畑を手伝います
あれから数日後
家族全員の前で転生の事を言う勇気が持てないので1人ずつ話す事に決めた。
まずは、父親から攻略開始する事にした!
「お父さんの畑を手伝うよ!」
「デューどうしたの?
デューは、幼いから無理して畑を手伝う必要ないよ」
「お父さんが毎日頑張って畑や稽古を教えている姿を見て息子として何か手伝えないかと思ったから畑の手伝いをしようと思った。
私が村から離れる事が続いて息子らしい事が出来なかったから手伝います!」
「お父さんは、嬉しいけど幼い息子が家にいない事実の方が辛いのでどんな表情をすれば良いかわからないよ!」
「笑えばいいと思うよ」
「笑えないよ!
嬉しいか悲しいの二択しかないよね!?
お父さんは、世間から見ると豪快な人と言われるけど性格は、そこまで豪快でないよ!」
「お父さんは、傭兵あがりだけど慎重派だった!
私の傭兵のイメージが崩れていきます。」
「確かに傭兵は、豪快な人が多い
だけど傭兵時代の戦友も戦いにおいて慎重でないと生きていく事が出来ない
ただの豪快な人は、死んで終わる事が多いんだよ!」
「なるほど!
だけどお母さんと出会ってからお母さんに対して冷静な行動が出来ていないと思うけど」
「デューには、わからないと思うが恋は、違うんだよ!
お父さんは、戦場よりもお母さんの事の方が冷静沈着でいられないだよ!」
そうしてリビングに居た兄弟は、両親の邪魔にならない様に家を出た。