3:キャラメイクー2
ーLHF ???ー
「これが、当たった魂の能力なんだね」
《ランダム選択 結果》
希少級 『大きな』ミミック:STR上昇中、VIT上昇中、AGI低下小、INT上昇小
所持技能:「不意打ちLv3」「擬態Lv3」「容量増加Lv5」
劣悪級『臆病な』ウサギ:STR低下小、AGI上昇中
所持技能:「危機感知Lv4」「逃走Lv4」「跳躍Lv2」
普通級 トレジャーハンター:AGI上昇小、DEX上昇小
所持技能:「罠感知Lv3」「罠解除Lv3」「宝物感知Lv3」「鑑定Lv3」
「情報が無いと、当たりか外れかもわからないね。それにステータスとか、技能について何も教わって無いんだけど?」
「ソレラニツイテハ、セカイニオリテカラ、マナバレテクダサイ」
ここじゃ教えないって事なのかな。何でそんな事になっているのかは、分からないけど。
「ところで、このゲームは職業とステータスがあるみたいだったけど、何も決めてないよね?」
「プレイヤーノミナサマハ、サイショノ職業ジョブハ初心者トナリマス。マタ能力値ハ、カク職業ニヨルモノニ、魂ノホセイガカカッテ、サンシュツサレマス。ソノタメプレイヤーノミナサマガ、ミズカラ能力値ヲソウサスルコトハ、デキマセン」
なるほど、どうやらこのゲームは他のVRゲームとは色々変えているみたいだね。
「とりあえず、ここでする事は終わりで良いのかな?」
「ハイ、ソノトウリデス。イジョウデ、サギョウヲ、シュウリョウサレマスカ?ソノバアイ、ガイケンノヘンコウナドハ、オコナエナクナリマス」
「うん、終わりでいいよ」
「ソレデハ、イッテラッシャイマセ。ドウカ、コノセカイヲタノシンデクダサイ」
もちろんだ。あの何だかよく分からない使徒、とやらにも認められたんだからね。せっかくだし、気のすむまで集めようじゃないか、この世界で。
ーLHF 亜神域ー
「ようやく三分の一は行きましたか。」
「全く正神方も、面倒ごとを押し付けてくれましたね。」
「そもそも我々使徒の声など劣等種どもは、普通は理解できないはずなのに。」
「プレイヤーどもは“世界の眷属”だから少しは聞き取れるようですが、効率が悪過ぎます。」
「おかげで、我等六百柱いる使徒全員で作業しなければ、まともに終わりません。」
「見所のある者たちも少ないですし、私達がやる意味があるのですか、これ?」
メンドクサー、ソウダソウダー
「文句言ってないでさっさと働きなさい、まだまだ来てるんだから。」
「そうですよ、どんどん増えているせいで、後が詰まっているんですよ」
「意識を飛ばすのと時間操作で待っているのを分からないようにするのも限界があるのだから」
「了解しました。次の作業に取り掛かります」
「面倒だけど、やるしか無いよね」
「そういえば、あの希少級のミミックを当てたプレイヤーは多少見所がありましたね。時々観察しておきましょうか」
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