第48階層 ペット志望
「ホント知らない! そんな流れじゃなかった! この人迷宮で襲ってきた人!」
「真梨乃先輩?」
「ホントですよ。姫叉羅の背中にナイフ突き立てたの私。で、姫叉羅に撲殺されました」
「先輩がなんで」
「殴ってもいいですよ。その権利はあると思うので」
「先輩……」
以前悩みがあると言っていた。ある決断をするために自分の全部を差し出し、それ以外を切り捨てる覚悟があるのか、自分に問いかけていた。その答えがこれなのか。黒髪に白のメッシュがいくつも入った狼獣人の先輩。ふさふさの尻尾が、スカートの下でいつもよりも嬉しそうにぶんぶんと揺れている。
「でもまあ、そんなことは重要じゃないんですよ、姫叉羅」
「いや、飼ってほしいとか言ってますけど、本気っスか?」
「私もいっぱい悩んだんです。最強クランだなんて言われてるところに入ってみたり、部活動でたくさん汗かいてみたり、真面目ばっかりじゃつまらないと思ってPKパーティに参加して人殺しをやってみたりもしました。でもそれじゃあ満足できなかったみたいで」
「満足とかそういう問題っスか? なんか倫理観ぶっ飛んでんですけど」
「この学園に何年もいたら、そーういう線引きってあんまり意味なくなるんですよ?」
「忘れちゃいけないと思うんスけど」
「姫叉羅はそうですよね。ずっと引きずるタイプですもんね。それはそれで良いと思います。そういうタイプの方が最後の最後で折れにくいですから。私はもうポッキリ折れちゃってますので」
「それでなんで飼ってほしいになるんスか?」
「あはは」と力なく笑う真梨乃先輩が、いままで見たどんな顔とも違って追い詰められて見えた。狂気染みており、心酔しているようでもあり、そこには何かを“超えた”顔をした人間がいた。
「もう自分で考えるの嫌になりまして。だから私、全部捨てることにしました。ここに来るまでにクランを辞めてきました。部活動の方は、部長がうるさくて辞めさせてくれなかったですけど。なんなら学園も辞めて、ただ飼ってもらうだけの雌犬でもいいです」
「学園生じゃないと迷宮は入れないから途中退学はちょっと……」
「そーいう問題かよ! 先輩も先輩だよ……なにが真梨乃先輩をそこまで……」
「だって君のところのリーダーがメスを飼ってるじゃないですか! もう羨ましくて羨ましくて」
「それって闇音パイセンのこと?」
「部屋に飼ってますよね? 狼獣人なんで匂いでわかります。同じシャンプー使って、同じ服の匂いしてますもん」
「いや、それは、社会不適合者だからっていうのもあるっていうか……」
姫叉羅は胸元をぐしゃっと抑えた。なんだかもやもやがひどい。闇音になりたいとは思わないが、闇音の現状が羨ましくもある。一緒のシャンプーって何だよ。同棲かよ。洗面台で並んで歯を磨く姿とか想像しちゃうだろうがよ、と姫叉羅は悶々とする。
「で、姫叉羅のところのリーダーはOKしてくれるんですか?」
「いや、しないっスよ……さすがに。そんな簡単に危ないやつを入れるわけないでしょ」
「OK」
「やった」
「おいぃぃぃぃ!」
気づけばリーダーの胸ぐら掴んで足がぷらぷら浮くまで持ち上げていた。首が絞まっていたようで、腕をタップされたので少し冷静になって下ろした。
「ごめん、姫叉羅。でも優秀な人間は取り込んでおきたいし」
「PK許さないんじゃなかったのかよ。そもそもなんで真梨乃先輩だって気づいたんだよ」
「誰かがゲロしたんですよね? 誓約でこの学校生であるうちは口にできない縛りがありましたし。退学しちゃえば関係ないですし」
「そうそう、その通り」
「PK許す理由はどうなんだよ」
「正直罰を与えて退学か廃人コースだと思ってたけど、《調教師》で縛れるんなら悪い話じゃないなって思って」
「このゲーム脳がよぉ! 背中刺した人間と三ヶ月一緒に生活することを考えろよ! 気が休まらねえだろうがよ。オンラインゲームじゃないんだぞ」
「まぁ確かに」
冷静なのか抜けているのかわからないリーダーの言葉に、姫叉羅はもう頭が回らない。
「だから今度試験をしようよ。パーティに加入させるかの試験」
「それどういう基準で判断するんだよ」
「姫叉羅もクラスアップしてステータスも上がってきたから、野良迷宮に連れていこうと思ってたんだよね。そのついでに試験。戦力的に問題ないし、大上先輩がいてくれた方が助かるまである」
「そんなことってある? 怒ってたんじゃないのかよ?」
「じゃあ僕の代わりに姫叉羅がケジメつけてよ。殴っていいって言ってるし」
「ああもう、真梨乃先輩、歯ぁ食いしばってください!」
「いつでもどうぞ」
姫叉羅はまだ納得はしていなかったが、リーダーの判断はすべて迷宮攻略に全振りだ。三年生の実力あるクランのメンバーが好条件で加入するなら、リーダーがそんな好機を逃すわけがない。頭ではわかっている。真梨乃先輩がPKパーティにいたのも本当だろうし、やられたことを本気で怒ったリーダーの気持ちも本物だ。だけども、そこからなんであっさり和解なのか、展開が姫叉羅には理解できなさすぎた。
だからというわけではないが、拳に力が入ってしまったと思う。真梨乃先輩をグーで殴り倒す。思ったよりも真梨乃先輩の体が数メートル吹っ飛んで、地面に大の字にぶっ倒れた。屋上にほかの人の目がなくてよかったと思ったのは内緒だ。思わず手を伸ばそうとして、これも自業自得だと引っ込める。一連の流れを見ていたリーダーが自分の頬を撫でながら怯えているのが妙に癪に障った。
真梨乃先輩は鼻血と口の中を切ったのか口端からだらだらと流血していたが、満足そうに立ち上がった。口をもごもごして、ぷっと吐くと折れた歯が飛び出してきた。
「これからよろしくお願いしますね、姫叉羅」
「もう先輩って呼ばないっスよ」
「いいですよ。むしろ失望させてすみませんとしか」
「本当っスよ。やりたい放題じゃないっスか」
にかりと笑った顔は血まみれで、ついでに歯が抜けていた。怒る気力も失せるような邪気のない笑顔だ。
「でもね、悩んでたのが嘘みたいにすっきりしてるんですよ。姫叉羅もそうなれるといいですね」
「おんなじことしてすっきりする気はしないっスけど」
「それはそうですね」
ケラケラと笑う真梨乃。その顔は自分で言ったとおり、悩みなど初めからなかったかのような晴れやかな顔だった。こんな顔して人のことを平気でさせるのだから、人間ってわからないものだと思う。
「あ、奥歯もぐらぐらしてる」
拳が強すぎて歯が何本も折れてしまったみたいだが、自業自得である。姫叉羅は謝るつもりはなかった。後日、ヒーラーに折れた歯を治してもらったようだ。さすがに歯抜け女子高生は世間体が悪すぎるということで、リーダーがお願いしたようだ。そりゃ周りからびっくりされて、理由も聞かれるだろう。その理由にまた周りがびっくりするんだろうなと。ひとの人生だからとやかくは言えないが、真っ当でないことは確かだった。
〇〇〇〇〇〇
野良迷宮へ向かうことになった。
金曜を挟んだ翌日、土日休みを利用して出かけることになった。
PKパーティ壊滅のために最後のひとりである大上真梨乃を追い詰めたと思ったら、突然の自供からの「飼ってください」宣言。ご丁寧に有名クランを脱退して加入を望む態度も度肝を抜いてくることながら、自分から首輪を嵌めて飼ってほしいなんて普通言うだろうか。闇音を見て飼い主だと思われたのだろうか。思い返してみると、彼女に闇音を連れているところを目撃された気がする。被虐嗜好でもあるのだろうか。
服従願望を抱えて鬱屈していたのなら、思い留まっていた分を解放できて満足だろう。とりあえず次の迷宮探索で加入できるかの判断を下すことにして、大上真梨乃には以前の生活に戻ってもらった。それでも戻らないものもあるようで、クラン脱退はそこそこに噂になった。クランでも準一軍レベルの有望株だっただけに、突然のゴシップに一部の界隈が盛り上がったそうだ。特に姫叉羅の所属するダンス部では、部活動まで辞めようとしていたことが広まってちょっとした会議まで開かれたとか。
「いじめがあったとか、実家がどうのとか、見当外れな話ばっかりだったな」
「そりゃ男に飼われたいんで何もかも捨てますとは思わないよ」
「飼い主、責任とれるのかよ」
「取れないからなんとかして元に戻ってもらおうとしてるんじゃないの」
ダンス部に所属する姫叉羅が当事者として語るが、その顔は呆れしかない。真面目な姫叉羅だから、いまの生活をすべて投げ出すという選択肢が理解できないのだ。でも僕はわかるんだよなあ。そうせざるを得ないのなら、そうする。実際、異世界に飛ばされてイチからの生活を余儀なくされたし、変わらないものとそうでないものの落差に半年以上も戸惑っていた。ひとは安定を求めたり、積み上げてきたものを自ら壊したり、そのときどきで気持ちは結構変わるものだ。
「男にしてみりゃ嬉しいことなんじゃないの?」
「重すぎて怖い。しかもまともに話したことない相手だよ? ちょっと前に殺そうとしてきた相手でもある」
「そう考えると確かに怖いわ。ストーカーかな?」
「おたくさんの先輩なんですけど」
「そんな闇を抱えてるなんてガワからわかるかよ。面倒見の良い先輩だったんだよ、ガワは」
並んで電車に座り、流れる町並みを流し見している。郊外へ向かう下りの電車はガラガラだ。荷物はすべて収納しているので、格好もカジュアルなものだった。これから野良迷宮に潜って命を賭けるようには見えないだろう。姫叉羅は黒のチノパンにグレーのロングコートで、白のケーブル編みのセーターを中に着ている。普通に町中をデートしながら歩けそうな格好である。その隣の僕は普通に量産物の黒のウィンドブレーカーにジーパン、スニーカーだった。
対面の席には、こちらはモデルかと見まがうスタイルの大上真梨乃が、足を組んでぼうっと車内を眺めている。ブラウンのショートパンツに黒タイツと白スニーカーで肌の露出を抑えつつ、白のダウンコートでまとめている。当たり障りのない格好なのに似合っているのは、もうモデル体型だからとしかいいようがない。そして僕の視線に気づくと、挑発的な笑みを浮かべて首元のコートの襟をめくり、生々しい革製の首輪を見せてくる。これ、《調教師》が調教用に使う魔道具で、人間にも使える制限がかかってないやつである。そして真梨乃の私物である。何で持っているかはともかく、主従契約をいつでも結べる状態というね。恐るべき精神の持ち主だと思う。
前に向けていた目線が、ぐいっと引っ張られる。姫叉羅が顎を掴んで強引に振り向かせたのだ。
「あんまりあの人のことを見て喜ばすんじゃないよ。好意があると思われるだろ」
「そんな目が合うだけで喜ぶなんて、好感度がインフレ起こしてるよ」
「あの人に関してはホントに中身に騙された」
「運命の飼い主と思ってる時点でヤバいと思う」
真梨乃の白黒マーブル模様の尻尾が空いた席の方に流れて、さっきからファサファサ動きまくっていた。ピンと伸びた犬耳も、窓の外を向く顔とは違って全力でこっちに向けられている。ダンス部で鍛えたスタイルには自信がありそうで、その上年上の余裕で人懐こく笑顔を向けてくる。え? これって男子の夢じゃない? モテない村の住人である藤吉とか聞いただけで血涙しそうな状況である。「なんでオレ、エルフの小間使いやってるんだろ。尻に縋り付いてよぉ」と地団駄を踏む姿が容易に想像できるなあ。
「でも向こうに座れって命令したの姫叉羅じゃない?」
「横はダメだろ、横は。際限なく密着してくるぞ、あの人」
「それはちょっと、理性が持ちそうにないっていうか」
「だからこの距離が適正なの。ずっとこっち向いてればあの人喜ばせなくて済むだろ」
「でも首痛いんだけど」
「それは我慢しろ」
しかも並んで座ると姫叉羅の身長が一個分高いので、見上げなければいけないのもちょっと大変かも。顎から手を離してくれたが、前を向くのは嫌そうだ。乗り換え合わせて、目的地まであと一時間はある。今日は盾浜から都心を跨いで、彩の国の山方面へ向かう。つまるとこと反能市の典覧山に現れたという野良迷宮スポットを調査し、必要なら攻略する。生まれて浅い迷宮は基本的に同じ時間が流れるため、期間は一泊二日で日曜の夕方がタイムリミットだ。階層も深くないはずだが、魔物の強さはランダムなので、十分に気をつける必要がある。売れば億超えの魔道具で、即死攻撃を一度だけ回避する『身代わりアイテム』をいつかパーティメンバー全員に装備させた上で野良迷宮の安全マージンは取りたいところだ。
これから向かう典覧山は、山斜面に石仏石像が並ぶ十六羅漢像が有名だった。将軍位の病魔退散の祈祷を行った和尚へ、将軍の生母が寺に寄進したものらしい。高い山でもないのでハイキングコースの観光地になっている。そんな長閑で清らかな空気が漂う場所でもお構いなく、野良迷宮はその入り口を開けてしまう。この野良迷宮の元情報もSNSなので、他の人間が興味を持って入ったり、政府機関に封鎖される前に入らなければならない。
「リード持って歩かないんですか? 飼い主とペットの散歩なのに」
「お互いに相応しいパートナーかはこれから判断するので」
「公共の場でお散歩プレイなんて絶対するなよ! 通報案件だっつの!」
「じゃあ夜ですね。裸で四つん這いになりますか?」
「ノクターン! ノクターンそれ! 日中がダメとかじゃないから!」
襟の内側から首輪に繋がったチェーンを引っ張り出そうとする真梨乃をいち早く姫叉羅が止めにかかっている。渋々しまい込む真梨乃のエンジンはいつだってフルスロットルだ。闇音とは別の意味で手に余るタイプである。加入した暁には、姫叉羅の苦労が倍以上になるかもしれない。
駅を降りてから徒歩で行けるらしく、商店街を抜けてお寺が見えてきた。寺の境内を抜けると市民会館を過ぎ、もうひとつ見えてきたお寺に沿って右へ進むと山道が見えてきた。ここまで二、三十分だが、文句を言うものはいない。具体的には闇音がいないのですいすいだった。
「どこに迷宮の入り口があるんだって?」
「羅漢像の裏の崖の一部が異界の入り口になってるみたい。標高二百メートルもない山だし、山頂まで行かないから楽だね」
「このくらいで疲れるような体力してないだろ。パイセンは別だけど」
「お散歩デートみたいで楽しいですね。涼しくて天気も良いし」
格好から言えばあり得なくはないが、男女三人という時点ですれ違う観光客からは学生仲間のハイキングと思われるだろう。すれ違う老夫婦と和やかな挨拶を交わしつつ、目的地の羅漢像を目指して緩やかな山道を上がっていく。十分ほどで最初の石仏があって、斜面に次々に現れる。
「ここか……」
石仏の後ろの断崖に、黒く渦巻く穴が見えた。一応進入禁止のロープと立て札があったが、あっさり乗り越えて入り口に立つ。姫叉羅は周囲を見渡して誰か見てないか心配しているが、真梨乃はどこ吹く風で長い髪の枝毛を探している。
「あ、装備替えたほうがいいか? ここで着替え……」
「迷宮の中で大丈夫だよ。学校のと違ってランダムな場所に飛ばされる心配もないから。だからこうやって――」
僕は平面にたゆたう黒い波に、目を閉じて顔を突っ込む。何かに触れた実感もないまま目を開くと、視界いっぱいに濃い緑が広がった。虫や鳥の吐息まで聞こえてきそうな濃密な緑。鬱蒼とした木々に苔むした岩。湿った地面や粘つくような湿度から、湿地エリアが近いだろうか。
顔を引いて、元の世界に戻ってくる。
「魔物は入り口近くにはいないことが多いから、着替えは中で大丈夫だよ。ただ、オープンエリアだから気をつけないとだけど」
「先陣切って教えてくれるのは嬉しいですが、危ない真似はペットにさせるものですよ」
真梨乃が艶のある流し目を送って、そのまま迷宮へ入ってしまう。この度胸が彼女のなによりの強みかもしれない。
「と、いうことだからさ、中で話そう」
「あの人これからもペットのポジションでいくんかな」
「気になるとこそこ?」
何はともあれ、野良迷宮の攻略開始だ。
〇〇〇〇〇〇
【非報】PKパーティが姿を消した【祝杯を挙げよ】
……
12 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
なんで悲報だよ
朗報だよ
13 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
PK集団だが、返り討ちに遭うことも稀にだがよくあるらしい
14 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
稀なのかよくあるのかどっちだよww
15 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
悲しむんは闇市にレアものが流れないことで潤わなくなった連中やろ
自分の力でなんも手に入れんクソどもやけどな
16 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
はあ? 闇市の何が悪いんですかあ?
マジレスするとアングラが学内の経済回してるから
17 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
雑魚狩り乙
18 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
PKパーティがバラされて闇市に流れたって本当ですか?
19 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
ひぇぇ……人身売買とか、グロな世界が学内にあるとか考えたくないぃぃぃ
20 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
オレ、あいつの頭、ほしかったんだよね……デュフフ
21 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
生首抱いて寝るとかサイコ
22 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
ねえよアホ 流れたのはPKの所持品のことだろ
23 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
ちな、PKはパーティ・キラーの略ね
24 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
いまさらそこ?情弱かよ……
25 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
ちょっと聞いてよ
先週何人かいなくなったんだ。クラスメイトだったんだけどさ
風邪で休んでるのかなと思ってたら、先生が〇〇さんと〇〇さんは自主退学しましたって突然
26 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
それって……
27 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
あっ……(察し)
28 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
まぁ正体知られてるヤツは割と有名だったし。クソみたいな人間だったけど
29 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
いや、普通に中位ランカーじゃん。クソだったけど
30 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
というかそんな簡単に他のパーティに遭遇するもんなの? 一年潜ってて一度もないんだけど
31 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
有名なクランがあるだろ。情報屋
32 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
それ以上は言っちゃあかん
33 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
なんで?
34 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
なんでもだボケェ
世の中には首突っ込んじゃいけない世界があんだよォ
35 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
みんなお世話になってる
自分が可愛かったら言わないほうがいい
36 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
――――このメッセージは削除されました――――
37 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
ああ……
38 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
>>36
あかん
39 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
>>36
一年この学校にいてまだ知らないバカがいたか
40 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
言っちゃったヤツはもう戻ってこれないな
41 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
またひとり自主退学してしまったようだ
42 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
なんで???え?なんで???
43 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
アングラ知らないとそうなるわな
でも冒険者は情報収集能力も求められてんのよ
44 :名無しさん@天狗になるなよ中堅:
知らないなら知らないままのほうがいい世界もある
普通にまっとうに生活してたら、まず引っ掛からない罠