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18.決行その3

おまけ...........のはずが3位のお礼になってしまった...........本当にありがとうございます、とりあえず連続更新その4でこざいます、まだまだ書きためがあるとはいえ自身の首を締めていくスタイルでございます。


お〇ぱいは力、可愛いは正義

 

「……人が増えてきたな」


  クソ女と戦ってたらこの騒ぎを聞きつけた他プレイヤーが集まってきた。数の差でもって叩き潰せればいいが、逆に足手まといにならねぇだろうな……?


「どうする? 時間が経つほどお前さんが不利になるぞ? 短時間で俺らを倒せなかった時点でお前さんに勝機はもうないぞ? 」


「そうです、降参してください……」


  ラインとチェリーが投降を呼びかけるが――――


「? なぜ? 」


 ――――こいつがそんなんで止まるわけねぇだろ。第一ここで降参されてハイおしまいになったら俺が納得できねぇ! それじゃこのクソ女に勝ったことにならねぇじゃねぇか!!


「……無理よ、その子に投降の意思はないみたい」


「……残念」


「マジかぁ〜、これで諦めないの? キマッてるねぇ〜」


  そうやって会話する間にもどんどんプレイヤーが増えてくる、いつの間にかクソ女は周りをプレイヤーの山に囲まれていた……しかも攻略組パーティーが俺らの他に3組もいやがるな…………。


「御託はいい、俺らで仕留めるぞ」


「えぇ、そうね」


  そのまま斧を構え周りのプレイヤーと目線で合図をし合い、歩調を合わせ、飛びかかろうとして――――


「『っ! 』」


 ――――奴が消えた?!!

  いや、違う! いきなりスピードが上がりやがったんだ、目に追えない程じゃないが先ほどまでより段違いだ!


「クソッ! どうなってやがる! 」


「なぜ急に……」


  驚いている間にも奴は俺らの反対側の群れに突っ込んでから5人の首を飛ばし、8人の手足を切り飛ばし、後衛を3箇所爆破し、さらに5人を投げ飛ばし、飛んでくる魔術や矢を風魔術や光魔術で防いでやがった…………魔術まで使うのかよ?!


「俺らも行くぞ! 」


「っ! あ、あぁ! 」


  これ以上好き勝手させてなるものかと、この際ザコは放っておいて他の攻略組と連携して奴を仕留めようと動くが――――その尽くが躱され、時にキルされる。


  斧を上段から叩き付けるがバク転で躱され、次いでと言わんばかりに顎を蹴り上げられちまった……。

  地に手を付いたと思ったらそのままカポエラの如く周りにいた前衛たちの顔を蹴り吹き飛ばす、そのまま自身に《突風》魔術を掛けて空を駆け、一足飛びに包囲を離脱、すぐさま反転し――――そこからは後衛の悲鳴しか聞こえなかった…………。


 ▼▼▼▼▼▼▼


  邪魔な後衛たちを処理しながら思いますが、この《称号:虐殺者》が結構役立ちましたね? 今まではあまり効果を実感しませんでしたが、今は周りを見渡す限りの人の群れ……おそらく上限近いところまでAGIが強化されているのではないでしょうか?


「ぐぅっ!! 」


  神官の女の子の顎をかち上げ、浮いたところを背後に回り込み腰を思いっきり蹴り飛ばします、こちらに向かってきていた前衛に突っ込みそのまま――――仕込んでいた火薬玉が起爆し盛大に巻き込みます。


「な、なんだ?! 」

「前が見えん! 」


  爆発の煙と余波で混乱し、こちらを相手が見失っているうちに誰のか分からない槍を投擲し、知らない人のナイフを奪って喉を貫き、ヒーラー3人の首を刎ね飛ばします。

  追い付いてきた前衛の1人である剣士の手首を切り落としてから腹を殴り昏倒させ、頭を踏み砕きながら再度敵の中心へ突撃を敢行します。


「ぎゃっ! 」

「がっ! 」

「嫌っ! 」


  短刀の柄で短剣使いの頭を殴ってかち割り、その背後の大剣使いに向けて彼が持っていた短剣を投擲してヘッドショットです。

  ついでに迷い込んでいた魔術師の女の子の襟首を掴み引き摺りながら前衛の群れへ突っ込み盾として使います。


「野郎ぉ! 」

「本当に容赦がない……」

「ガチの畜生で草なんだっ――――! 」


  草を生やそうとした方がいたのでその開いた口に短刀を突き入れ上顎から上を切り離します。

  そのまま駆け抜けていきそろそろ女の子のHPが無くなりそうなので火薬玉を仕込んでぶん投げます。


「っあ……」


  良かったですね、元のパーティーに戻れましたよ。

  女の子がパーティーメンバーを巻き込んで爆発したのを横目に見ながら、足元に突き込まれてきた槍を足場に駆け上がり、槍使いの顎を蹴り上げながら跳躍。

  上から火薬玉と従魔たちの魔術をばら撒き、さらに削り取り空いたところに着地します。


「大分減りましたね? 」


「『……』」


  最初の方は数えるのも馬鹿らしく、最後尾の方まで見えないくらいプレイヤーとNPCが溢れていたものですが今は全体を把握できるまでに減っています……それでもまだ3桁は居るでしょうけどね。


  さて、再度突撃をしようとしたところで――――


「《紅炎七連舞》!! 」


 ――――ものすごい攻撃が殺到してきたので全力で避けます――――半身になって振り下ろしを––––––逆袈裟を上体を反らして――――頭を下げて横薙ぎの一撃を――――上段からの攻撃はクルリと回転して––––––突きに対してはむしろ前進して――――振り上げは跳躍しながら身体を捻って――――最後に回転斬りをバックステップしながら避けつつガラス片と火薬玉を投擲して反撃してみますが……防がれましたね。


「よもや初見で全て躱されるばかりか反撃まで貰うとはな……」


  うわ、めっちゃ偉くて強そうな方がでてきましたね………………とりあえず確認しましょう。


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 重要NPC

 名前:アレクセイ・バーレンスLv.55

 カルマ値:175《善》

 クラス:爆炎騎士 セカンドクラス:金剛騎士 サードクラス:火炎魔術師

 状態:普通

 備考

 バーレンス辺境伯・長子

 バーレンス辺境伯領・騎士団長


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 …………………………強すぎなのでわー??


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力無き正義にナニが出来ると言うのか


この後0時にも通常通りの更新がなされますのでよろしくお願いします。

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