オマージュです。

気になる方もいると思いますのでご指摘次第では消すかもしません……

ネタとして読んで頂けると幸いです。

また、本日で一旦毎日投稿は止まり、不定期に更新いたします。

読んでいただける方、感想をいただける方が増えている中で自分も大変心苦しいのですが、お待ちいただけますと嬉しいです。

※レイドがいた元異世界の話を掲示板風に書いてます。

００１：名無しの冒険者

語っていいか

００２：名無しの冒険者

また闇が深いスレだな

００３：名無しの冒険者

＞００１　言えたじゃねぇか

００４：名無しの冒険者

まだ、語ってねぇｗｗ

００５：名無しの冒険者

俺はM、俺の友達はOっていうんだ。

でな、そのOとこの間二人でさ、酒場で飲んだんだよ。

最初は他愛もない話をしてた。

将来の夢や展望、仲間の愚痴とかさ。

そんななんでもない話をしていた。

００６：名無しの冒険者

語り始めてんぞｗｗ

００７：名無しの冒険者

時間も遅くなって、二人とも結構酔ってた。

だからかな、俺たちの話題は次第に下ネタになり始めてた。

最近抱いた女性の話、今付き合っている女の話、口説こうとしてる女の話とかさ、

そんな他愛もない話をずっとしてた。

００８：名無しの冒険者

＞００７　絶対酔ってなくても下ネタばっか話してるだろｗｗ

００９：名無しの冒険者

男が二人で飲んでたらなぁ？　しかたねぇよ

０１０：名無しの冒険者

ほんとに男ってそればっかりよね。たまには違い話とか出来ないわけ？

０１１：名無しの冒険者

いや、女もどこどこの男と寝たとかそんな話ばっかりしてんだろ……

知ってんだぞ！　そして泣いてる男もいるんだぞ！

０１２：名無しの冒険者

最近俺はさ、付き合ってた女をNTRてさ。

ずっと沈んでたんだ。

だからOは励まそうと思って言ってくれたんだ

この後、娼館に行かないかってさ。

多分それが最初の過ちだったと思う。

０１３：名無しの冒険者

＞０１２　誰か聞いてやれよ、泣いてんだろ

あ、ちなみに俺も酒場で聞いたよ。騎士団の奴らは、身体はデカイくせに、

ナニは小さいってさ。ゲラゲラ笑ってたな。

あいつら男より下品だとおもわんか？

０１４：名無しの冒険者

＞０１３　お前も聞いてないだろｗｗ

０１５：名無しの冒険者

フルニクの西通りを更に奥にいったある通りって言えば分かるかな。

いつも何かあれば通るいつもの道さ。

あの日も俺たちは二人で歩いた。

でも、いつも行く店のお気に入りの子が既に埋まっていてさ、中々店が決まらなかった。

だから言ったんだ。

新しい店いかね？って。

０１６：名無しの冒険者

＞０１５　それもう既にだめな未来しか見えんぞ……

０１７：名無しの冒険者

まぁ場所によってはマジでリアルオークとか出てくるからな。

スレタイから察するにそういう事だろ？

０１８：名無しの冒険者

店の名前は一応伏せておくよ。怖いからな。

でも、綺麗な店だった。初めて入る店に俺とOは興奮してたよ。

受付で金を払い、さっそく相手を選ぶために部屋を移動すると思った。

でも違ったんだ。

かなり変わった店でさ、相手の嬢をパネルの絵で選ぶんだよ。

０１９：名無しの冒険者

＞０１８　いや、何それ？　絵で選ぶとかどんな地獄だよ。

普通に対面で選んだ方がいいだろ。

０２０：名無しの冒険者

普通はそうだよな。

俺だって変だと思った、でも酔ってたからさ。

それも面白いって思っちゃったんだ。

受付の男から出されたパネルは５枚。

どれも綺麗な娘ばかりだった。

でも、絵だからな。多分そうとう美化してるんだろうって二人で話してた。

ちなみにそのパネルには名前と顔の絵以外にも、年齢とか得意なプレイとか色々書いてあったよ。

でもさ、その辺であれ？　おかしいな？　って思ったんだ。

でもその違和感に俺は気づけなかった。

ダメだったんだ。

０２１：名無しの冒険者

やっぱ、リアルオークかな

０２２：名無しの冒険者

いや、リアルリッチという可能性もまだ

０２３：名無しの冒険者

リアルエルフとかの可能性は！？

０２４：名無しの冒険者

どこの高級娼館だよｗ

いや、まさか本当に……？

０２５：名無しの冒険者

そこの店にいる子はさ、みんな妙な共通点があったんだ。

それは全員がスレンダーだっていう事だ。

まぁオークみたいなのが来るよりマシだろって思ったよ。

俺が選んだのは、珍しい黒髪の子でさ、ポニーテールが凄い似合ってる子だった。

ちょっと細いけど全然ありだと思った。

ちなみにOが選んだのは金髪で髪が結構短い子だった。

そっちもパネルで見るとかなり細い子でな、抱きしめたら思わず折れちまうかと思った。

そうして二人はそれぞれ2階の部屋に上がっていった。

俺が選んだ子、名前はそうだなあ、Sちゃんにしておこう。

最初に部屋で待ってたらSちゃんが来たよ。

普通は選んだ子と一緒に部屋に入るからさ、すごいドキドキした。

実物はどんな子が来るんだろう、可愛い子かな。それともオークかなってさ。

本当に童心に帰った気分だった。

で、Sちゃんが来た。

０２６：名無しの冒険者

ちょっとドキドキしてきたな。

はよ、つづき。

０２７：名無しの冒険者

全裸待機してるぞ

０２８：名無しの冒険者

とりあえず、装備は全部外した

０２９：名無しの冒険者

とりあえず、俺のラージボウは出した

０３０：名無しの冒険者

＞０２９　仕舞えよ、そのショートボウｗｗ

０３１：名無しの冒険者

Sちゃんはパネル通りの美人だった。

いや、美少女だったって言う方が正しいかもな。

華奢で、1枚しか羽織っていないローブも凄くセクシーだと思った。

何度もこういう店に通ってるはずなのに、なんか緊張しちゃってさ。

とりあえず、部屋に入ってもらったよ。

手に持っていた桶を床に置かせて、とりあえず身体を拭いてもらった。

でも、そうだな。

今にして思えばその時も違和感はあったんだ。

水を含んだ布で身体を拭いてから、ベッドへ移動した。

硬い粗末なベッドだったけど、その時の気分は最高潮だったよ。

Sちゃんはゆっくり俺の横に座ってさ、そのまま口付けした。

そのまま手をローブの中に入れて……

０３２：名無しの冒険者

＞０３１　おい、つづきは！？

０３３：名無しの冒険者

いいね、盛り上がってきた

０３４：名無しの冒険者

やや、不穏だが、続きがまちきれねぇな

０３５：名無しの冒険者

手を入れて胸を触ったけど、何もなかった。

平らだったんだ。

まぁそれはいい。ある程度予想してた。

ローブ越しでも、本当に起伏がない身体だなって思ってからさ。

だから、少しずつ手を下にずらしていったんだ。

口付けをしながら、手を股の付け根の方へ移動したらさ……

あったんだよ。

０３６：名無しの冒険者

……？

え、どういうこと？

０３７：名無しの冒険者

あぁ、なるほどね、理解理解ｗ

０３８：名無しの冒険者

それはウッド君ですわ

０３９：名無しの冒険者

あったんだ。

触りなれたものが、しかも俺より立派なものが……

驚いて思わずSちゃんを突き飛ばしちゃったんだけどさ、

すぐ自分の目で確認したよ。

そこにはさ、立派な殿様が立ちたがっていた。

すぐ聞いたよ、お前は男だろう！？ってさ。そしたらSちゃんがさ、

「ううん、僕は男の娘だよ♪」

っていうんだよ。

なんだよ、男の娘って！？　いみわかんねぇよ。

俺はさ、男相手に興奮して、男相手に必死に口付けして、

男の殿様触ってたんだと思ったら、急に酔いが覚めてさ。

すぐに服を来て、出て行ったよ。

廊下でて、すぐにOを探した。

気が動転してたんだけど、すぐ隣の部屋だって気づいたからさ。

すぐ扉開けて、帰ろうっていったんだ。

そこにはさ……

０４０：名無しの冒険者

飯ウマな展開になってきましたな

０４１：名無しの冒険者

結局そこって男娼だったの？

０４２：名無しの冒険者

でも、女の子のパネルだったんだろ？

男を女の子のパネルにするとかどんなマジックだよなｗｗ

０４３：名無しの冒険者

パネルマジック、略してパネマジか

０４４：名無しの冒険者

パネマジｗｗｗ

言いえて妙だな

０４５：名無しの冒険者

とりあえず、続きはよ

０４６：名無しの冒険者

そこにOはいなかった。

どこにもいなかったんだ。

ただ、Oが選んだと思われる子がいてさ、

恐る恐る聞いてみたら、結構前にOは帰ったっていうんだ。

なんか聞いてみたら、結構俺たちみたいに直前まで気づかない奴多いみたいでさ。

俺みたいに後から気づいて帰る奴が多いらしい。

でもさ、そんな事俺の耳には入らなかった。

女に裏切られて、数少ない友人にも裏切られた。

こんな場所にたった1人残して友人は逃げたんだ。

絶望だった。

そうしたら、後ろにいたSちゃんが優しく俺の肩を叩いていったんだ。

「辛かったのね、よかったら話聞くよ」

うれしかった。相手が男とか女じゃないとかどうでもいいと思えた。

それから先のことは覚えていない。

ただ、何度も乱暴に抱いてしまったSちゃんはずっと俺にやさしっかった。

俺はやっと自分の場所を見つけられたのかと思ったよ。

これで俺の話は終わりだ。

そして、最後の最後で済まないが俺には謝らないといけないことがある。

この話にはいくつか嘘がある。これは多少なりとも分かりやすくするためだったり、

一部分からないことがあったのでどうか我慢して欲しい。

多分、意味が分からない箇所も多くあったと思う、本当にすまなかった。

ただ、謝りたいのはそこじゃない。

もっと、この話の成り立ちに関わる根本的な部分で俺は嘘をついている。

気づかなかったと思うし、気づかれないように気をつけた。

そうしなければ伝わらないと思ったから。

矛盾を感じる部分もあるだろう、がっかりされてしまうかもしれない。

でもこの話を誰かに知って、共有したかったんだ。

俺はOだよ。

今更悔やんでも悔やみきれない。

俺の友人Mは、勇者マイトは男に逃げてしまったんだ……

０４７：名無しの勇者

オーグス。てめぇも俺を裏切ったのか……

やっぱり俺にはシファニーしかいねぇんだな。

０４８：名無しの冒険者

＞０４６　いやいやいや、すげぇ爆弾落としたなｗｗｗｗｗ

てか、オーグスってフルニクの領主の名前じゃねぇかよｗｗ

０４９：名無しの冒険者

＞０４７　本人光臨とか草なんだがｗｗ

つか、この勇者ほんとに大丈夫か！？

０５０：名無しの冒険者

流石に、ランドルも男の娘はNTRしないか、しないよな？

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