本意ながら就職した常識人の物語である。

 表紙絵を作成していただきましたので、第一話末尾に掲載しております。
 茂木康信氏(TwitterID:@Moginiki ‏)に多謝を。
作者名 Schuld
キーワード R15 残酷な描写あり  日常 スプラッタ バイオハザード パンデミック ゾンビ
ジャンル パニック〔SF〕


掲載日 2017年 05月16日 00時02分
最新掲載日 2019年 01月05日 23時12分
感想 57件
※ログイン必須
レビュー 1件
ブックマーク登録 1,039件
総合評価 3,218pt
評価ポイント 1,140pt
誤字報告受付 受け付けていません
開示設定 開示されています
文字数 169,352文字