ひとまず序章?的な
鬱はつらいよ
これは私の実体験になります。
どうぞ、ココアなりカフェオレなりお好きな飲みものを用意して寛ぎながら読んでいただけるとありがたいです。私もカフェオレを飲みながらこれを書いてます。
まずは自己紹介からします。初めまして野分 希緒と申します。
今年で二十歳の高卒社会人です。特技は嫌な上司を熱燗を発注ミスと偽りお酌し飲んで飲ませること。私たちは高知県民ですので返杯という謎の儀式がありますが、「未成年なんで私の代わりにもう一杯(はーと」と儀式をすり抜け潰します。未成年を盾に使いセクハラ上司から潰していくのがコツです。
二十歳になってしまったためもうできないのが残念です。
この度うつ症状になりまして、八月中旬から一か月休暇を取り、さらに九月中旬から三か月休暇をもぎ取りました。
まずはどういった経緯でうつ症状と診断されたのか説明します。前置きが長いのでお気をつけて。
先ほど書いたように私は高卒社会人です。高校の成績は数学が壊滅的でしたが、2017年無事上場一部の会社に就職。入社式後すぐに研修に放り出され、軍隊のような厳しい研修を乗り越えました。
私の就職した会社はいわゆる小売業を各地域で営んでいる会社でしたので研修を終えた新入社員はすぐさま配属先に飛ばされました。そして高知へ・・・。
この時はまだ鬱の症状は一切なかったと思います。実家を離れての寮暮らしでしたから多少ホームシックはあったような気がします。
配属された後もまた研修続き、沢山の部門を回りどの部門があっているかなど適性検査でもしていたのですかね。約2か月ほどいろんな部門を回りました。
そして、私の部門が決まり次の日からそこに配属となりました。
どんな部門なのか、それは特定が怖そうなので書けませんね。
最初の二三か月は主任が付きっきりで業務説明をしてくれ、何とか一人でも業務をこなせるようになりました。同部門の先輩方も手助けをしてくれ、本部からの指示をこなしたり、お客様からの電話に出たりと初歩的なことですが何とかできるようになりました。バイトさんにお友達ができてLINE交換もして相談やお話をしたりなど充実していたなと思います。年上のバイトさんとは居酒屋にも行って愚痴を言い合いました。今でも楽しかったなと思います。
それで!!そこに配属されて二か月、まだまだ覚えることが多い時期。他部門の人からも「どう?慣れた?」とか「ご飯ちゃんと食べてるかい?」と心配されながらも日々業務をこなし、レジ打ちの番になった時のことでした。
「ほんま仕事できん子やね」
それほど耳はよくないのではっきりと聞こえませんでしたが要約するとこういうことを言われました。
すぐ後ろの!何の隔たりのない!作業台で!!!!!!!!!!!!!
年上バイトさんに愚痴った時に聞いたのですが、これは若者の洗礼だそうで・・・年若い子をターゲットに挨拶をしても無視したり裏でも表のレジの方でも悪口を言ったり、特に本人のすぐ後ろで!!!!!!!
私の中ではその人はお局様。けど結婚もされて子供もいるそうです。けどこれからはお局様で通します。
LINE友達になったバイトちゃんも同じ洗礼を受けているというきっかけで交流していました。
「また無視されちゃった・・・」「気にしない気にしない!元気に行こうよ!」って励ますのが日常でした。
そしたらさ!そしたらさ!!!あのお局様「仕事中なのにバイトと話して仕事してない、使えない」的なことを私に言ってきましてね・・・あんたらやって休憩時間やないのに、仕事中なのにたばこ休憩行ってますやん・・・って心の中で反論しました。けどたばこ休憩は暗黙の了解で文句すらいえません。主任や課長、店長といろんな人がたばこ休憩をしてますからね。
バイトちゃんにそのことを報告し、またこっそり話そうねとなりました。本当バイトちゃんって可愛い癒しの存在です。
「私のせいで野分ちゃんが怒られたんだよね?本当にごめん!!」
マジ天使・・・。
そんな天使に癒されながら、お局様からお小言を受ける日が多くなりました。
事前に主任や先輩方からはお局様は機嫌の浮き沈みが激しく、話ずらいかもしれないけど仲良くしてほしいといわれていました。確かに機嫌の良い時はとことん機嫌がいい。例えるならルンルンとしているように見えました。そのお局様を見たとき、私は一瞬幻かと思いました。そしてめちゃんこ話しやすかった。
機嫌がよければ相談などしやすいのですが、機嫌が悪い日がほとんどで仕事に関する相談もしにくく、つい別の人に相談することもありました。
それがお局様の逆鱗に触れたのでしょうか。仕事中の私を呼び出しこういいました。
「野分さん、あなたの部門はどこ?誰と一緒?じゃあ相談している人の部門は?そう他部門よね。なーんで私に相談しないの!?普通同部門の人に相談するでしょう!?」
お局様の言い分は正しいのです。私のいる部署は細かく分けて三つ部門がありました。
これ以上は本当に特定されかれないので書けませんが私はいつも主任か、同じ部署にいるけど他部門の先輩に相談していました。
それにお局様の出勤時間と私の出勤時間は違っていて、私は朝の出勤が多くお局様は基本遅番の出勤でした。相談したいときに同部門の人がいないのであれば仕方ないじゃないですか。
そういった反論は言わず私はただ我慢しました。そして謝罪の言葉とこれから改善していくことを話しました。
その後すぐレジの番だったので急いで戻り前の人と交代したのですが、その時の私の顔はとてもひどい顔だったと前の人は言っていました。今にも泣きそうだったと。
けど仕事が終わった後更衣室で大泣きしてしまいました。丁度人がいなくて良かったです本当に。
そこからは怖いですが成るべくお局様に相談や仕事の指示をもらうように努力しました。
このお局様、挨拶をしても無視をするのですが仕事に関しては無視せず真剣に、そして丁寧に指示や説明をしてくれるので仕事人だなぁと感心しました。憎むに憎めないというか、機嫌のいい時には冗談も言うし豪快に笑うし、だから嫌いになれなくて。
けどその優しく楽しそうな感情を向ける相手は私やバイトちゃんではなく、親しいパートや付き合いが長いバイト、主任、上司・・・etc.
バイトちゃんは日に日にお局様と嫌う感情を口にするようになりました。
「私達が働いている間あの人たばこ吸ってるんでしょう、休憩でもないのにさ」
「裏で○○さんとずっと話しててトイレ行きづらかったし、何十分話せば気が済むの」
私はただ皆もたばこ休憩してるし、そこで業務連絡とかもしてるんだよとか、○○さんと話してるのも仕事の話で次のシーズンの話の相談だよとフォローすることしかできません。
けど私自身もつらかったのです。裏で作業をするため道具を持って裏に入った時、お局様は仕事とは関係ない話をずっとしていました。
私は「お疲れ様です」とだけ挨拶し仕事に専念することにしました。お局様たちの世間話を片耳に作業を淡々とするのは精神的につらかったです。
私は真面目に仕事をしている私は真面目に仕事をしている私は真面目に仕事をしている。
そう心の中で呟かないとどうにかなりそうでした。
辞めたいと感じるようになったのは12月頃から、もしかするともっと前からかもしれません。
一度店長に相談をする機会がありました。それはお正月が過ぎ、落ち着いた日だったと思います。
新入社員の入社後の状態の調査のための面談で呼び出されたときに相談しました。
「私は今の仕事を辞めたいです。お局様に挨拶をしても無視されたり、レジをしているとすぐ後ろで悪口を言ってきます。バイトも被害にあっています。バイトのためにも改善をお願いします」
私は辞める決意をしているけど、バイトちゃんはそう簡単に辞められるわけではありません。
今のバイトちゃんのためにも、今後はいるであろうバイトのためにも今の環境は改善してほしいと私は店長に話しました。
店長は一通り話を聞いてくれ、私に辞めた後はどうするのかと聞きました。
「私には諦められない夢があります。その夢を叶えるため専門学校に行きたいと考えています。学校の候補も決めています」
「もちろん貯金はしてきましたが、今のままでは足りません。なので地元に戻り友人のつてで再就職をし勉強をしつつ貯金をしていきます」
すると店長は
「その夢を叶えたいのは分かった。けど、夢を叶えるために辞めるわけではなくお局様が嫌だからやめるんでしょう?それは良くないんじゃないかな。そんな嫌な人がいる環境は何処にでもあるよ」
遠回しに否定をしたのです。
夢のために辞める、お局様が嫌だから辞めるという理由が混ざってしまっていることは自覚していました。
そのことに反論できずお局様に指導をするという形で対処することと、退職に関してはまだ一年間だけ頑張ってほしいと言われました。
そしてまたお小言を言われる日々に戻ったのです。
今日はここまで。
続きはお待ちくださいませ。
気ままにゆっくり行きましょう。