(前半)成長ホルモン=龍玉の野菜人の設定? (後半)小話
「最後に、最近発見されたホルモンについて、話すね。」
「最近発見されたから、情報量が少ないのですか?」
「ううん。 他の2つのように、別の使われ方もしていたから、ものじたいは解っているんだけど、」
旦那様は、頭をかきながら、困ったと得な表情をされ、
「解っているけど、かなり、大雑把でね。」
「大雑把?」
「そう。
発見されたホルモンは、【成長ホルモン】って言うねん。」
「あのさ。 【成長ホルモン】の成長って、何を意味しているんやろな?」
「それは………体の成長や、筋肉の増加、学習能力とか?」
「性行為中に、もっと言えば、
性的絶頂=体の危険信号と仮定した場合、
最大で瀕死かその手前の状態で、勉強したり、体を鍛えたりすると思う?」
「しませんね。」
「でしょ。
更に言えば、タイミングの話もある。」
「タイミング?」
「ホルモン分泌⇒鍛錬か、鍛錬⇒ホルモン分泌か。」
「成程。 それは確かに気になりますね。」
「だろ。 ………ああ!!」
「!!どうしました?」
「運動した後なら、血行が促進せれている可能性が有るじゃん。 それなら、鍛錬後の方が効率いいじゃん。」
「………」
「あ〜〜〜〜。 何で気付かんかったんだろ〜〜〜。」
「………大丈夫ですか?」
「自分の才能の無さに、嫌気が差す〜〜〜。」
うちひさかれて、頭を抱えられている旦那様の頭を、撫でたらいいのでしょうか?
それとも、激励を入れた方がいいのでしょうか?
「はぁ〜〜〜。 話を戻すけど〜〜〜、それ以外に解っている事は、【老化の抑制】と【脂肪燃焼】も有るっぽい。」
「夢のある話ですね。 事実なら。」
「はは。
んん。 纏めると、【肉体の成長】【老化の抑制】【脂肪燃焼】の効果があるみたいや。 今のところな。」
「これで、9割以上話したかな?」
「残りの1割弱は?」
「俺の推論とか、精神的な話とか。」
「聞かせてもらってもいいですか?
先に知っておいた方がいい情報とか、有りそうですので。」
「ん。 解った。」
「それじゃあ、俺が経験した、【ストレスを溜め過ぎた時】の話。」
「無意識に、巨乳や乳揺れ、尻に目がいきました。」
「それ先に言っておいてくださいよ。」
「!!ゴメン。 こんなの、初期段階だから、気にしてなかった。」
「初期段階?」
「そうだよ。
え〜と、次の段階が、①親族とか、関係なくなる。
②肌面積が多いと、無意識に目がいく。
③性別関係なく、肌面積が多いのに目がいく。
④生物無機物関係なく、肌色面積が多いのに目がいく。 だったかな?」
「………それ、大丈夫なんですか?」
「慣れた。」
「そうですか。」
「次は、【学術的根拠は見つからなかったけど、多くの人が言う内容】。」
「女性の性的絶頂には、最低でも3種類有る。」
「そんなに有るんですか!!」
「まあ、その内2種類は、簡単に説明がつくんだけどね。」
「性的絶頂=体の危険信号と仮定した場合なんだけどさ。 包丁を自分の腹や心臓、首に刺すことは出来る?」
「そんなこと、出来るわけ! そういうことですか。」
「そういうこと。」
「でも、あと1種類は?」
「それがよく解らないんだよね〜。
でも、言う人は多いんだよね〜。
だから、違いは有ると思うけど、何やろうね?」
「具体的には?」
「女性器内が違うっぽい?」
「?そうなんですか?」
「うん。」
「次、俺の推測〜。 1つ目。」
「1番最初に、「分泌されるホルモンは、複数種類有る」って言ったやん。」
「実際、その通りでしたね。」
「じゃあさ、このホルモン達、【混ざったり】【連動したり】しないのかな?」
「言われてみれば………でも、何も言わなかったって事は、その情報が無かったんですよね?」
「うん。」
「そういえば、分泌する場所は、別々なんですよね?」
「うん。 だからと言って、何もないってことはないと思うよ。」
「ですよね。」
「次、推測2つ目〜。」
「このホルモン達は、おそらく、【蓄積】します。」
「………つまり、分泌されても、効果が出ない?」
「そういうこと。」
「オマケに、他のホルモンと連動していたら、ストレスを溜めると、別のホルモンも分泌される可能性が有る?」
「そっ。 怖いでしょ。」
「蓄積すると思った理由は、根拠は、有るのですか?」
「有るよ。」
「AVの作品でね、有るのよ。 ストレスを仰山溜め込んでいるけど、諸事情で性行為が出来なくて。
その後、諸事情が終わった後に性行為をすると、豹変するっていう作品が。」
「創作物ですよね。」
「確かにそうや。
けどな、その作品が特殊な内容で、演者を変えながらも十数年売れ続けているとなると、話が変わってくる。」
「?」
「【既視感】って知ってる? デジャビュとも言うねんけど。」
「聴いた事が有ります。 けど、それが何か?」
「商品が売れ続ける。 いや、商品だけでなく、役者さんや歌、etcなど、派手なイメージが無くても、人に使われ続けるには、必要不可欠な要素や。
漫画等なら、王道とも言うね。」
「はい。」
「じゃあさ、特殊な内容で有りながら、数十年売れ続けているAV作品の既視感って、何やろうね?」
「………」
「他にも、浮気や不倫もそうや。」
「「不貞行為をしただけでホルモンが分泌される」と言うたけど、そもそも、相手が上手な可能性は少ない。 うえに、本人の性感帯も、未熟な可能性が大きい。」
「そう考えると、普段の生活や子作りで不満が溜まっている場合。 つまり、ストレスが溜まっているってことね。」
「そのストレスを緩和する為に、ホルモンが蓄積していると仮定すると、不貞行為でホルモンが分泌して、許容量を超えた結果、ホルモンの効能が出たと考えた方が、理にかなうと思うんだよね。」
「………」
「あと。 古い2時間ドラマとか、見たことある?」
「あまり、ないですね。」
「亭主関白やdv亭主、嫁姑問題、色々制限されている生活でストレスが溜まる。→万引きや不倫をする。→それをネタに脅迫される。→殺人や殺人の片棒を担がわされる。 ってパターンが多い。」
「………そんなに色々有るのに、【蓄積する】という情報が無いんですね。」
「無い。」