559.かくして少年は迷宮を駆ける　　～勇者も魔王も神も殴る羽目になった凡庸なる少年の話～　⭐︎

[作者]

あかのまに 様

[あらすじ]

①借金を残して親が他界

②妹が担保にされてて人身売買

③買い戻したいなら金貨１０００枚

金もない。地位もない。力もない。

全てを打開すべく少年は迷宮へと足を踏み入れる。

理不尽を超える為の金と地位と力を求め、少年は成り上がる

迷宮を踏み進み　魔物を倒し　賞金首の首を刈る　　

地道にコツコツ実績を―――などと言っている暇はない　容姿は最高だが人格の破綻した女と共に嵐のように迫る試練を乗り越えよ！

[感想]

今でこそなろうでも人気ですが、元々別サイトでランキングに載っていた作品なんですよね。その頃に最初ちょっとだけ読んで読むのをやめちゃったんですけど、エッセイの感想欄で何度か薦めていただいたたので、読み返してみたらめっちゃ面白いやんってなって一気に最後まで読んでしまいました。

物語は王道のファンタジーもので、平凡だった少年が抗えない世界の不条理に巻き込まれて少しずつ力をつけて仲間たちと出会い成り上がっていく、そんなお話。

主人公たちもかなりハイペースで成長していくんですが、そもそも主人公たち以外が化け物じみた強さばかりで、各章で毎回死にかけます。

一応ハーレムものなんですけどヒロインの癖がめちゃくちゃ強い。あと恋愛要素自体が薄めなのであんまりハーレムって感じがしないのが不思議。

ちなみに個人的には灰の英雄の凱旋のシーンがすこ。最初衝突したり見下してたけど成し遂げたことに対して敬意を払うシーン最高です。

あとこの作品1年で200万文字くらい増えてますし、毎日更新かつ1話5000文字くらいで世界観も壮大なので読み応えがやばいです。お陰で数日睡眠不足になって私も死にかけました。

平凡な少年は非凡な少女と出会いやがて英雄となる、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。

[評価]

総合評価:9

恋愛:3

ハーレム:2

無双:2

[その他]

完結作品

文字数:310万文字

読了時間:100時間程度

作品URL: https://ncode.syosetu.com/n8799hu/