異世界釣り暮らし

作者:三上康明
※※書籍化に合わせてタイトルを変更しています。(旧題:異世界釣行記 ~ 最新ルアーを持ったおれ、「釣ったヤツが偉い」世界に転移する)※※

ボウズで終わった磯釣りの帰り、おれ、牛尾隼斗は異世界に転移した。
転移先の漁村では、折しも年に一度の釣り大会を開催中。
釣り帰りだった隼斗は当然タックルを持っている。
人々が持つ前時代的な延べ竿や質の悪いリールに対し、こちらは最新鋭のシーバスロッドにルアー。
だが勝負なんてどうでもいい。
目の前に広がっている豊饒の海……見たところ魚種は同じだけど、魚影の濃さは現代とは比べものにならない!

夢中でキャストしたらばんばん釣れる。
中には紫色に輝く「魔ダイ」「魔イワシ」「魔グロ」なんかもいる――魔力を持っているからふだんはまったく釣れない魚だって? そいつら、おれのルアーにバカ食いしてくるんですが……。

しかもこの世界はどうやら「釣れるヤツ」が「すごいヤツ」という価値観。
あちこちで日常的に釣り大会が行われているとか。
魚がいるのに釣り人が自重するわけがない! 釣るぜ、いやっふぅぅうう〜!
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 101 ~ 113 を表示中
海竜裁定
2018/04/15 11:43
釣り大会後夜祭
2018/04/22 20:10
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 101 ~ 113 を表示中