どうしよう
1章とは食い違う所があると思いますが、ご了承ください。
旦那様の言葉が、重く、伸し掛かる。
性行為・結婚・子作りが、こんなに重い事だと、思わなかった。
【依存】
TVや小説の内容が思い描かれ、同時に、旦那様の言葉が響く。
薬を求める。 =(変換)⇒人を、
いえ、この場合は、そういった知識が無いと仮定すると、
〈性行為を求める〉。 かな?
それは、この国ではまだ、受け入れられない概念、なのかな?
若い世代は違うみたいだけど。 この国は、年功序列が根強いから、やっぱり、まだまだ無理かな。 性欲が強い(?)のは。
それに、誰彼構わずは、性感染症のおそれが有るのも事実。
それと、性感帯⇒性的絶頂⇒ホルモン分泌。
いえ、この言い方だと、この国の価値観では、ただの淫乱になってしまう。
旦那様の言い方を真似して、
性感帯を複数同時に、あるいは連続して弄ることにより、生命の危機を体験。 それにより、ホルモンを分泌。
その結果、肉体と学習能力の成長、ストレスの発散、etcのメリット。
デメリットとしての【依存】とetc。
なのに、そんな知識は教わらない。
そう考えると、この国は本当に、歪。
………頭を切り替えよう。
今、一番大事なのは、私がどうしたいか。
子供は必要。
援助してもらう為に、繋がりを強くする必要があるから。
それと、旦那様のことを、少し、気に入っている。
立場の弱い私に、キチンと説明してくれたから。
信用してもいいかなと、思い始めている。
それに!!、そうよ。
旦那様の+点を挙げていけばいいのよ。
まずはルックス。 普通。
次に将来性。[キョロキョロ] ………とりあえず、お金には、困っていなさそう。
いざとなったら、親からお金を貸してもらえるかも?
人間性。 ………誠実、なのかな? わざわざ説明してくれたし。
それと、性的な事は苦手、っぽいかな? 顔合わせの時や、さっきも。
そう考えると、主導権は握れる。 これは+点。
趣味、思考は、解らない。
後は………直接訊こうかな。
「………あの。 今はそんなに、深く考えなくてもいいですよ。」
「えっ!?」
「性行為、子作りをする前に、しないといけない、長い準備が有るので、今すぐ答えを出さなくてもいいですよ。」
「そうなんですか!!」
「うん。」
「………ちなみに旦那様は、婚前交渉は否定派ですか?」
「貴女が相手をしてほしいなら、よろこんでさせていただきますよ。」
「あの、私が、ではなく、旦那様が、したくはないのですか?」
「ははははは。」
「Σ(๑ °꒳° ๑)ビクッᵎᵎ」
「この国に根付いた思想だと、貴女の考え方は正しい。」
「ですが、ここまで性的な部分で差が有り過ぎると知っているみとしては、私から誘うのは、心苦しいのですよ。」
「………そうですか。」
「………一応訊きますけど、私に魅力が無いわけじゃないんですよね?」
「貴女は十分、魅力的だと思いますよ。」
「………そうですか。」
(とりあえず、私に食指が動かない訳じゃない、と。)
「では、何に時間がかかるのですか?」
「さっき、散々、女性を性的に満足させるのが難しいと話しましたが、」
「はい。」
「そもそもの話、」
「神経集合体、この場合は、世間一般的に使われている、性的に感じる事が出来るという意味の性感帯を弄られたとして、それで、性的に感じれなければ、余計に難易度が上がると思わない?」
「………。」
「………。」
「………そう言えば、どうやって、神経集合体を、性的に感じる部分に、………何と言えばいいのか判りませんが、改造?、変換?するのですか?」
「それについても、厄介な事がぎょうさん有るうえに、もう1つ、やらないといけないことがあるねん。」
「………まだ、ややこしいことが有ったんですね。
しかも、増えたし。」
「そうなんだよね。 はぁ。
しかも、こちらは、ヘタすれば実害が有るしさ。」
「………何かもう、知りたくないです。」
「変な男に捕まらないように、知っておいた方がいいと思うよ。」
「はい。」