美紗ちゃんを無事家に送り届けると俺は自分の部屋に戻った。

「ステータスオープン」

久しぶりにステータスボードを確認する。

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鬼束ヤマト：レベル5

HP：19/20

MP：2/9

ちから：18

まもり：16

すばやさ：13

呪文：クフイカ(2)

　　：クドゲ(1)

　　：チンカンニクア(3)

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「レベル5か……」

さっきのストーカー男を殺したことで俺のレベルが1増えている。

ステータスも初めの頃に比べるとそれなりに上がっている。

が、俺はもともと運動が得意なわけでも体が丈夫なわけでもないので、普通の成人男性と比べて俺が今どの程度の強さなのかは正直よくわからない。

「ん……今回は呪文は覚えなかったみたいだな」

呪文の数が増えていない。

前にあきらがレベルアップで呪文を覚えるかどうか、覚えるとしてもどんな呪文を覚えるかは完全にランダムだと言っていたからこういうことも当然あるのだろう。

まあいい。

「とにかくこれでまた一週間、寿命が延びたわけだ」

俺は熱い風呂に浸かるとさっさと床についた。

人を殺した直後だというのに俺はそうそうに深い眠りへと落ちていった。