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文明の白書

はじめに

 まず、私達は人間であり、地上に住むべき種族である。長い間地下での生活をしてきたが、それにも限界がある。これより、全世界が望む、「地上への復興プロジェクト」について説明する。まずは地上の現状と地下の現状を説明する。


地上

 地表が衰退を初めて数百年がたった。陸上の60%が砂漠地帯であり、海の水もかなり少なくなったことで陸上面積が非常に増えた。また、砂漠化の原因でほとんどの生物が絶滅している。


地下

 地下は広大で多くの人間が暮らしている。工場で作られた、食べ物を食べて生活をしている。地下生活は初期の段階で、地下水や地上の海水を使うことで水問題は解決している。街は文明の最先端で、街は活気が付いている。地下の人間は地上にでて再び生活できることを夢に見ている。


歴史

 地球温暖化、干ばつや砂漠が加速した地球で人類はそれを対処する方法を持ち合わせていなかった。滅びゆく世界に1つの案として、大規模地下移転計画が行われた。それが、HUP(ヒューマンアンダーグランド計画)人類は、数十年かけて人類は地下へと移動した。各地にある巨大空間は小さなトンネルでパイプがつながっている。その後、地表は完全に死にたえ、地上からは動物や植物のほとんどが絶滅した。


実験計画

 青雲株式会社のバイオ技術を使い、地上解放プロジェクトを始動させる。使い捨ての人類(以下、偽人類)をバイオ技術を使い作成することで、地上での生活が可能かどうかを確認する。偽人類は、生殖機能を持たせずに、いざとなったらいつでも地上から一掃できるようにしておく。彼らの食糧は、地下からレーションと水を送ることで、解決する。


 段階

 レベル1 偽人類の作成。地上に送り込む。

 レベル2 彼らに異常が無いかを詳しく観察。これを数十年行う。

 レベル3 地上での植物実験やソラーパネルの実験など、エネルギーや食糧に対する実験を行う。

 レベル4 経過観察。徐々に、偽人類の生産を止める。

 レベル5 地上への復興。偽人類を抹殺し、地上を再び人類の手に取り戻す。

 

 

終わります


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