14話 想像魔術の力っぽい
馬鹿な少年の人気のなさが凄いw
鈴の話が、少し無理矢理だったので、じきに修正します
あとがきに強斎のステータス発表
「そう言えば、キョウサイ様」
ミーシャが魔物を倒した時、強斎に話しかけた。
「なんだ?」
「キョウサイ様の想像魔術ってなんですか?」
レイアも興味があるのか、じっと強斎を見つめた。
「そうだな……、まぁ、見てもらった方が早いだろ。ちょっと見られたら困るから、見通しの悪い……ここでいいか」
そう言って、強斎は何をしようか考える。
(そう言えば、この魔術って存分に使ったことないな……。転移とかも場所がハッキリしてないと使えなかったし……ん?じゃぁ、ハッキリしていれば使えるのか?)
そう思って、レイアの後ろをじっと見る。
「ご主人様?どうしたん――」
「ふむ、場所さえハッキリしていれば使えそうだな」
「わぁっ!?」
いきなり後ろから声がかかったので、ビクッと飛び跳ねるレイア。少し体勢を崩したので、強斎が支えた。
「あ、ありがとうございます」
「驚かせてしまったな」
「キョウサイ様?」
「どうした?ミーシャ?」
「早く、魔術を見せて下さい」
少し不機嫌なミーシャが、何故かレイアを一瞥し、また強斎を見る。
「え?さっき見せたじゃんか」
「これくらいなら、いつもやってるじゃないですか」
「へ?」
「いっつも、一瞬で消えますよね?」
(あ、そっか……普通に移動してるだけなんだが、そう見えちゃうわけか……)
「あれは、普通に移動してるだけだ」
(そう言えば、消えて見えるって事は、速度とかどうなってるんだ?服とか燃えてないよな……。移動の余波で何が起こってるってわけでもないし……。この世界の法則どうなっているんだ?…………法則?)
急に真剣な顔になった強斎に、ミーシャとレイアは周囲を警戒し始める。
「キョウサイ様、どうしましたか?」
しかし、強斎は聞こえていないのか、その言葉に反応しない。
(この世界の法則は、地球とは全く違うと言っていい……。俺がスキルを手に入れたとき、一瞬で頭の中にスキル一覧を見せるなんて、地球では無理だったはずだ。それに、IDがどうとかも言っていた。そして、俺のIDは不明……。この世界の人では無いから……っ!)
そこで、強斎が目を見開いた。
そして――。
「そうか……」
「「え?」」
二人は強斎の心配をして、声をかけようとしているのだが、何故かためらった。
「ふふっ……ははは……!!!」
(そうだ、俺はこの世界の人間じゃない……って事は、この世界の法則をある程度無視できるかもしれない!)
そして、強斎は考えた。
(恐らく、俺は一つのプレイヤーだ……。だが、可能なデバッグモードを探すことは出来る……!)
ニヤニヤしだす強斎に、本格的にやばいんじゃないかと考える二人。
(そう、この世界はゲームに近い
強斎は頭の中でとあるものを、懸命に想像する。
そして――。
(やっぱり、想像魔術はすげぇや……。スキルや属性に関するバグは使えなかったけど……)
強斎は頭の中に出てきたそれを見て、心が躍る。
(それ以外だったら、自由度が高いぜ……!)
強斎が作ったそれ……。
――――メニューだ。
(しかし、セーブ&ロードは不可能か……。まぁ、やり直しが効くオンラインゲームなんて無いからな、それはしょうがないか……。だが、この機能はあって良かったぜ……)
強斎はメニューのとある機能を見て、満足気に頷く。
(やっぱり、マップがないとな!……だが、このマップ少し不便だな……。俺が思い描いたマップはこの世界全体のマップだったんだが……)
そう、このマップは、強斎を中心に半径1kmしかマッピングされていない。
(要するに、ちゃんとマッピングしろってことか。まぁ、いい。この機能があれば……)
強斎はマップのとある場所を見つめ、そこに転移する。
(やはり、マッピングした場所なら、移動可能っと……、しっかり半径1km上書きでマッピングされてるし、これも問題ない)
そうして、先ほどの場所に戻る。
ミーシャとレイアが物凄くアタフタしていたが、強斎は気がつかない。
(マップの他には……よし、スキルの説明とかも書いてある……。想像魔術マジ便利)
そこで、強斎は何となくスキルの『レベルアップ時ステータス倍』の説明を読んだ。
『必要経験値を10倍する代わりに、レベルアップした時、LUK以外の数値が倍になる。
一定のレベルまで上がると、新スキル取得可能:未取得』
(相変わらず、説明が雑だが……新スキル?なんだそれは?)
そう、考えたところで、強斎の耳にやっとミーシャの声が届いた。
「……どうしたんだ?」
「やっと戻って来てくれましたか!」
「ご主人様が急におかしくなったので、物凄く心配したんです!」
「ん?ああ、すまなかった」
「で、キョウサイ様は何をやっていたんです?」
(恐らく、メニューの説明をしても、こいつら、わかんないだろうな……)
強斎はそう結論を出し、説明を省いた。
「ちょっと、やってみたいことをな」
「「?」」
「とりあえず、俺の魔術見せてやろう」
そう言って、強斎はあるものを念じる。
(この魔術は物を作ることは出来ない。しかし法則をある程度無視できるのは実験済みだ……。だから、この魔術の穴をつく!)
強斎は以前ゲームで見た、とある技を思い浮かべる。
(魔力で形を作り、そこに光を集める……。いくぜ!白色だけど、スピア・ザ・グングニル!)
5億程のMPで作られた4m級の槍が強斎の手に出てくる。
(ふっ、効果付属まで出来るから、張り切ってしまった。光槍と名付けよう)
強斎はめんどくさがって、この光槍の解析をし忘れていた。
光槍の解析結果はこうである。
#
光槍(時間消滅)
STR100万以上で重さ0.8倍
STR50万~100万で重さ1.0倍
STR30万~50万で重さ3.0倍
STR10万~30で重さ10.0倍
STR5万~10万で重さ50.0倍
STR4万9999以下装備不可
全属性付属
不死属性殺傷可能
弱体化不可
吸収不可
反射不可
命中補正
クリティカル補正
神が作ったとしか言い様がない槍。
作成はこの世界にいる生き物では不可能。
扱うことすら困難と言える。
神話級武器を軽く凌駕するほどの重大禁忌指定兵器
重さは5億グラム
#
物凄い物を作ってしまっていた。
「どうだ?これが俺の想像魔術だ。俺は光属性を持たないが、こういうのだって作れる」
「ご主人様?」
「どうした?」
「なんか、その武器から物凄いオーラを感じるのですが」
「気のせいだろ。持ってみるか?」
「あ、はい」
そうして、強斎はレイアに光槍を手渡そうとするが……
バチバチッ!!
そんな音がして、レイアを弾いた。
「きゃっ!」
「大丈夫か!?」
「は、はい」
「そうか……。とにかく危ないから、俺が使ってみるわ」
「すみません」
「お前が謝ることはない」
そう、レイアに微笑みかけて、誰もいない方向にひと振りする。
――――――災害が起きた。
この日、大規模な自然破壊が起きたのであった。
「「「……」」」
3人はしばし硬直して、今起きていることを判断する。
そして、現実逃避を試みた。
幸いであったのは、後方には余波が全くなかったことであろう。
「キョウサイ様。それは危険です。今すぐに処分してください」
「ああ、そうだな。この武器を使う人間が出てきてしまったら、世界が変わってしまう。良かったなレイア、この武器使えなくて」
「はい、ご主人様に迷惑かけたくありませんから」
そして、強斎はこの後、大変な間違いをしてしまう。
「これは魔力でつくった武器だから、じきに消えるだろう」
そう思い、投擲体勢に入る。
「キョウサイ様!!それは――」
――遅かった。
「せいっ!!」
強斎は斜め上空におもっきり投げた。
こうして、光槍は一瞬で消えた。
「キョウサイ様!何やってんですか!?」
「え?」
「あれが、もし地面に刺さったら大変なことになりますよ!?しかも斜めに投げてしまって!あれだと、土地が高い場所に突き刺さります!」
「あ……。まぁ、時間で消滅するから大丈夫だ」
「ほんとに、それが幸いですね……」
この時、強斎の頭にレベルアップ音が鳴り響いたが、強斎は先ほどの自然破壊の時のレベルアップだと思い、特に気にしなかった。
*
ここは、人間が住んでいる場所から遠く離れた、通称竜の山脈。
この世界の竜はトカゲのような形をしている。
そして、この竜の山脈には人間で言う王国が存在する。
そして、その中にある1つの王国をまとめる黒竜王は自分に絶対的な防御の自信があった。
その慢心故に、黒竜王は無防備に寝ていたのである。
そして、この眠りは黒竜王の永遠の眠りでもあった。
突如、何かが黒竜王にあたり、黒竜王は粉々に砕け散ってしまった。
とある証言によると、光の槍だったとあるが、そこには槍すらなかったという……。
色々な名前を募集しています!
特に、魔術名と魔物名と武器名!!
文章にして思っている事を伝えるってほんと難しいですね…
いつか鈴と大地のストーリーを書こうと思います
あれだけですと、鈴が大地に速攻で惚れた感じだったので
黒竜王を倒したのは強斎の投げた光槍です
光槍は新レアです
ステータス貼ります、数値は気持ち悪くなるかもなので、飛ばして結構です。見たい方はどうぞ。
それ以外の方はとりあえず、強いと思ってください
#
キョウサイ・タカナシ
LV122
HP 1860
1860澗9191溝9409穣8882予2220垓6532京9884兆3924億8240万6400
MP 7709澗5223溝7555穣2512予0628垓4208京0949兆6254億9854万0800/
7709澗5223溝7555穣2512予0628垓4208京0949兆6259億9854万0800
STR 212澗6764溝7932穣5586予5396垓6460京9129兆6448億5513万2160
DEX 239澗2610溝3924穣1284予8571垓2268京5270兆8504億6202万3680
VIT 186澗0919溝1940穣9888予2222垓0653京2988兆4392億4824万0640
INT 239澗2610溝3924穣1284予8571垓2268京5270兆8504億6202万3680
AGI 212澗6764溝7932穣5586予5396垓6460京9129兆6448億5513万2160
MND 1568澗4890溝3502穣6200予7300垓2649京2331兆1308億0659万9680
LUK 500
スキル
言葉理解
超解析
剣術LV9
刀術LV8
二刀流LV2
細剣術LV1
投擲LV5
大槌術LV3
棒術LV6
体術LV6
槍術LV7
弓術LV7
盾LV6
大盾LV2
威圧LV5
竜の威圧波動LV84
調教LV82
隠蔽LV2
解析LV2
料理LV6
潜水LV2
火属性LV3
水属性LV5
風属性LV5
闇属性LV3
状態異常耐性LV4
MP回復速度上昇LV6
HP回復速度上昇LV7
アイテムボックス
超隠蔽
スキル強奪
レベルアップ時ステータス倍
眷属ステータス分配
眷属スキル分配
必要経験値1/100
属性
火・水・風・闇
想像魔術(SPユニーク)
竜関係のスキルは竜を倒したことにより、その竜より強いと判断され追加されました
竜殺しはこのスキルを全員持っています