第45話 成長体のスキルツリー
さーて、次々とスキルツリーの中身を見ていこう! とりあえず今はサクサクと一覧を見ていくだけにはなるけどねー。
「それじゃ次は屈強のスキルツリーです!」
【屈強のスキルツリー】
『成長体』
第4段階:[2-1]強爪撃(A)
[2-2]強牙(A)
第5段階:[2-1-1]屈強+10
[2-1-2]鋭利化(P)
[2-2-1]屈強+10
[2-2-2]硬質化(P)
第6段階:[2-1-1]屈強+10
[2-1-2]鋭爪撃(A)
[2-2-1]屈強+10
[2-2-2]強硬牙(A)
えーと、これが屈強の第4段階以降の屈強のスキルツリー! おぉ、こっちも数が多い! どれどれ、どんなスキルがあるのかなー?
「屈強のスキルツリーには攻撃用のスキルっぽいのが結構ありますね! 爪撃の強化版っぽいのとか噛みつきの強化版っぽいです!」
生命のスキルツリーは回復系のスキルが多い感じだったけど、屈強は近接攻撃が多そうな感じ! あ、それだけじゃないね!
「わぁ、スキルは少ないけどステータスが増えるルートと、スキルは増えるけどステータスは少ないルートになるんですね! これ、悩みそうですね!」
ミツルギ : スキルを多用して攻める戦い方と、通常行為をメインにステータスを上げる戦い方があるからなー。
富岳 : まぁあんまり1つのスキルツリーに偏り過ぎても駄目だがな。
イガイガ :ぶっちゃけ、やり込みまくって全部解放するのもありだし、逆に進化への最低限の解放のみでもいいし。
咲夜 : その辺はまぁサクラちゃんの自由にだな。
ミナト : あ、そうそう、サクラちゃん。解放に必要な進化ポイントの確認を忘れずにねー!
「進化ポイントの確認を忘れてました!? すぐ見てみますね! あ、皆さんアドバイスありがとうございます! その辺は私の自由にやっていきますねー!」
うん、スキルツリーの解放は私の自由にやっていくのですよ! 全部取るのが一番強くなるのは間違いないけど、その分解放には時間はかかるよね。まぁその辺りは行き詰った時に強化するのを考えればいいのさ!
さてと、ミナトさんに言われるまでスキルの名前を見るので忘れてたけど、それぞれの段階の解放に必要な進化ポイントの数を見てみよう! どれどれ?
「えーと、第4段階の解放には進化ポイント7、第5段階は10……一気に増えてきてますねー。え、第6段階は15もいるんですか!?」
わー、これは一気に必要な進化ポイントが増えたー!? うーん、これはあちこち適当に解放していくと大変なことになりそう……だけど、それもゲームの醍醐味だー!
進化ポイントの所持上限はないって言ってたし、いつもゲームをしてて詰んだ時にLv上げまくって突破はよくやるし、そういう時間をかけてどうにかするのは問題なーし!
金金金 : なるほど、無計画に適当に取ったら後々大変になりそうだな。
富岳 : まぁ、詰む要因はそこら辺にあるな。……具体的な事は言えんが。
ミナト : んー、何となくサクラちゃんって、その手の詰み方は地味にしない気もする?
咲夜 : ネタバレ禁止じゃなけりゃ、一番詰む要因は防ぐ事も出来るんだけど……サクラちゃんは聞こうとしない内容だろうなー。
チャガ : まぁあれの忠告はネタバレになるか。
「先の展開はネタバレは禁止ですから、その辺りは聞きませんからねー! それじゃ次のスキルツリーを見てみましょう!」
次は堅牢のスキルツリー! 防御寄りのスキルが多いかな? あ、そういえば体当たりもあった気がするから、その系統もありそうな気がする!
【堅牢のスキルツリー】
『成長体』
第4段階:[3-1]踏ん張り(P)
[3-2]突撃(A)
第5段階:[3-1-1]堅牢+10
[3-1-2]躱し身(A)
[3-2-1]堅牢+10
[3-2-2]吹き飛ばし(P)
第6段階:[3-1-1]堅牢+10
[3-1-2]返しの突撃(A)
[3-2-1]堅牢+10
[3-2-2]重突撃(A)
おぉ、体当たり系のスキルがやっぱりあったよ! この中だと、パッシブスキルの『吹き飛ばし』ってスキルが気になる! 『躱し身』とか『返しの突撃』とか、回避用のスキルとかカウンタースキルかな?
「ふむふむ、ここはちょっと気になるスキルが結構ありますね!」
ミツルギ : お、サクラちゃんの興味があるスキルがあるのか。
イガイガ : これまでの戦い方的に、体当たり系か?
咲夜 : イガイガさん、迂闊にスキル名を出すんじゃない! そこから変な方向にすっ飛ぶぞ!
真実とは何か : それこそまさしく真実である。
「あ、真実さんこんばんはー! って、咲夜さん、その発言は失礼じゃないですかねー!?」
私は変な方向にはすっ飛んでないですよ! その言い方じゃ私が変な方向にすっ飛びまくってるみたいじゃないですか!
あ、真実さんが来たから視聴者数を確認してみたら、いつの間にやら視聴者数の人数が30人を超えてた! やった、今日も結構な人が見に来てる!
真実とは何か : サクラちゃん、こんばんは。
ミナト : さーて、サクラちゃんが興味を持つスキルがあるのは良かったよ! 他のスキルツリーにもまだまだスキルはあるから、もっと気になるのもあるかもね?
「あ、それもそうですね! それじゃ次のスキルツリーに行きます! 次は俊敏のスキルツリーです!」
堅牢のスキルツリーに興味があっても第1段階から解放していく必要があるし、まだ進化ポイントが全然足りてないしね!
それにまだ見たのは半分だし、興味があるとしても取るのを目指すかどうかは全部確認してからだね! さて俊敏はどんなのがあるかなー?
【俊敏のスキルツリー】
『成長体』
第4段階:[4-1]双爪撃(A)
[4-2]見切り(A)
第5段階:[4-1-1]俊敏+10
[4-1-2]連撃強化(P)
[4-2-1]俊敏+10
[4-2-2]移動速度強化(P)
第6段階:[4-1-1]俊敏+10
[4-1-2]連爪撃(A)
[4-2-1]俊敏+10
[4-2-2]逃走(A)
おぉ、爪での連撃攻撃っぽいスキルがある!? 移動速度を上げるスキルや連撃を強化するスキルもあるみたいだし、ここはかなり興味深いね!
「あっ!? 『逃走』ってそのまま逃げるっぽいスキルがありますよ!?」
まさかの逃亡用スキル!? うーん、私は逃げるよりも立ち向かって死を選ぶのですよ! 死んで同じエリアの中で飛ばされるだけなら、逃げる必要などないのです!
チャガ : あー、それか。
富岳 : そこに目を付けるか。
ミツルギ : 流石と言うべきか、微妙に判断に困るな。
イガイガ : それは確かに……。
「はっ!? 何か使い道がありそうな雰囲気ですから、そこは触れない方向で!」
この皆さんの反応、絶対に何かあるやつだー! 地味に第6段階のスキルだからすぐにどうにかなる訳じゃないし、いまいち使い道も分からないけど!
ん? あれ? もしかして威嚇で集めた格上から逃げ切るとか、そういう使い方も出来そう? うん、出来そうな気がするけど、深く考えても分からないから今はいいや!
「それじゃ次は器用のスキルツリーにいきます!」
ふっふっふ、次は私が進化に使用した器用のスキルツリーの先なのです! さーて、私が解放した先の部分には何があるんだろう?
【器用のスキルツリー】
『成長体』
第4段階:[5-1]縄張り(A)
[5-2]戦意の纏い(P)
第5段階:[5-1-1]器用+10
[5-1-2]畏怖の気迫(P)
[5-2-1]器用+10
[5-2-2]衝撃波生成(P)
第6段階:[5-1-1]器用+10
[5-1-2]縄張りの守り(A)
[5-2-1]器用+10
[5-2-2]獅子咆哮(A)
えーと、私が解放したとこから繋がるのは『戦意の纏い』だねー! うん、スキル名から効果が全然分からないけど、なんか凄そう!?
他にも『縄張り』ってスキルもあるんだね。これって、縄張りを作るんだろうけど、どういう効果があるんだろ?
「おぉ!? 『衝撃派生成』とか『獅子咆哮』とか良さそうなのがありますね! 『戦意の纏い』はよく意味が分かりませんけど!」
金金金 : 色々と気になる……。
ミツルギ : あー、そこはスキル名から効果が分かりにくいんだよな。
ミナト : そういうのもちょいちょいあるからねー。まぁ気になる部分があれば、その時に確認してみるといいよー!
「はーい! 気になるスキルはどこかのタイミングで確認してみますねー!」
今、それぞれのスキルを確認していくとややこしいからね! 進化してからの戦闘もやっていきたいし、ある程度進化ポイントが貯まってからでもいいかな?
「それじゃ次で最後のスキルツリーです!」
知恵のスキルツリーにはどんなスキルがあるんだろうなー? ここは攻撃スキルはなかったようなイメージだしね!
【知恵のスキルツリー】
『成長体』
第4段階:[6-1]夜目(P)
[6-2]出血効果(P)
第5段階:[6-1-1]知恵+10
[6-1-2]解析略化(P)
[6-2-1]知恵+10
[6-2-2]状態異常防止(A)
第6段階:[6-1-1]知恵+10
[6-1-2]看破(A)
[6-2-1]知恵+10
[6-2-2]解毒(A)
あ、やっぱり補助的なスキルが多いような感じだね! 攻撃用のスキルはなさそうな気が……あれ、そうでもなさそう?
「『出血効果』って、継続したダメージを与えられそうですね! そういえば『夜目』ってありますけど、モンエボって夜にもなるんです?」
ミツルギ : おう、夜にはなるぞ!
イガイガ : まぁ夜目は無くても活動は出来る範囲の暗さだけどなー。
金金金 : それってどう切り替わっていくんだ?
「あ、それは私も気になります! 活動出来る範囲なら良いんですけど、夜はまだ経験してないですし!」
まだプレイ時間は4時間ちょっとくらいだけど、まだ夜にはなってないもんね? 夜になるとどうなるのか、気になる!
ミナト : 普通にしてればプレイ時間5時間ごとに切り替わりだねー。もうちょっとで1回目の切り替わりくらいじゃない?
富岳 : そうか、ちょうど切り替わりの時間ってとこか。
「あ、そろそろなんですね! それって、そこから5時間はずっと夜なんです?」
一度昼夜が切り替わったら、5時間も固定されるのもどうなんだろ? 昼間ならいいけど、夜がどうなるのか分からないし、その辺が気になるよ!
ミナト : うん、昼と夜で5時間ずつだねー。
ミツルギ : あー、一度夜になるとある要素が解放されるんだが……サクラちゃん、聞いとくか?
「え、何かあるんですか!? なら、今は聞きません!」
ミツルギ : ほいよっと。
もう少しで夜になって、その時に何かあるのならその時に見るのみ! さーて、それじゃスキルツリーの確認も終わったし、うずうずしてる戦闘をやっていこー! 流石にもう威嚇の効果も切れてるしね!
イガイガ : そろそろ夜になるんだなー。
金金金 : 夕焼けに期待。
咲夜 : あれは良いもんだ。
ミナト : だねー!
「おぉ! 昼から夜になるって事は、夕焼けになるんですね!」
わぁ、そこは楽しみになってきた! 大自然の大草原での夕焼けとかリアルじゃ簡単には見れないし、ゲームだからこそ気軽に見れる景色だよね!
「ぐぬぬ、スキルツリーの内容が多いですね」
「ちなみに種族によって、このスキルツリーの内容は変わってくるからね」
「あ、そうなんですか!?」
「……サクラの持ってる『投擲』が代表例だよ」
「そうなんですね!? という事は、『投擲』がスキルツリーに入ってる種族もいるんですね!?」
「ま、そういう事。具体的な種族名は出さないけど、そのうち敵で出てくるかもね?」
「ふっふっふ、その時は『投擲』勝負をしますよー!」
「……不安だなぁ。あ、サクラ、これね」
「遅めのお年玉ですね! そうですね!?」
「違うから!? はい、これ」
「……いつものカンペじゃないですか。えーと『スキルツリーの内容が興味深いと思った方はブックマークや評価をお願いします』って、今回私は関係ないじゃないですかー!?」
「スキル名とその効果を考えるだけでも大変と主張はしておこうか!」
「あ、それは私としてはどっちでも良いんですけど……」
「……本当に使い道のないゴミスキルばっか用意してやろうか」
「わー!? それは作者の横暴だー!?」
「さて、そんな冗談はここまでで、次回は『第46話 成長体での初戦闘』です。お楽しみに!」
「成長体での初戦闘、頑張りますよー!」
「……え、頑張る?」
「なんでそこでそういう反応なんですかー!?」