メンタルくそつよ大学生のめっちゃ楽しい死に戻り
『誰かの幸せを願うことが、間違っているわけがない』
大学進学に伴い、雨城の街に引越した灰原雅人。しかし、一人暮らしを始める予定だったアパートのワンルームには、悪霊が住み着いていた――。
目についた人間を手当たり次第に殺す悪霊、『黒い女』。ソレに殺されたはずの灰原は、気がつけば死の直前に巻き戻っていた。時間が巻き戻った、でも、なぜだ。混乱する灰原の前に現れた『サンタクロース』を自称する女は言った。この部屋に来るな。自分たちに関わるな。さもなければ灰原は何度でも死に、何度でも巻き戻ることになる、と。
しかし、灰原は馬鹿だった。
異常なほどにメンタルが堅い、お人好しの馬鹿だった。
灰原雅人はためらわない。たとえ何度死ぬことになろうと、彼女たちの事情に何の関わりも無かろうと、理由があってもなくても命を張る。流血沙汰も超常現象もなんのその。そこにある不幸を覆すためなら、彼は手段を選ばない。
これは、赤の他人の幸せを本気で追い求める馬鹿の話。
いいからお前幸せになれを地で行く、時をかける馬鹿の物語。
※『君が笑うまで死ぬのをやめない 雨城町デッドデッド』と改題し、講談社タイガ様より書籍化しました。
大学進学に伴い、雨城の街に引越した灰原雅人。しかし、一人暮らしを始める予定だったアパートのワンルームには、悪霊が住み着いていた――。
目についた人間を手当たり次第に殺す悪霊、『黒い女』。ソレに殺されたはずの灰原は、気がつけば死の直前に巻き戻っていた。時間が巻き戻った、でも、なぜだ。混乱する灰原の前に現れた『サンタクロース』を自称する女は言った。この部屋に来るな。自分たちに関わるな。さもなければ灰原は何度でも死に、何度でも巻き戻ることになる、と。
しかし、灰原は馬鹿だった。
異常なほどにメンタルが堅い、お人好しの馬鹿だった。
灰原雅人はためらわない。たとえ何度死ぬことになろうと、彼女たちの事情に何の関わりも無かろうと、理由があってもなくても命を張る。流血沙汰も超常現象もなんのその。そこにある不幸を覆すためなら、彼は手段を選ばない。
これは、赤の他人の幸せを本気で追い求める馬鹿の話。
いいからお前幸せになれを地で行く、時をかける馬鹿の物語。
※『君が笑うまで死ぬのをやめない 雨城町デッドデッド』と改題し、講談社タイガ様より書籍化しました。
1章 冬が終われば春が始まる
春はあけぼの世は情け
2020/08/13 20:00
アノマロカリスについてどう思う?
2020/08/14 20:00
(改)
多少死んだくらいで死ぬわけじゃないんだから
2020/08/15 20:00
(改)
これから俺は半裸で部屋に突入する
2020/08/16 20:00
(改)
夕焼優希の日記帳① 夏の夕暮れと秋の始まり
世の中の幸せな何もかもが
2020/08/17 20:00
もう一つのタイムリープ
2020/08/18 20:00
現象考察
2020/08/19 20:00
2章 極彩色の春よ桜よ
最悪の戦友にして最低の盟友
2020/08/20 20:00
(改)
俺たちの野望はタンクトップワキゲゴリラの魔手に阻まれた
2020/08/21 20:00
俺だー! 殺してくれー!!
2020/08/22 20:00
お前の血しぶきで漫画が汚れた
2020/08/23 20:00
死ぬのってあんまり良くないんだよ? 分かってる?
2020/08/24 20:00
「幸福には、総量がある」
2020/08/25 20:00
(改)
夕焼優希の日記帳② サマー・フェスタ・オータム・ライブ!
少女たちの休日
2020/08/26 20:00
(改)
現象再発
2020/08/27 20:00
だったらライブだろ!!!!
2020/08/28 20:00
3章 青くて春な馬鹿だから
マジ卍している暇などないのだ
2020/08/29 20:00
(改)
きっと俺には大学生の才能がある
2020/08/30 20:00
流しからは水の音がした
2020/08/31 20:00
(改)
そこに、誰も居なかった。
2020/09/01 20:00
(改)
「誰かの幸せを願うことが、間違っているわけがない」
2020/09/02 20:00
(改)
夕焼優希の日記帳③ そして季節は冬になり
天より来る死
2020/09/03 20:00
(改)
幸せになってほしかった
2020/09/04 20:00
ぐちゃぐちゃになりますように
2020/09/05 20:00
4章 春の嵐は冬を切り裂く
この灰色を焼き尽くすために
2020/09/06 20:00
百まで生きて笑って死ね
2020/09/07 20:00
後悔のないように、毎日を懸命に
2020/09/08 20:00
(改)
曇り一つ無い、晴れやかな笑顔で
2020/09/09 20:00
(改)