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概要・国家設定3

お約束していた概要3になります。

梅雨明けまではもうしばらくかかりそうで嫌になりますねぇ……

まぁ、気長に待つしかないでしょうね。

スペルニーノ・イタリシア連合王国

 日本の最初の敵性国家。

 旧世界でいう所のスペイン、ポルトガルとイタリアで、イグアナのような能力を持ち、水での戦いと造船を得意とするスペルニーノ王国と、鳥のような羽毛と鳥と心を通わせる能力で翼長15mほどになるアホウドリのような巨鳥と、機動力を重視したハヤブサのような巨鳥を操るイタリシア王国という、フランシェスカ共和国を挟んだ連合国。

 この世界では連合してという体制ではあるが、互いの短所を補える政策を取っているお陰で、種族間の摩擦などもなく、文明水準の割には強大な国力を誇る国。

 巨鳥を遠くでも運用するため、巨鳥母艦と呼ばれる木造船(略して鳥母)をスペルニーノ王国の造船技術によって所有しており、軍の運用方法に関しては非常に近代的な考え方を持つ。

 船も木造船ではあるが戦列艦を所有しており、数多くの大砲で圧倒する戦法を得意としており、内外では『無敵艦隊』と呼ばれている。

 新参者である日本国が、スペルニーノが領有しようと目論んでいたアメリカ大陸をいきなり領有宣言したこと、更に大陸領有のためにフランシェスカ共和国を併呑するべく、共和国の南部沿岸に戦列艦と鳥母で攻めかかる。

 その際、村人及び日仏友好のために訪れていた日本人に対してありとあらゆる強姦、強盗、虐殺を行なった結果、日本の猛烈な怒りを買うことになる。

 そもそも日本が国交を結ぼうと訪れた際、港の水深が足りないという理由で小型船を使って上陸した結果、大した国力のない蛮族として扱われてしまい、日本の実力をまるで見抜けないという事態に陥る。

 異世界で日本を最初に怒らせた国。



『あづち』型強襲揚陸艦

 概要・転移後、大部隊や戦争時に発生する多くの難民や兵員を迅速に、大量に輸送する必要性を突きつけられた日本が、建造する事を決めた新型輸送艦である。

 目的として、これまでの『おおすみ』型輸送艦のこれまでの能力を大幅に変更し、ワスプ級強襲揚陸艦と同じ257mにまで拡張することが求められた。

 エンジンも改良された結果、速力もこれまでの『おおすみ』型以上の30ノットを獲得しつつ、ワスプ型と同レベルの兵員や航空機を搭載できるスペースを確保することに成功する。

 また、エアクッション艇もエンジンが改良された新型が配備されており、これまで以上に揚陸性能が増している。

 同型艦が更に2隻配備され、艦名は『あづち』、『おだわら』、『えど』となっている。

 空母やヘリコプター搭載護衛艦以外では非常に大きく、搭載容量も多いため、艦艇では初めての試みだが、日本でもトップクラスの大きさを誇る城郭の名前からとられることになった。

 輸送艦・強襲揚陸艦とはいうものの、武装は20mm多銃身機関砲(CIWS)、SeaRAM、近SAmシステムである。

武装 

○ 20mm多銃身機関砲(CIWS) 2門

○ SeaRAM 2基

○ 近SAmシステム 2基



クオーツ級戦艦『クオーツ』

 旧世界で言う所のイギリス、『グランドラゴ王国』が保有する前弩級戦艦。

 日本の基準では『富士型戦艦』とほぼ同じ能力を持っており、魚雷発射管を除いた装備はほぼ同等。

 ただし巨鳥との戦闘を見据えているのか、対空用の7.7mm機関銃を各所に装備している。

 日本のオタクはこれを見て『某日本転移小説に登場する友好国の戦艦みたいだ』、と発言する。

武装

○ 基本兵装は戦艦『富士』とほぼ同一

○ 7.7mm機銃 10丁



巨鳥

 概要・2種類いて、翼長15mくらいになる巨大なアホウドリのような生き物で、速度は時速にして100kmほどしか出ないが、非常に強靭な肉体を持っており、300kg近い物資を運ぶことが可能。

 スペルニーノ王国はこれに目を付け、強い衝撃で爆発する薬品を詰め込んだ陶器製の壺を落とすことで対地支援、或いは大型船への攻撃に使用していた。

 日本と戦争になった際にもイタリシア王国が開発した巨鳥母艦から日本の船に爆撃するべく飛行したが、射程範囲に入る前に護衛艦の主砲及び対空ミサイルに全て撃墜されてしまう。

もう片方はハヤブサのような姿であり、機動力の問題から人1人と多少の荷物しか載せることができないが、その代わりに時速210kmで飛行することが可能。

この鳥その物の攻撃手段は嘴や爪の一撃だが、胴体下部に連装式の大型弩弓(バリスタ)を装備することで、ちょっとした戦闘機のような能力を獲得している。

 この大型弩弓は東の蟻皇国原産の竹を柄に使用しており、軽量ながら頑丈な造りになっている。これは仮想敵国であるグランドラゴ王国の飛竜騎士団に対抗できるようにと開発された物であり、胴体を貫くほどの威力はないが、翼を狙うことで敵の飛行能力を奪うことを目的としている。


今回は初の敵性国家についてになります。

これまたアバウトですが、万が一何か設定を煮詰めるような事があれば、それを載せるかもしれません。

次回の投稿はまた数日ほどお待ちください。

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