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転移してみる

投稿頻度などは全く決めてません

書き物初めてです

完全自己満で書いてあるため文章がつたない可能性が非常に高いです

それでも読んで!感想をくれ!!

アドバイスくれ!!!


「貞操逆転世界って知ってる?」


 俺の親友である伊吹 誠が話しかけてきた。

なんだかおもしろそうな言葉に興味を持ちつつ話を聞いてみる。


「貞操逆転世界?」


「うん、そのままの意味だよ。男女の貞操観念が逆転した世界。女性のほうが性欲が強かったり男性は全員草食系になったりしてる世界のこと。しかも大抵男女比がおかしくなっていて人口の割合が1:8になってたりするんだよ」


「しかも男女比がおかしくなったことにより一夫多妻制が法律で定められていたりして、完全合法のハーレムだって作れちゃう世界だよ」


 なんだその男にとって都合がよすぎる世界。

 かなり行きたくなってしまったではないか。


「初めて聞いた。で、その男にとって夢のような世界がどうかしたのか?」


「行ってみたいなーって」


 こいつ自分の欲望に正直すぎるだろ。

 とやかくいう自分も、そんな世界なら神様に土下座してでも行ってみたいもんだ。


「そこで配信者をするんだよ!!」


「配信者?ちやほやしてもらうならアイドルとか芸能人とかのほうがよくないか?女性アイドルとかと仲良くなれるかもだぜ?」


「わかってないなー迅は」


「いいかい?そんな世界で顔をだしつつ芸能活動なんてしてみな?きっと自由に外も歩けず自分の時間も仕事があるから少ししかない。そしてなによりスキャンダルになるかもしれないから彼女がつくれない可能性がある!!!」


 なるほどな、確かに伊吹の言っていることはあながち間違っていないのかもしれない。


「それに比べ配信者はどうだい!配信者といっても色々活動方法があるだろ?顔出しせず声だけでの配信だったり、そもそも最近流行っているVtuberになってアバター越しに配信するとかさ!しかも彼女を作ったところで身バレしない前提なんだからスキャンダルにもならない!最高じゃないか!」


 ここまで熱弁されると、本当に配信者が貞操逆転世界における正解に聞こえてくるから不思議だ。

 しかし、俺は配信者に憧れがある。

 たくさんの人たちを笑顔にする天才。

 その仲間になれるとするなら、配信者という道もかなりありな選択肢なのだろう。

 まぁ今世ではそんな暇もなく、気づいたらもうそろそろ大学生なのだが……。


「迅って喋るの好きでしょ?ゲームもすごくうまいし配信者向いてると思うけどなー」


「無理無理。もうじき俺ら大学生だぜ?さすがに始めるのが遅いと思うわw」


 こんなくだらないことを伊吹と喋っている時だった……


「なんかあの電柱光ってない??」


 伊吹が意味不明なこと言ってるわ。

 電柱が光る?そんなわけがない。あんなコンクリートの塊が光るなんてありえな……。


「光ってるわ。しかもゲーミングな感じで」


 そう、光っていた。しかも七色に。


「どこの会社が作ったんだ、Kogiccolか?RAZERか?気になるし触ってみっか」


「ちょっと!迅!やめときなって!」


 電柱に手を伸ばした瞬間、意識がなくなった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「ここはどこだ?」


 俺はなんにもない真っ白な空間で目を覚ました。

 え、死んだ?あの電柱触ったら即死まじ?

 フロムでもやらんぞ、その初見殺し。


「お、目が覚めましたか?」


 突然聞こえた美しい声のほうへ視線を向けると、そこにいたのは謎の光の玉だった。


「うーん、まだ頭痛いですけどなんとか」


「それはよかった。では唐突ですが、あなたには転移してもらいたいのです。私が作った世界に」


 転移?私が作った世界?

 もしかしてこの光の玉は神様?


「えーとすみません。まったく状況がつかめていないんですが、俺は死んだんですか?」


「死んではいません。肉体と精神をこの神の間に連れてきた感じです。まぁ別に転移をせずに今までの生活に戻ることもできます。さっきまでいた電柱の前に戻すことも可能です」


 神の間?もう訳が分からなくなってきた。

 正直元の世界のことがあるし転移する気なんて一ミリもないのだが、一応どんな世界なのか聞いておこう。

 うん、興味ないよ?本当だよ?


「仮に転移するとしたらどんな世界に転移するんです?嫌ですよ、某偉大な指輪みたいな世界とかどっかの悪い組織がEウイルスを作ってとんでもないパンデミックが起こる世界とか」


「な、なにか既視感がある世界ですねその二つは。違います、そんな荒廃している世界ではないです!私が作った世界、あなたたちの世界の言葉を借りるとするならば、


そうですね──



貞操観念逆転世界といったところでしょうか




 その言葉を聞いた瞬間、俺は光の玉に土下座をしていた。


「ぜひ!転移をお願いします!!!!!!!もうなにも怖くありません!!

さぁ!早く転移を!!!!!」


 俺は人類史上初めて、玉に土下座をした男だろう……。

 光の玉の神様もここまで懇願されるとは思わなかっただろう。

 表情は読み取ることはできないがドン引きしているように見える。


「そ、そんな必死に懇願されるとは思わなかったですよ。でも乗り気ならこちらとしても好都合!早速転移をしましょうか!」


 いやまてよ?罠か?何か使命があったりするのか。もしかして、種馬になることが使命だったりする?しかもさっきまでいた世界の俺はどうなるんだ?伊吹もおいてきてしまったし、確認しなきゃいけないことがあるな


「ちょっとだけ待ってください。転移するにあたってその世界でやらなきゃいけないことはありますか?あと元の世界の俺はどうなるんですか?」


「安心してください。使命などはありません。まぁ強いて言うなら好きに生きてくださいといった感じでしょうか。そして、元の世界の迅君に関しては、私がいた世界の迅君が入るので問題ありません」


 使命はない、普通に生活するだけでいい。

 しかし、あちらの世界にも俺がいるのか。

 ということは、互いに世界の交換といった感じになるんだな。

 向こうの世界には女体化した伊吹とかいるのかもな。

 そして、あの光の玉の説明的に、ここで転移をしないことも選べるのだろう。

 仮に転移せずに元の世界に帰った場合、普通にそのまま大学に進学し、就職し、結婚して、普通の一生を送るということになると思う。

 しかし、そんな一生でいいのか?この光の玉にひとこと頼むだけで、今までとは違う普通とは程遠い一生が過ごせるんだぞ?


 もう、決まったも同然だ。


「転移させてください! 貞操観念逆転世界に!」


「その言葉を待っていました!では早速、よいしょよいしょ」


 光の玉がふわんふわん横に揺れたかと思うと、俺の足元に魔法陣が現れた。


「では一ノ瀬 迅くん、私の作った世界を楽しんでくださいね」


 その言葉を最後に、魔法陣が輝きだした。


 よーし、俺は貞操観念逆転世界で有名配信者になる!!!可愛い彼女も作るぞー!!!

 おーー!!

 そう一人で決意した後、意識がどこか遠くへ飛んでいった。

文章がつたなかったら申し訳ないです

誤字脱字ありましたら指摘していただけると助かります

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