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第二十二話 テトラ

 「取り敢えずまずはロサイス王のところへ向かおう。難民が本当にロサイス王の国へ逃げようとしたか確かめる」

 「うん……」


 テトラは小さな声で返事をした。

 何か思い悩んでいるようである。


 「じゃあ馬で向かうぞ」

 俺は馬に鞍と鐙を取りつける。

 ちなみにこの鞍と鐙は俺が試行錯誤しながら自作したものだ。


 リアが鞍と鐙を知らないのはなかなか驚きだった。


 この技術はいろいろと便利なので秘匿することにする。敵が強くなったら笑えないし。


 「ほら」

 「うん」

 俺は手を伸ばし、馬にテトラを乗せる。

 二人乗りだ。


 この馬はお世辞にも大きくないが、人二人くらいは乗せて歩くことは出来るくらい有能だ。


 「ねえ、アルムス」

 暫く進んでいると、今まで無言だったテトラが声を掛けてきた。

 「どうした?」

 「フェルム王とは知り合いって言ったら驚く?」

 「少しはね」


 テトラは俺の腰に腕を回し、抱き付くようにして体を押し付けてきた。

 腕に力が入っていることが分かる。


 「あの人は怖い人。欲深い。それでいて目的のためには手段を選ばない。でも人を畏怖させる力を持っているから自然と人は彼に従ってしまう」

 「なるほどね。つまり俺たちの存在を知ったら食糧を奪おうとする可能性もあるわけか」


 実際、今来ている難民はその尖兵かもしれない。それを確認するためにロサイス王の国へ向かっているわけだけど。


 「フェルム王の国はどれくらいの国力があるのかな?」

 「人口は三万前後。だから兵力は普段は五百。戦時は千。緊急時には二千は動員できると思う」

 「普段から五百も動員するか?」

 「彼はお……ラドウ・アスというロサイス王の国に所属していた豪族を殺して王に成ったばかり。だから地位が不安定」

 「その不安定な地位を維持するために兵士を常に養い続け、それが重税として圧し掛かって、さらに不安定になっていると」

 「そう言うこと」


 それにしても五百か……

 俺たちの人口は百。その中で男は六十二人。

 そのうち何とか戦えそうなのは四十人くらいかな。


 十二倍か。

 否、戦時は千だから二十五倍か。


 どちらにせよ戦ったらひとたまりもない。

 戦いは数が物を言う。


 「勝てる?」

 「今のままなら無理だな」

 「準備すれば?」

 「五分五分」


 然るべき武器を仕入れ、ゲリラ戦を展開しながらロサイス王と同盟……という名の従属をすることで援軍を要請する。

 キリシア商人から戦闘奴隷を購入してもいい。

 後はフェルム王の支配に反感を抱いている人間と協力して内側から切り崩せば……勝てないこともないかな。


 「そう……」


 テトラは考え込むように俯く。


 「もしもだよ」

 テトラは小さな声で囁く。

 「ラドウ・アス―前の豪族の娘が生き残ってたらどう? 勝率は上がる?」

 「そうだな。身分を明かして協力してくれるなら嬉しいな。ロサイス王からしてみれば臣下の娘なわけだから支援するのは当然だし、フェルム王の国の中にはその豪族の支配を懐かしんでいる人も居るだろうから」

 「そう」


 テトラは再び黙ってしまう。


 幾ばかりか時間が経過し、ロサイス王の国が見えてきた辺りでテトラは口を開いた。


 「守ってくれる?」

 「当たり前だ。家族なんだから」

 「……じゃあ協力する」


 そう言ってテトラは強く俺を抱きしめた。



_____________



 「なるほど。つまり断ったのは事実なのですね?」

 「ああ。その通りだ。最近は食糧が不足していてな。彼らを養う余裕がなかった。三十人認めればさらに押し寄せてくるだろうからな。それに間諜が混ざっていると厄介だ」


 変だな。確かロサイス王の国は人口十七万ほどと聞いたぞ。

 たかが百人、二百人どうってことないと思うんだが……

 大体俺たちの村は豊作だったぞ。つまり……


 「謀りましたね」

 「何のことだかさっぱりだな」

 白々しいなあ。


 「フェルム王の村が不作だった原因は他国からの呪いです。事実、俺の村は不作にはならなかった。グリフォンを恐れて呪いが掛からなかったからです。ロサイス王の国はユリアを含めた優秀な呪術師が居る。呪いで不作になることは無い。事実、道中の村々は飢えている様子はなかった。それにユリアからも豊作だったと聞いていましたからね。つまりロサイス王の国は受け入れる余裕は十分にある。三十人と言わず、三百人押し寄せても問題ないんでしょう?」

 「確かにな。だが不良債権であることは変わらない。無駄飯喰らいは追い出すのは……」

 「それは不自然ですね」


 俺はロサイス王の言葉を遮る。


 「人口が増えるのは良いことです。しかも今回の難民は敵国であるフェルム王の国の住民。むしろ呼び込むべきです。そうすればフェルム王の国の住民がロサイス王の国に押し寄せてくる。確かに食糧は減りますが、最終的に税金で回収できます。それにフェルム王の国の国力が減るのは喜ばしいことのはず」


 ロサイス王の国が食糧不足なら話は別だ。だがロサイス王の国は大量の食糧がある。だから何の問題もないはずだ。

 言語や文化が違う。というなら拒否する理由が分からないでもないが、同じアデルニア人同士でしかも数十年前まで同じ国だったのだ。迎え入れても何の問題もない。いやむしろ同胞を助けるのだから率先して迎え入れる理由になる。

 未開拓の土地もいくらでも残っている。


 それに彼らは俺に奴隷でもいいと言った。当然ロサイス王にも同じことを言っているはずだ。ただで奴隷が手に入るんだぞ? この世界には五月蠅い人権団体なんて居ない。酷使したり売り払ったりも出来る。


 それに受け入れれば「ロサイス王は慈悲深い名君」という美談が出来る。

 追い返すのは下策だ。


 さらに違和感がもう一つ。

 「彼らが俺の村に来たのも不自然ですね。アデルニア半島にあるのはロサイス王とフェルム王の国だけではない。どうしてもあなたが受け入れるのが嫌だというなら別の国に押し付けてしまえば良かった。見張りの兵士を付ける代わりに国内の通行許可でもやればいい」


 ロサイス王の国は豊作だった。 

 つまりその周辺国も豊作だったはずだ。近場で気候が全く変わるというのはあり得ない。

 周辺国も十分に難民を受け入れる余裕はある。


 なのに彼らは森にやってきた。広い森の中にある俺たちの村を見つける。

 それは大変なことだ。偶然とは考えにくい。


 「どうせ、あそこに楽園があるらしいぞ~とでも言ったんでしょう?」

 「ふむ……さすがだな。九割は正しい。だがまだ足りない部分があるな」

 「あなたが俺の村に難民を寄越した理由ですか? それなら簡単です」


 俺はニヤけるロサイス王を見つめる。


 「あなたは高確率で俺が難民を受け入れると読んだ。まあ俺はお人好しですからね。自分で言うのも何ですが。だが優しさでは腹は膨れない。だから俺はどこかから小麦を仕入れる必要がある。そこはどこかというと……」

 「我が国になるな」


 キリシア人から買うという選択肢はあるが、何分遠い。近場から仕入れるのが一番現実的だ。


 「あなたは俺に小麦を貸すつもりだったんでしょう? 難民に貸すよりも俺に貸した方が返ってくる確率は高いですからね」

 「おお。その通り、九十五%正解だ」


 ニヤニヤ。

 見てるとイライラしてくる顔だな。


 「そして貸す条件に須恵器や蜂蜜、そして製紙方法を聞き出すつもりだったんでしょう?」

 ロサイス王は喉から手が出るほどこの技術が欲しいはずだ。

 だが強引に武力で聞きだすのは出来ない。

 俺がドモルガル王のところに走ってしまう可能性もある。それにロサイス王は病気で出歩けない。下手に軍事行動を起こせば王の地位を狙う豪族に後ろを突かれる。

 何より俺と親しいユリアに嫌われてしまうからな。

 一人娘に嫌われるのは辛いだろう。


 だから絡め手で聞きだそうとした。

 そう言うことだろう。


 俺がここまで言うと、ロサイス王は手を叩いた。

 拍手……ということは正解か? 嬉しくないな。


 「九十九%正解だ!! 素晴らしい。貴様が俺の息子だったら迷わず後継者にするところだ。だがあと一%足りないな。分かるか?」


 ……

 分からん。


 俺の顔を見てロサイス王は悪そうな笑みを浮かべる。


 「今回、フェルム王の国に呪いを掛けさせたのは俺だ。どうだ? わははははっゲホ、ゲッホ、ゲホ」

 無理すんなよ。病人が。


 俺が白い目で見ていると、ロサイス王は何食わぬ顔で踏ん反り返る。


 「さて、どれくらい欲しい?」

 「いえ、間に合ってますから」


 俺がそう答えると、ロサイス王は顔を引き攣らせた。


 アデルニア半島では二圃制農業が主流だ。

 そして俺の村では輪裁式農業。生産力が違う。

 しかも牛や馬を使って深く耕している。


 ロサイス王は食糧が足りなくなるという予想を立てたようだけど……それは二圃式の場合だ。

 残念だったな! そもそも最初から計算違いなんだよ!! バーカ!!


 「それは今だろう? すぐに足りなくなるさ」

 ロサイス王は何食わぬ顔でそう言った。

 何言ってるんだ?


 だから大丈夫だと言ってるじゃないか。

 俺が不思議そうな顔をしているのを見て、ロサイス王は言う。


 「お前は大事なことを見落としているな。まあ、いい。どうせ三日以内に泣きつきに来るからな。小麦貸してくださいって」


 何勝ったみたいな顔をしてるんだ、こいつ。

 絶対に泣きつかんぞ。


 まあいいか。


  「ところで一ついいですか。もしフェルム王の前の支配者……ラゴウさんでしたっけ? その方の子供が生きていらしたらどうします?」

 「それは……保護する。ラゴウ殿は我らの大切な盟友でだったからな。真にその子供であるかは背中の神聖文字と家紋を見れば分かる」

 「ではその子供が支配地を取り戻したいから兵を貸してくれと言ったら?」

 「それは場合によるが……勝機があるなら貸すかもな。……まさか貴様、ラゴウの子か?」

 「まさか。俺じゃないですよ」


 もしそうなら楽なんだけどなあ。


 「……私も一ついいか?」

 「何でしょう」

 「その女は誰だ?」


 俺が答える前に、テトラは俺に抱き付いて宣言する。

 「私はアルムスの妻」

 俺、結婚した覚えないんだけどな……

 まあ、いっか。

 その方が都合が良い。


 「そういう感じです」

 「そうか……」


 ロサイス王はまじまじとテトラの顔を見る。

 俺はテトラの顔を見る。

 テトラは大きく頷いた。


 「彼女はラゴウ・アスの娘。テトラ・アスです」

 「なるほどな。どこかで見たことがある顔だと。そっくりだな」

 「確認しますか?」

 テトラの質問にロサイス王は大きく首を横に振る。


 「その必要はない。顔で分かる。それに貴様はそんなどうでもいい嘘をつく玉ではないからな。それに大事なのは本物かどうかじゃない。本物と同等の働きをするかだ」

 つまり周りの人間がラゴウ・アスの娘と認めれば本物でもそっくりさんでもどっちでもいいと。

 この人らしいな。


 「それにしても貴様もなかなか考えるな。もし貴様がフェルム王に一泡吹かせることが出来れば、我々はフェルム王を攻めて貴様を豪族にしてやろう」

 「はは。ありがとうございます。まあ俺がフェルム王に一泡吹かせるとしたら彼が攻めてきた時ですけどね」


 まだ決まったわけではない。

 俺は別に権力が欲しいわけではないのだ。ただ利用出来るものは利用したいだけ。

 フェルム王が案外平和的な奴だったら何も起こらない。


 「じゃあ俺はそろそろ。フェルム王の国を見てきます」

 「ああ。気を付けろよ」


 俺たちはロサイス王の元から離れた。


___________



 「ねえ、アルムス」

 「何だよ」

 「私、あなたの妻になっちゃったけどいいの? 無理してない?」


 テトラは心配そうに言った。


 「何を今更。無理なんてしてないさ。お前は可愛いし。むしろ嬉しいくらいだよ。大体、今まであれだけアピールしてきた癖に今更何言ってるんだ」


 実際、俺は結構テトラが好きだ。

 恋というものはイマイチ分からないが……まあ、テトラなら良い。


 そう思える。


 「ユリアは?」

 「……あいつとはそもそも身分が違うだろ」


 彼女はロサイス王の一人娘だ。

 いずれ有力豪族を婿に迎えなければならない身。

 俺とは縁がない。


 俺も決して鈍いわけじゃないから、ユリアが俺に強い好意を抱いているくらいは分かっている。

 俺もユリアのことはテトラと同じくらい好きだ。容姿も好みのタイプだし。……まあテトラを受け入れた後にこんなことを思うのは変な話だが。

 まあ夫婦に成りたいか? と聞かれれば成りたい。

 だが身分差がある。



 「ところでどうやってフェルム王の国に入る?」

 「南から来た商人の設定で行こう。で、たまたま通りかかったら空の住居ばかりだから不思議に思って理由を聞いた……これなら良いだろ」


 今の俺たちの身なりはそれなりに良い。

 ロサイス王の謁見した帰りだしね。

 金持ち商人で通せるだろう。


 「ところでお前の知り合いで協力出来そうな人は居るかな?」

 「うーん、親族は私以外死んでるから……多分居ない。それにあの時は十歳だったし」

 「そうか。もう七年も経ってるもんな」


 長いようで短かった。

 振り返ってみると遠い昔のように感じる。


 「じゃあ今日は探りを入れるだけで終わらせよう」

 一先ず、あの三十人の始末を考えなきゃならない。


______________



 「あの……すみません。この村、人が居ないようですが……何があったんですか? 兵士の皆さんもたくさん居ますし。疫病とか?」

 俺は怯えた表情をしながら聞いた。


 「違うよ。住民が夜逃げしちまったんだ。今は連れ戻すための捜索隊を編成している最中だ。全く面倒くさいよな。まあ今回軍を率いるのはフェルム王様だから本当に連れ戻すだけかは怪しいけど」

 「夜逃げ? どうして」

 「そりゃあお前……」


 兵士は辺りを見回してから俺に耳打ちする。


 「重税だよ。税が払えなくなったんだ。俺も本当は兵士なんてやめたいんだけどな。俺が働かないと親族に重税が掛かるし、仕送りもできない」


 それは大変だな。

 不満の種も多そうだ。


 「ところであんたらは何でこんなところに寄ったんだ?」

 「俺たち商売をしてまして。北に向かうつもりでこの国を通過したんですが、兵士の皆さんがこの村に集まっているのを見て。興味が湧いたんですよ」


 適当に嘘を言う。


 「へえ、馬を持ってるなんて羨ましいな。後ろに居るのはあんたの嫁か?」


 兵士の質問にテトラは少し顔を赤くしながら頷く。


 「今回は売れるものを調べにきた。この辺で売れそうなものはある? 名産品でもいい」

 「そんなものねえよ。まあ食い物は売れるんじゃねえか。みんな飢えてるからさ。対価として出せるのは人以外に居ないけどな」


 兵士は自虐的に笑う。

 一応俺たちも愛想笑いをしておく。


 この国ヤバそうだな。

 それにしてもあんた、こんなに口が軽くていいのか?


 「ところでどうやって連れ戻すんですか? 俺が住民ならロサイス王の国へ逃げますけど。もう着いちゃってると思いますよ」

 「いや、ロサイス王の国には居ないらしいんだよ。ロサイス王も無駄飯ぐらいは要らねえってことだろ。俺たちも要らねえんだけどな。はあ。多分森の中をうろついてるんじゃないか。あそこにはグリフォン様に守られた理想郷があるとかいう噂もあったし。それを信じて行ったんだろ。アホだよな。」


 いつの間にか俺たちは理想郷の住民に成ってるな。

 羽振りが良過ぎたのが悪かったか。それともグリフォンの権威を気軽に使い過ぎたのが悪かったのか。

 それとも飢えてる人間からすれば十分に理想郷に見えるのか?


 「森の中だと探すの一苦労じゃないですか?」

 「そんなことねえよ。俺たちの国にも少ないながらに呪術師は居るからな。犬を使えばあっという間……はあ、その呪術師を結界の構築に回してくれれば嬉しいんだけどな」


 結界を張ると常に呪力を消耗してしまう。

 いつでも戦争を起こせるようにしているフェルム王は呪術師の呪力を温存しているのだ。


 ちなみにユリアが俺たちの畑にまで結界を張ってくれるのはあいつの呪力があり余っているからだ。

 普通の呪術師の呪力がコップ一杯だとすると、あいつは風呂5杯分はあるらしい。

 希代の天才美少女呪術師でお姫様。

 天は人に二物を与えてしまったようだ。


 ついでに俺の後ろに居る奴も世界最古の魔術師(自称)で美少女元大豪族の娘。

 俺の身の周り、二物持ってるやつ多すぎだろ。


 「あそこにはグリフォン様がいらっしゃると聞きますが……大丈夫なのですか?」

 「それなんだけど……俺も心配なんだよね。でも二百人くらいなら大丈夫だってフェルム王がさ……居るか分からないグリフォン様よりもフェルム王様の方が怖いし」


 どうやらグリフォン様の権威はあまり役に立たないようである。

 それともフェルム王が恐れ知らずなだけか。

 それともグリフォンについて熟知しているからか。


 「アルムス、大変。うちの村にこいつら来ちゃう」

 「二百人か。面倒だな」


 俺は頭を掻く。

 取り敢えず、例の三十人は限りなく白であることは分かった。


 急いで戻るか。


 「じゃあ俺たちはこの辺で。お気を付けて」

 「おう! あんたらも仲良く暮らせよ」


 俺は急いで村に戻った。


というわけでめでたく婚約

アルムスは結構打算的な考えも出来る人です。まあ嫌いな人間とはどんなに利益があってもくっ付かないので、あくまで普通の人よりはですけどね。

テトラはもうアルムスとイチャイチャできるなら何でもいいんでしょう。


婚約勝負はテトラ勝利

残りは結婚、ファーストキス、アルムスの童貞、嫡子ですね

果たしてユリアに勝ち目はあるのか?

負け組臭を漂わせているけど……


ちなみにフェルム王は結構罰当たりな奴なので堂々と森に侵入します

というかグリフォンの領地は森じゃなくて森の奥地だって知ってます

あとどの辺でグリフォンが激怒するかの試しでもあります。ある目的のためです。


ロサイス王は病気ですが頭は健在です

まあ毛根はちょっと弱ってますが。

多分禿げる前に死んじゃいます

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