輪廻物語

・輪廻物語・宿命記・
かつて神々が魔神を追いやり、人は迫害から逃れ、大地に満ちていった。
神々は征く先々で魔神を滅ぼし、砦が出来、城が出来、都市国家群が形成されていった。
神は人を統べる王となり、その名を冠した国々が生まれた。
そして主神オースの名を冠する神聖オース帝国が、諸国を治めた。
最後に生まれた国が、女神ウルダの名を冠するウルダ国。
それが、少年イザックの故郷である。


　イザックは、生まれてから母を知らない。父であるダビドもその事については口を閉ざした。
　だが、国衛隊幕僚長スズリは母の正体をイザックに教えた。
　そしてイザックは母を探しに、人間界と魔界を股にかけて冒険する話がいま始まる。

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私の命は誰かから授かったものであるが、命の行く先は私が決めなければならない。
世界は流転する川の流れ、私は川を渡る筏のようだ。
この命、燃える火を渡さねばならぬ。彼岸に灯るかかりびに。
幾重にも重なる生の営みの中に…。


追記：この作品をエタします。応援していただいた方々に深くお詫びします。
　　　つきましては、この作品を書く上で得た経験を踏まえ、再編していこうと思います。