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概念を破壊をする意味

「………概念破壊とは、大きくでましたね。」

「それだけ、大きな事だからね。

それに、こっちは実害が、」

「?」

「多過ぎるからな。」

「!!」

「………貴女は、古いドラマ、古い2時間ドラマ。 最近やと、寝取られ系の成人向け漫画を見たことがある?」

「いえ、ありません。」

「これから話す内容は、それだけ昔から言われているのに、未だに直されていない内容なんだよ。 はぁ。」

「???」

「破壊する概念は、3つでいいのかな? 総合する言葉が有ると思うけど、思いつかないし。」


「[貞淑]。 女性側から男性に、性的なアプローチをしない。」


「[亭主関白]。 でいいのかな? 女性、奥さんに文句を言わせない。 というもの。」


「それと、旦那や本命の彼氏の前では、猫をかぶる姿勢。」


「全部、男性優位の概念。」


「性行為中に、女性側から意見、文句無しに、女性を性的に満足させられるわけ無いじゃん。 超能力、精神感応能力(テレパシー)が使えるわけじゃないんだから。」


「そもそも、性行為中に女が嘘をついたら、男がそれを見分けれるわけないじゃん。 そんな訓練もしてないし。」


「もし、女性側からの意見/文句無しに、性的に満足させられる男性がいたならば、そいつは経験豊富、つまり、性病を持っている可能性が有る。」


「のに、それを義務教育で教えない。」

「………」

「昔から言われる事だけど、男性は、奥さんが子供を産むと、奥さんを女ではなく、母親とみるようになる。」


「ハッキリ言うと、性欲の対象と見れなくなるらしい。

男性に性欲があるんだから、女性に性欲があって当たり前なのにね。」

「!! それが浮気の原因?」

「いや。 男性が浮気する原因は、ぎょうさん仮説がたてられているから、これだけじゃないと思う。」


「古いドラマ、古い2時間ドラマで、奥さんと浮気相手とのピロートークが有るんだけど、心理カウンセリングに見えるシーンが結構有る。 愚痴を聞き出しているのが多いからな。」

「!!」

「オマケに、最近の寝取られ系成人向け漫画だと、例え最初が強姦系統だったとしても、中盤、終盤で、彼氏や旦那への愚痴を言っている、又は背景に、心情として書いてあるものもある。」

「………」

「言えよ。本人に。 2人で相談して、悩めばいいじゃん。」


「身体的な問題だったら、アダルトショップかネット販売で、男性側の補助具も売ってるのにさ。 探せよ。」

「………」


「………あの、それと喘ぎ声、嬌声が、どう繋がるんですか?」

「古いドラマ、古い2時間ドラマだと、息子に嫁いできた奥さんの、夜の声、子作りの時の声を、姑がからかうシーンが有る。」

「!!」

「それも、朝食や夕食の時。 この当時は家族全員で食卓を囲むから、家族全員の前で、な。」


「酷いと、隣近所との井戸端会議で話したりもする。」


「そして、噂が広まる。 町内会全体に。」

「酷い。」

「まぁ、昔は長屋が多かったから、それで広まった可能性も有るけど。」


「それならラブホテルでも使えって思うけどね。

ドラマだと、そういうのが多いし。」


「とりあえず、情報媒体でよく使われていたから、嫁いびりによく使われていたと思うんだよね。」

「………既視感ですね。」

「そう。」


「まあ、そういった様々な要因で、女性側が我慢するようになったと思うだよね。」

「………つまり、本命や夫の前では猫を被って、被らせされて、浮気相手の前で、素の自分になる。」


「浮気や不倫の時点で、罪悪感がストレスになり、ホルモンが分泌され、性行為中に素の自分になり、全てをさらけ出し、ホルモンの効果が出る。

ピロートークで愚痴を聞きてもらう。」


「そして、抜け出せなくなる。」

「それに、酒か薬も追加されたら、余計悪化するな。」

「ーーー」

「………なぁ、馬鹿らしいと思えへん? この仕組み。」


「だから、壊したらいいと思うんだよね。

この、男性優位の概念を。」

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