88 残念勇者アルシェラート・チェンバース
アスラを連れて洞窟から出ると、
「うわぁ……」
外の光景を見て、母さんが絶句した。
それもそのはず、洞窟の外には見渡すかぎりの魔物、魔物、魔物……。
ざっと2、300体はいるだろう。ランズラック砦に押し寄せてきた〈黒狼の牙〉の軍勢を思い出す光景だった。
洞窟の入口は周りから高くなっているので、すぐに襲いかかってくることはないが、交戦せずに脱出することは不可能だろう。
俺は竜騎士団の姿を探してみる。しかし、もう撤退してしまったのか、〈仙術師〉の視覚強化で空を睨んでみても雲以外は見つからなかった。
竜騎士の飛行継続可能時間は重大な軍事機密らしいが、俺たちの突入を確認した時点で一度撤退し騎竜を休ませるとは聞いている。待っていれば迎えに来てくれるはずだが、俺たちが洞窟から出てくるのが早すぎたのかもしれない。現状竜騎士の姿が見えないことから考えると、休憩を終えた竜騎士団が到着するよりも、目の前の殺気立った魔物たちが襲いかかってくる方が早いだろう。
「ねぇ、あれもアスラが?」
エレミアが、自分の服の裾にしがみついているアスラに聞く。
アスラはエレミアにすっかりなついてしまったようで、さっきからずっとエレミアの影に隠れるように引っ付いている。
エレミアの問いに、アスラがふるふると首を振った。
たしかに、ついさっきのニヴルドラゴン――ヴァンのことを思えば、これらの魔物もアスラと関係していると思いたくなる。
「じゃあ、倒しちゃってもいいのかなぁ」
ジュリア母さんがアスラに確認する。
アスラはうつむいて小さく首を振った。
「……わたしがよんだんじゃない。でも、きっと、わたしのせい」
「アスラちゃんの?」
「わたしのなかにいるものが、ほかのまものをひきよせてしまう。ここまでヴァンにのってくるあいだに、まものがたくさんついてこようとしてた」
「でも、奴らをコントロールすることはできないんだね?」
父さんが聞くと、アスラは首を振った。
「いうこと、きいてくれない。わたしのまわりにあつまってあばれるだけ。わたしはおそわれないけど、ほかのひとはおそう。
……だから、しょうがない。わたしとヴァンも、いうことをきいてくれないまものは……たおした」
しょうがない、ということは、自分目がけて集まってきた魔物を倒すことに抵抗はあるってことか。
とはいえ、この魔物たちを放っておくわけにもいかない。既に近隣の集落がひとつ群れに呑み込まれて消滅したと聞いている。放っておけば他の集落を襲うかもしれないし、最悪の場合王都へとなだれ込んでくる可能性まである。
アスラ自身、そのことを理解しているようだ。集落が呑まれた時にどうしていたかはわからないが、口ぶりからすると暴走する魔物を止めようとしていたのだろう。
「……辛かったねぇ」
母さんが優しく言ってアスラの頭を撫でる。
自分を守るように集まってくる魔物を倒すのはきっと辛かっただろう。アスラの戦闘能力は未知数だが、この場の魔物をアスラに任せるという選択肢はないな。
「……倒すしかないねぇ」
いつもはふわふわしたジュリア母さんだが、ここ一番の決断力では軍人であるアルフレッド父さんを凌ぐほどだ。
「じゃあ、ここは任せて」
俺はそう言ってみんなの前に出る。
「……あれを使うのぉ?」
「うん。俺のMPは実質的に無限みたいなものだし。あれを連発して、一気に倒しきる」
俺のMPは既に3万を超えている上に、10秒も待てば【不易不労】の効果で回復する。
最大値が万を超えた辺りからMPを吐き切るのも大変になってきたが、一応今でも最大値の拡張は続けていた。魔法のスキルレベル上げのついでにできるので時間がかかること自体は問題ない。とはいえ、一瞬のうちに吐けるMPには限りがあるから、これ以上最大値が上がってもあまりメリットがなさそうでもあるんだよな。
ま、それについてはおいおい考えるとして、俺以外のメンツはこれまでの戦いでMPをかなり消費してしまっている。とくにジュリア母さんとエレミアは残りMPが最大値の3分の1を切っていた。不慮の事態に備えて、2人の魔力は温存しておくべきだろう。
「その実質無限のMPであれが連発できるんだから、恐ろしい話だね」
呆れたようにつぶやく父さんを尻目に、俺は魔法の準備に入る。
まずは呼吸を整え、魔法文字を一文字ずつ空中へと描いていく。
そう、これは、《炎獄の魔女》直伝の大魔法――《
【不易不労】の集中力を持ってしても、発動できるようになるまでに3年もかかった。
以前、魔法の訓練を、頭にリンゴを乗せたまま逆立ち歩きするサーカスの曲芸みたいだと思ったことがあるが、七文字発動に必要な感覚はその比ではなかった。もっとも、《
ともあれ、ジュリア母さんという師匠がいて、【不易不労】による無限の克己心があり、女神様からの加護によるスキル習得補正があってなお、《
そのくせ威力が大きすぎるため、なかなか実戦投入する機会に恵まれなかった。
だから俺は、修行を成し遂げた達成感を噛み締めつつ、母さんの編み出したという呪文をゆっくりと唱えていく。
俺が膨大な魔力を解き放とうとした、その瞬間のことだった。
「――下がってください!」
突然割って入った声に、俺は術の集中を切らしてしまった。
これが訓練中だったら母さんから大目玉を食らっているところだ。
だが、その凛とした声には、思わず従ってしまうような力強さがあった。
俺は声の主を探す。
いや、探すまでもなかった。
「
魔物の群れの
影の発した声とともに鋭い剣閃が放たれ、
その剣を放った声の主は――アクロバティックな姿勢をしていた。
空中で逆さまに
しかも、その切れ味が尋常ではない。剣自体は女性にも振り回せそうな細身のものなのに、その刃が通りすぎた箇所がぱっくりと割ける。
その攻撃の正体に気づき、俺は思わず叫んでいた。
「あれは……【次元魔法】か!」
俺もつい去年にようやく習得したばかりの伝説級スキル【次元魔法】。
天地逆さまに戦場を駆ける人影はその得物に【次元魔法】の魔力を纏わせている。魔物たちの身体ではなく、身体のある空間自体を切り裂いているのだから、あの切れ味にも納得だ。
「何者だ……?」
凄まじい速度で駆け巡るその人影を凝視する。〈仙術師〉の視覚強化が働く感覚があって、ようやく人影の姿を捉えることができた。
人影は、なんと女性だった。先ほどの声も凛とした中性的な声だったが、わかってみれば女性の声だったように思える。年齢は24、5歳くらいだろう。褪せた金色の長い髪を空色のスカーフで結んでいる。上半身はミスリルらしい白銀の軽鎧、下半身は乗馬ズボン風のぴったりとした履き物の上に、やはりミスリル製らしいグリーブを身につけている。女性が宙を駆けるたびに、空色のスカーフが長くたなびいて戦場に鮮やかな線を刻んでいく。
女性がひらり、と宙返りを打つ。
すると、不思議なことにそれまで天地逆さまで立っていた女性が、足から地面へと降下し、魔物たちと対峙する位置に着地した。
女性は手にした細剣を握り直し、上半身を後ろにねじって水月の構えを取った。
「
女性が剣を横に振り抜いた瞬間、空間が軋みを上げた。
あえて擬音化すれば「ギシャリ……!」とでもいった感じか。だがそれは物理的な音ではなく、【次元魔法】を感知できる者にしか聞こえない空間の悲鳴だった。
女性が空間に刻みつけた剣閃から魔物たちへ向けて、余剰次元からの衝撃波が
後に残ったのは、魔物たちの残骸と耳に痛いほどの静寂のみだった。
――常識的な手段では防御することすらできない、異次元からの攻撃。
ただの魔法ではない。
これは――
「……魔技、か!?」
アルフレッド父さんが愕然とつぶやいた。
そう。これは魔技だ。俺の知る限りでは、ステフと父さんとエレミア(と俺)しか使えないはずの魔法と武技の複合技だ。
しかも、それを稀少な【次元魔法】で使えるとは。
本当に一体何者なんだ?
好奇心に負けて、俺は【真理の魔眼】を使う。
《
アルシェラート・チェンバース(《聖剣〈
24歳
レベル 95
HP ???(《善神の加護》により読み取り不可。)/243
MP ???(《善神の加護》により読み取り不可。)/4390(294+4096、アッドは聖剣〈
状態 ???(《善神の加護》により読み取り不可。)
スキル
・伝説級
【次元魔法】11(6+5、アッドは聖剣〈
【空歩】5(スキルレベル分の歩数だけ、空中を踏みしめることができる。)
【魔剣術】5
【鑑定】2
・達人級
【剣術】9(MAX)
【空間魔法】9(MAX)
【パリイング】5(手にした武器で相手のあらゆる物理攻撃を弾くことができる。)
【空間認識】4(どのような姿勢を取っていても、あらゆる方向への方向感覚を見失わない。)
【付加魔法】4
【気配察知】4
【潜伏】4
【治癒魔法】3
・汎用
・
・
・
《善神の加護+3(ロジェ=ルール)》(遊戯と悪戯を司る神ロジェ=ルールの加護。習得の難しいスキルの習得・成長に強補正、習得の簡単なスキルの習得・成長に若干のマイナス補正がかかる。相対する相手の調子を狂わせる。善悪を問わず奇妙な人物と出会いやすくなる。ステータスの一部を任意に隠蔽できる(3箇所まで)。)
》
勇者だって!?
たしかに、それも納得のすさまじい戦いぶりだったが、ステータスの方はそれに輪をかけてとんでもない代物だった。
そうだ、こっちも見ておこう。
《聖剣〈
一見それらしい説明だが、どうも痒いところに手が届かない感じだ。
これはあくまでも聖剣とはどんなものであるかという一般的な説明であって、〈
いや……そうか。それが、真の力は所有者にしかわからないということか。聖剣が古代遺物なのだとしたら、そのくらいのプロテクトがかかっていてもおかしくはない。
それにしても、【鑑定】系スキルに対する完全なプロテクトに加え、大容量の内蔵MPコンデンサ……聖剣というファンタジーな名前に反して、ロストテクノロジーの塊だな。
それにしても、勇者アルシェラート、聖剣〈
俺が思い出そうとしている間に、魔物を片付け終えた女性がやってくる。
女性は夜のような藍色の瞳をアルフレッド父さんに向けながら聞いた。
「……大丈夫でしたか?」
「あ、ああ……」
アルフレッド父さんが、半ば呆然としたままそう答えた。
勇者アルシェラートは、そんな父さんをちらりと見る。いや――違う。アルシェラートは今【鑑定】を使った!
父さんにも【鑑定】を弾くすべを教えてはあるが、今は驚いてそれどころではなかったようだ。格ゲーの投げ抜けと同じで、不意をつかれると反応できないことがあるからな。
「ん? これは……どうも早とちりをしてしまったようですね。あなたならあの程度の魔物など、どうとでもできたでしょう」
「いや……今は戦えない者も抱えているのでね。助かりました。
私はアルフレッド。アルフレッド・キュレベル侯爵です。あなたは?」
父さんがよそ行きの口調で答える。
「そうですね……私のことは、シエルと呼んでください。正義の味方は素性を隠すものですので」
「は、はあ……」
そう言って微笑むシエルさんに、父さんが戸惑ったように言う。
そこで、ようやく俺は思い出していた。
アルシェラートといえば、以前デヴィッド兄さんが言っていた、ソノラートで行方不明になったという勇者じゃないか!
何となく男だとばかり思い込んでいたが、女性だったんだな。
アルシェラートは正体を隠したがっているとデヴィッド兄さんが言っていた。その理由は、性別を偽っているからなのか?
「ところで、あなたがたはどうしてここに?
今この場所には強力な魔物が集まっているから近づくなと、王様から触れが出ているはずですが」
「僕たちは、ここの調査に来たんだよ。洞窟の中を見てきた帰りだ」
「ほう、では、依頼がバッティングしてしまったというわけですね」
「あなたも依頼を? しかし、たしかにお強いが、ひとりでこの依頼を受けるとは……」
「ふふ。そこはまあ、ツテがありまして。並みいる魔物をひとりでなぎ倒したとなれば、私の評判はうなぎ上りでしょう。ともすればイケメン貴族に見初められてゴールインということもありえます!
……ふむ。アルフレッドさんはイケメンですが、奥様がいらっしゃるのではダメですね。
でも……待てよ? 略奪愛もそれはそれで燃えるかも……い、いえ、何でもないです」
無言のまま《ガトリング・フレイム》の準備に入ったジュリア母さんを見て、さしもの勇者も口をつぐんだ。
「そ、それは冗談としても、他にイケメンの貴族をご存知なら、これも縁だと思ってぜひ紹介してほしいですね。イケメンのそばにはイケメンが集まる……これは宇宙の法則ですので」
まだ食い下がるのか。
「い、いや、あいにくと貴族との付き合いは薄くてね」
「わかります! あいつら面倒ですからねー。イケメン貴族と結婚したら、社交界なんてほっぽり出して家で寝てたいですよね!?」
「……そこで同意を求められても。それから私も一応貴族なんだけど」
「うんうん、あなたみたいなイケメンがたまにいるから、面倒でもお付き合いしておく必要はあるんですよねー。ほら、生まれ育ちがよくないと現れないタイプのイケメンっているじゃないですか。冒険者にもイケメンはいるけど、粗野な人が多いですし、やっぱり何と言っても貴族様ですよね!
でも、今のサンタマナには適齢期で未婚のイケメン貴族は少ないんですよねー。この国の王様はダンディだけど、もうこれ以上妃はいらないって言ってますし。依頼を受けてもいいけど妃にしろって言ったら鼻で笑われちゃいましたよ。まったく、失礼な人です。ま、そこがいいんですけどね」
「ヴ、ヴィスまで狙ってるのか……」
シエルさんの肉食女子っぷりに父さんが冷や汗を浮かべている。
あいつも災難だな、と小さくつぶやいたのが、〈仙術師〉で強化された聴覚に聞こえた。
ところで、シエルさんは王様――ヴィストガルド1世から直接依頼を受けたような口ぶりだな。俺たちは竜騎士団長であるイルフリード第一王子から依頼を受けている。どうやら同時期に王と王子が別々に依頼を出してしまったというのが、バッティングの真相のようだ。とはいえ、ことがことだから、対応が遅れるよりはずっといい。
「……ところで、そちらの女の子は? 裸足のようにお見受けしますが……?」
シエルさんが、真剣な顔に戻って聞いてくる。その視線の先には、びくりと身を震わせてエレミアの影に隠れるアスラがいた。
俺たちは顔を見合わせた。
「……魔物のいた洞窟で保護したんですね?」
鋭く、シエルさんが聞いてきた。
たしかに、アスラの格好と俺たちが洞窟から現れたことを合わせれば、状況証拠としては十分だ。この洞察力は、さすが勇者といったところか。
もっとも、同じ依頼を受けているのなら、隠す必要はないだろう。ましてシエルさんは、聖剣に認められた勇者で、いくつも勲章をもらっていて、その上《善神の加護》まで持っている人物だ。
「ご明察のとおりですよ、シエルさん」
「洞窟には魔物がいたのでしょう? よくその子が無事でしたね?」
「……そこは、私たちにもわかりません」
シエルさんはしばらく顎に手を当てて考えていたかと思うと、やおらアスラに近づいてしゃがみこみ、アスラに向かってにっこりと微笑みかけた。
なかなか魅力的な笑顔だったと思うが、アスラはびくっとしてエレミアの背後に隠れてしまった。
シエルさんは今度は反対側から回りこんでアスラに近づこうとする。
アスラはまた逃げ、シエルさんはまた追いかける。
最後にはアスラはジュリア母さんの後ろへと逃げ込んだ。
さらに追いかけようとしたシエルさんの眼前に、母さんが無詠唱で放った細めの《フレイムランス》が突き立った。
「ちょっとぉ、怖がってるでしょ?」
「ご、ごめんなさい……」
シエルさんが母さんに謝った。
が、シエルさんがしおらしかったのは一瞬だけだった。
「それにしてもかわいい子ですよね! 天使みたいですっ! つ、連れて帰ってもいいですか!?」
無駄にテンションの高いシエルさんの言葉に、アスラがぶるぶると震え出した。
わりと本気で怯えているように見える。
ま、欲望全開で近づいてくるこの女勇者がおっかないというのはわかるけどな。
黙っていれば結構美人なのに。
縮こまってしまったアスラに代わって、父さんが答える。
「申し訳ありませんが、彼女を保護したのは私たちです。依頼のこともありますから、いくら助けていただいたとはいえ、預けるわけにはいきませんよ。……さいわい、うちのエレミアになついているようですし、依頼者に報告するまでは私たちの方で保護させていただきます」
「うー……それは正論ですね。本っ当に残念ですが、その子のことはお任せします」
がくり、と肩を落としてシエルさんが言う。
……そこまでしてアスラを連れ帰りたかったのか。
これについては100%父さんの言う通りだし、何より本人が嫌がってる。ここでシエルさんに身柄を引き渡すってのはありえない判断だ。たとえシエルさんが国王ヴィストガルド1世から依頼を受けているのだとしても。
「私は
「そうですね。そうしていただけると助かります! おまえの報告はわかりにくいと、いつも陛下からは小言を言われてますし」
たしかに話があっちこっちに飛ぶからな。
っていうか、この人は国王陛下が相手でもこんなような喋り方をするんだろうか。
別の意味でも勇者だな。あ、だから《残念勇者》なのか。
「それでは、
しばらくはモノカンヌスにいますので、イケメンが見つかったらご一報くださいね!」
シュタッと手を上げて挨拶すると、シエルさんは宙を踏みしめながら駆け去っていった。戦闘でも使っていたが、あれが【空歩】か。どうやったら習得できるんだ、あんなスキル。
「独特な方でしたねぇ」
ステフがみんなの内心を代表するようにそう言った。
「あのひと……こわい」
アスラが怯えた顔のままでつぶやく。
笑顔で迫ってくる勇者がよほど怖かったんだろうな。母さんがよしよしと宥めてあげている。
しかし、アスラはエレミアがいいらしく、母さんを無視してエレミアの服の裾をぎゅっとつかんだ。
……母さんの笑顔が心なしかピキッた気がする。
それにしても、
「……また?」
父さんへの社交辞令だろうとは思うけど、何となく、本当にまた会うことになるような気がした。
いや、キャラの濃さに当てられただけかもしれないが……。
――ともかくそれが、俺と《残念勇者》アルシェラート・チェンバースとの初邂逅だった。
次話、来週(7/31頃)になると思います。
明日、いよいよ書籍版第1巻が発売となります。
店舗によってはもう並んでいるみたいです。
店舗特典など詳しい情報については活動報告をご参照ください。
ここまでやって来られたのも、支えてくださる読者の皆様のおかげです。
改めて、本当に有難うございます!
ウェブ版、書籍版ともども『NO FATIGUE 24時間戦える男の転生譚』を今後ともよろしくお願い申し上げます。
15/7/24
天宮暁
追記2015/08/02:
【重要】アルシェラートの偽名をアルシアからシエルへと変更しました。
追記2015/09/16:
「今のサンタマナには適齢期で未婚のイケメン貴族はいないんですよねー。」→「今のサンタマナには適齢期で未婚のイケメン貴族は少ないんですよねー。」と修正しました。
イーレンス、デヴィッドあたりがいますので。
追記151030:
「女性は夜のような藍色の瞳をアルフレッド父さんに向けながら聞いた。」追加。シエルさんの瞳の色が決まっていなかったので。