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#1 桂高
どうも、はじめましてでは無い人はいないと思っています。ららと申します。
記憶のメモリが限界でなければ記憶していただけるとありがたいです。
目の前が揺らぐ。いくつもの音がけたたましく響く。
ふうっと気が遠くなる。これは夢だろうか。それとも………
「桂高!起きて!仕事残ってるよ!」
姉の声で目が覚める。
「夢か……」
夢で良かったという安堵感に包まれた。
「桂高!何してるの!早く行ってきて!」
「分かった。すぐ行くよ!」
桂高は木のかごと斧を持って外に出る。
「よう、桂高。」
「丁康さん!今日はどうしたんですか?」
「お前さんが薪を取りに行くから付いて行くんだよ。最近山に虎が出るって噂だろ?」
そう、虎である。
本来この辺りには虎は生息していない。山と言ってもそれほど高くない。村の大人たちの推測では帝への献上品が逃げ出したのではないかとのことだ。迷惑な話である。落ち着いて木樵もできないのだから。
「そうでしたね。それではよろしくお願いします。」
「おう!」
そう言葉を交わし山にむかって歩き出した。
いかがでしたでしょうか。オリジナル小説を執筆するのは初めてのことなので至らない点ばかりだと思います。これから精進致します。皆様の暇潰しの一助になれば幸いです。