収穫祭の魔女

２３歳サラリーマンの男だった俺＝上戸佑は異世界へ召喚されてしまった際に魔女（ハロウィン限定キャラ）の姿に変えられてしまった。

だが日本には腹をすかせて待っている生活力皆無の友人が居る。
こんな世界からは1日でも早く帰りたいし、元の姿にも戻りたい。

同じように異世界へ強制的に喚ばれてしまった高校生のモリ君、エリちゃんや他の仲間達と協力して一緒に日本に帰りたい。

俺に与えられた能力は
「鳥の使い魔」
「熱線」
「ハロウィンです。クッキーをどうぞ」だ。

時空の神の力を借りることで日本へ帰ることが出来ると聞いた俺達は、神と交信出来るという祭壇を目指して長い旅に出る。

この世界に長く留まるつもりなどないので、富も地位も名声も必要ない。
最低限の路銀と困難を乗り越えられる力だけあれば良い。

海を空を谷を、砂漠を越えて、
いくつもの出会いと別れを繰り返して、
俺達はひたすらに旅路を歩む。

これは5ヶ月間のファンタジーっぽいが全然ファンタジーじゃない異世界の旅で、かけがえのない友人と最高の思い出を手に入れて日本へ帰るまでを綴った旅の物語。

※終章だけは日本に帰った後なので現代ファンタジーです。
※ハーメルンに2025/1/1より改稿版を掲載しています。