32話 ルナの気持ちっぽい
お久しぶりです!
多分文章力が鈍っています
「ルナちゃん……大丈夫?」
「はい……なんとか……皆さんも大丈夫ですか?」
ミーシャの問いに辛うじて答えるルナは、周りを見る。
「私は大丈夫よ、ちょっと立てそうに無いけど」
「私も大丈夫だ。同じく立てそうにないな」
そう言ってゼロとレイアは苦笑いをする。
そう、ここにいる女性陣全員が、倒れ伏せているのだ。
場所は――――。
「キョウサイ様も凄いですよね……こんな大きいベッドを造る
そう、ここは大迷宮のとある一室だ。
強斎は「家なのに家具がないのはおかしい」と言ってチート級の魔術とステータスを使って、造れる限りの家具を造ったのだ。
そして、今女性陣がいるのはベッドの上。
――――縦18メートル、横10メートルの巨大ベッドだ。
「魔物の毛皮とか綿とかあったしな。しっかし、魔物って凄いんだな……質が良すぎる……」
「キョウサイ様?竜の皮とか使っていたら当たり前ですよ?」
何を今更ってと言わんばかりに指摘をする。
「そう言えば使っていたな。竜って柔らかい部分少なかったから、使い勝手が悪かったっけ」
「もう驚きませんよ?」
そう言ってミーシャは立とうとするが、上手く立てないようだ。
「あー……お前ら大丈夫か?」
「私たちこそ、キョウサイ様を満足させることが出来なくてすみません……」
そう、女性陣が立てない理由……。
強斎の夜の相手をしたためだ。
どうしてこのような状況になったのかというと……。
………
……
…
「キョウサイ様、せっかく家を造ったのですから、1週間程住んでみてはどうです?」
魔物の配置をしている強斎に、ミーシャはそう提案した。
「ああ、最初からそのつもりだ。家具とかも造りたいしな」
「そうでしたか」
と、ミーシャがそこまで言ったところで、ルナが強斎に寄ってきた。
ルナの顔は緊張に満ちていた。まるで、好きな人に想いを伝える少女のようだ。
「ルナ?どうした?」
何故緊張しているのかわからない強斎は、首を傾げている。
ミーシャも一瞬わかっていなかったようだが、何か察したのだろう。立ち去ろうとしたのだ。
しかし、ミーシャが立ち去る前にルナがガバッと顔を上げた。
「主様!」
「おう?」
ルナの顔は赤く染まり、若干声が震えている。
何か言おうとするもの、中々声が出ない様だ。
強斎は声が出るまでじっと待つ。
ミーシャは既に居ない。
数秒後、ルナは大きく深呼吸をして、声を絞り出した。
「その、嫌でなければ…………私とえっちしてください!」
「…………」
「……主様?」
ルナの顔はますます赤くなり、手を胸のところに当てている。
若干の不安が感じ取れていた。
強斎は大きく息を吐き、口を開いた。
「ミーシャ、レイア。そこにいないで出てこい」
すると、壁がガラガラと崩れ去り、そこに金銀の美少女達が居た。
「……流石キョウサイ様ですね。魔力の流れを完全に遮断して、周りの壁と全く同じ造りだったのに……どうしてわかったので――」
「二人共そこに正座」
「「……はい」」
「ルナも、二人の横におれ」
「わかりました……」
こうして、強斎の質問攻めが始まった。
「まず、お前ら。ルナにいつ、どんな風に、何を言った」
「えっと。ご主人様の造った部屋に閉じ込められている時に、夜のご奉仕について語っていました……」
レイアが恐る恐る答える。
「ほう」
「それで、盛り上がってしまいまして……ルナちゃんもキョウサイ様が好きなら、言ってみては?と提案しました……」
ミーシャもレイアと同じく恐る恐る答える。
強斎の事が好きと言った時に、強斎はほんの少し動揺し、ルナはかなり動揺した。
「……ほう。それで、この結果か。ルナは嫌がらなかったのか?」
何だかんだ気になる強斎である。
「いえ、嫌がるどころか興味津々でした。若干濡れ――」
「あー!!ミーシャさん!それ以上はダメです!!」
何か、ミーシャが恥ずかしい事を言おうとするところで、ルナが止めに入った。
その光景を見て、強斎の頬が若干緩む。
そして口を開いた。
「いいぜ」
「……え?」
「ルナとヤってもいいと言っている。というより、俺が覚悟できたら誘おうと思っていたしな」
「ほんとに……ほんとにいいのですか?」
「お前から誘ったんだろ?……って、なんで泣く」
「いえ……嬉しくて……」
「なんでそう思う?」
「私、好きな人とえっちすること……夢でしたから。私は呪いのせいであらゆる人から嫌われ、奴隷に堕ちてからも女として扱われた事がありませんから……」
「そうか……悪かったな」
「え?」
「俺がルナとの行為を避けていた理由……別に俺はルナが嫌いなわけじゃない。ただ……その……見た目が……な?」
そう言われて、ルナは涙を拭い自分の体を見て、ミーシャとレイアを見た。
「……胸ですか」
悲しい顔で自分の胸を触る。
「いや、違うぞ!?お前ってあれだろ?小さいだろ?」
「そうです……私は胸が小さいのです……!……でも!絶壁ってほどじゃありません!ちゃんと膨らみはあります!触って確かめてください!」
「それは後で確かめるから!」
「ほんとですか!?」
「あ、ああ。って、俺の言いたいことは……お前、体が子供だろ?」
「そうですね。私の年齢でこの身長は低いですよね」
「それでな、子供に手を出すって感じで何かな……」
「でも、12歳で結婚する人もいますから私みたいな身長なんて……」
「え?」
「え?」
この後、ミーシャが結婚制度について強斎に説明を始めた。
そして、話が終わった頃に強斎が一つの提案をした。
「どうせなら、巨大なベッドを造ってみんなでヤろう」
こうして4対1の戦いが始まるのだった。
………
……
…
「俺は水を浴びてくる。お前らも足腰がしっかりとしたら水浴びしろよ」
魔術だと一瞬なのだが、これは雰囲気である。
こうして、強斎は部屋から出て行った。
「ルナちゃん、どうだった?」
強斎が部屋から出て、ミーシャがルナに声をかけた。
「凄かったです……これがえっちなのですね……」
ぼうっと顔を赤く染めながら、ルナが呟く。
そこに、レイアが入ってきた。
「なぁ、ミーシャ。ご主人様ってドンドン上手くなっていないか?」
「そうね……最初は乱暴で、ちょっと痛かったけど……さっきの感覚だと、私たちの感じやすい場所を把握して、上手く使われたって感じ」
「流石主人ね……焦らす時は焦らせて、逝かせる時は逝かせる……その全てに愛情がこもっていて、快感しかなかったわ」
ゼロも頬を染めてぼうっとしている。
「私、わかったことがあります」
ルナが少し疲れた顔で全員を見る。
皆もルナを見る。
「主様は…………世界で一番○○○な主様です!」
「……ルナちゃん、それは口にしちゃダメだよ」
ミーシャが指摘をするが、ルナは言葉を続ける。
「そして、最も素敵な主様です!私、さっきの行為の中でわかりました……愛情を貰ってわかりました……私、主様が好きみたいです……」
その時、強斎の頭の中にとある言葉が出てきた。
眷属が4人になりました。これよりサードスキルを解放します。
自分はロリコンのはず……なのに……何故ルナの性的描写を書いたとき、全部消してしまったのだ……?
何故、ロリータに対して紳士になってしまうのだぁ!
お久しぶりです。
急に長期休暇してしまったことをお詫び申し上げます。すみません。
このような事がこれからもあるかもしれないので、これから小説情報をTwitterで少しだけ呟こうと思います。
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これからも、『巻き込まれて異世界転移する奴は、大抵チート』をよろしくお願いします!
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