50.平和の守護者 ☆
[作者]
池崎数也 様
[あらすじ]
時は2010年。
第二次世界大戦末期に現れた『ES能力者』により、“本来”の歴史から大きく道を外れた世界。“本来”の世界から、異なる世界に変わってしまった世界。
人でありながら、人ならざる者とも呼ばれる『ES能力者』は、徐々にその数を増やしつつあった。世界各国で『ES能力者』の発掘、育成、保有が行われ、軍事バランスを大きく変動させていく。
そんな中、『空を飛びたい』と願う以外は普通の、一人の少年がいた。
だが、中学校生活も終わりに差し掛かった頃、国民の義務である『ES適性検査』を受けたことで“普通”の道から外れることとなる。
夢を追いかけ、様々な人々と出会い、時には笑い、時には争う。
これは、“本来”は普通の世界で普通の人生を歩むはずだった少年――河原崎博孝の、普通ではなくなってしまった世界での道を歩む物語。
[感想]
正直かなり面白くて、この作品を読むので数日ほぼ丸々潰してしまいました。設定もよく作られてますし、文章量もかなりあるので読み応えも十分です。
この作品、中盤から終盤にかけてどんどん惹き込まれるように展開が進んでいくので途中で切り上げるということがし難いほど面白かったです。しかし、その分序盤が訓練や謎が多いのでそこで止まってしまう人も多いかもしれません。実際、書籍が1巻で打ち切りになったのはそこが原因でもあるのかなと思います。でもそこさえ読み進めれば面白いこと間違いなしです。
アニメ化してほしいレベルのクオリティ。下手なアニメより確実に人気が出ると思います。
これだけの長編で終盤にいろいろと伏線の回収やら驚きの展開やらを魅せられたので近年稀に見る満足度でした。
読者のみなさんが言ってますが、砂原かっこよすぎてやばい。
普通の少年が特別な力を得て織りなす現代SF物語、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。
[評価]
総合評価:9.5
恋愛:6
ハーレム:4
無双:4
[その他]
書籍化作品
完結済み作品
文字数:325万文字
読了時間:110時間程度
作品URL:https://ncode.syosetu.com/n9310bv/