ある意味、回り込まれた。

作者: 不安をばら撒く、嫌な人。

 一つの困難から逃げた。


 毎日のように泣き、苦しくて耐えられなかった。そこからようやく逃げ出せたのに、たった1日で未来への不安が押し寄せてきた。


 あれだけ辛いと思っていたことが、まだ我慢出来たのではないかとさえ思えてしまう。


 目に見えない未来という不安と、実際に起こっていた苦難とでは比較することは出来ないが。


 追い詰められた人間に不安が無くなるまで準備する余裕などあるわけもなく。明日が良くなる様にと足掻いた結果、明日への不安を抱えた。


 結局、逃げ出せた喜びなどほとんどなく、10年かけて築いた居場所を奪われ、不安だけが残った。


 困難に立ち向かへと言いたいわけじゃない。どうにもならないことから逃げ出して何が悪い。


 ただ、小説にある様なざまぁだの、良い人が報われるというのはごくごく稀である。


 困難から逃げ出して、残ったのは関係ない人に迷惑かけた罪悪感とか、これまでの経験が他では活かせない無い現実とか、他人に怯えて新しい関係を築けないとか、そもそも年齢的にお呼びじゃないなどなど。未来に不安しかない。


 状況によっては誰が悪いとは一概に言えないと分かった上でそれでも言いたくなる。


 私が悪いんですかね! と。


 

パワハラ受けて逃げ出して、お金が無い。

さぁ、どうしよう。