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破滅の始まり(東堂 怜雄視点)

今回の話は出てくるキャラクターの言葉が強いです

苦手な方はごめんなさい

「やっぱ人生って楽勝だわw配信付けておけば馬鹿なメス共が勝手に金を投げるし、日常生活に至っても欲しいものは絶対に手に入る。やっぱ男として生まれた瞬間から勝ち組だわ~w」


 この人生をなめ腐ったようなセリフを吐いたのは男性配信者一位の東堂とうどう 怜雄れおである。

 なぜ、彼が男性配信者一位に君臨しているかというと男性配信者で唯一顔出ししているからに過ぎない。怜雄の顔はそこそこのイケメンであった。まぁ迅には到底及ばないが。

 怜雄が顔出ししている理由はほかの男性配信者よりも稼げるからである。そして、自分が男性配信者一位であることに優越感を抱いていた。

配信内容にいたっても他の男性配信者と同じくリスナーにスパチャをせびるだけ。

スパチャをもらっても感謝の一つもしなければリスナーを楽しませようと努力もしない。

それでも男性と関わることのできない女性たちが少しでも自分を見てもらうためにスパチャを投げるというのが現状であった。


 こ れ ま で は


「てか、最近女共の羽振りがわるくなってねーか?前までなら一つの配信で一千万も余裕で超えてたはずなのに。ここ最近八百万前後しかいかねーんだよな~ まぁさすがにあいつらも金なくなったか?w」


「欲しいものもできたことだし、配信付けてやりますか~w俺の顔が見れなくて寂しかっただろーからなw」


 怜雄は配信を付けた


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「ほら、馬鹿ども配信つけてやったぞ~さっさと金投げろよ~w」


 ん?いつも配信をつけた瞬間、同接が10万人くらいすぐいくよな?なんで今日は3万人しかいないんだ?はぁ~俺の顔みたくないんか~wこんなイケメンほかにいねぇだろw


 コメント

 10000・怜雄様こんばんわ~!

  ・今日もめっちゃかっこいい!!!

 50000・はい、今日の分だよ~これでおいしいものでも食べてね?

  ・もっと顔を見せて~♡


「おい、なんで今日はこんなに人少ないんだ?俺の顔を見せてやってるんだから全人類配信に来るべきだろ」


 怜雄はいつもより同接が少ないことにイライラしていた


 コメント

 ・え?少ないかなぁ

 ・3万人でもめちゃくちゃ来てると思うよ?

 ・そんな怒らないで;;


「理由を聞いてんだ!!!早く答えろカスどもなんとなくわかってんだろ??」


リスナーは怜雄の同接が減っている理由を知っている

それはコンが怜雄と同タイミングで配信をしていたためであった。

今やコンの同接は7万人を超えている。もともとほかの男性配信者にいたリスナーがごっそりコンの配信に流れたためだ。

もちろん今いる怜雄のリスナーもコンのファンだが生の男の顔を見れる配信は、現状怜雄の配信だけであるためコンの配信と怜雄の配信を二窓していたのであった。

しかし、怜雄にコンのことを話すとプライドを傷つけられた怜雄がコンになにかしら危害を加えるのではないかという懸念があり、今怜雄の配信を見ているリスナーはなにも言わないことに徹していた。


 コメント

  ・ほんとにわかんないよ;;

  ・でもでも怜雄様はかっこいいから同接なんて気にしないでしょ?

 50000・ほら!お金あげるから怒んないで;;


「ちっ!とりあえず金投げろ。俺様の欲しいものが買えないだろうが。いいか?お前たちは全員俺の財布だ。わかったら早く金をよこせ。」


 怜雄は自分がどれだけ情けないことを言っているのかを分かっていなかった。

 ここまで傲慢になると客観的に自分をみるということ自体しなくなるのだ。


 コメント

 5000 ・これでいいかい?

 8000 ・生活費なくなっちゃうよ怜雄様

 12000・少なくてごめんね?


「投げる金額がちっせーよ!もういいわ。イライラしてきたし配信やめるわwお前らが全然投げないのが悪いからな?このイケメンの顔がもう見れないと枕を濡らしやがれw」


 配信終了


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 配信をやめたとたんイライラが収まらない怜雄は近くにあったゲームのコントローラーを自室の壁に怒りのままに投げた


「くそがっ!スパチャが全然来ない配信なんてやってられるか!何のためにリスクをとって顔出ししてると思ってんだあのゴミ共は!」


 なんで同接が減っているかの理由を探さなくてはいけないが、自分でやりたくない怜雄は自分の部屋の前まで母親を呼び出した。


「おい、ブス!俺の配信の同接が減っている理由を見つけろ。このままじゃ腹の虫がおさまらねぇ!」


 部屋の扉越しに母を怒鳴りつける


「れ、怜雄ちゃん?お母さん同接なんて気にしなくていいと思うわ。き、今日の配信だって三万人の方がきてくれ....」


 怜雄の母はまだ息子はいい男になれるんじゃないかという、か細い希望を抱いていたが怜雄には届くはずがなかった。


「黙れよ?俺に意見するなんて千年も早いぞ???黙って俺の言うことだけきいとけよ」


「そうよね。ごめんね。ま、まっててね?すぐ見つけるから。」


「早くしろよ???」


 怜雄の母は扉の前から去っていった。


「俺の同接を奪ったやつが女だったら適当にそいつに会いに行って、こっちからボディタッチして向こうが手を出して来たら襲われたと警察に泣き込んだら二度と刑務所から出てこれないなw男だったらどうするか......」


 怜雄は足りない脳みそで真剣に考える


「あっ!いいこと思いついたわw」


 怜雄は自分の部屋でニヤリと笑った。

投稿頻度などは全く決めてません

書き物初めてです

完全自己満で書いてあるため文章がつたない可能性が非常に高いです

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