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第83話 閑話休題

メアリは自ら進んでいろいろ話してくれた。

現在のレベルは8で覚えている呪文は即死呪文と道連れの呪文、そして記憶採取呪文の三つだということ。

即死呪文を発動させるためには相手の顔と名前と血液型を知る必要があるらしいということ。

さらには家族、親戚などは一人もおらず今はホテル住まいをしているということ。

そして所持金が底をつきかけているということ。


「そうか、それは大変だな。とは言ってもここに住まわせてやるつもりはないぞ」

女子高生と同居など考えられない。

多くの人を殺めてはいるものの俺は常識人なのだ。


「それは昨日聞いたからもうわかっとるって。いややなぁ、鬼束くんってば」

「その鬼束くんって呼び方やめてくれるか。お前のこと隣の住人には親戚ってことにしてあるから、その呼び方だとちょっと不自然だ」

「なんや、そうなんかぁ。せやったらぁ~……ヤマトお兄ちゃんでええか」

「うーん、微妙だがまあいい」

鬼束くんよりはいくらかマシな気がする。


「それでうちらはこれからどないする? ヤマトお兄ちゃん」

「ん、そうだな~……」

メアリの問いに俺は頭を悩ませる。

メアリとチームを組んだはいいがそのあとのことは正直何も考えてはいなかったのだ。


「とりあえず俺の仕事でも手伝うか?」

「ヤマトお兄ちゃんの仕事ってなんなん? そういえば聞いてなかったなぁ」

「俺の仕事はな、殺人請け負いだ」



◇ ◇ ◇



【現時点でのステータス】



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鬼束ヤマト:レベル35


HP:68/68

MP:64/64

ちから:61

まもり:60

すばやさ:59


呪文:クフイカ(2)

  :クドゲ(1)

  :チンカンニクア(3)

  :シアビノシ(4)

  :ンガリンセ(6)

  :ンシクド(5)

  :インテ(10)

  :ヨキウヨシクオキ(25)

  :マダズミ(10)

  :イタブ(3)


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飯島メアリ:レベル8


HP:7/7

MP:60/60

ちから:3

まもり:5

すばやさ:5


呪文:シクソ(50)

  :レヅチミ(1)

  :ユシイサクオキ(2)


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