519.花火を打ち上げて。 ☆

[作者]

黒花 様

[あらすじ]

―あの夏祭りの日の夜

　俺は大きな花火の音と共に異世界へと飛ばされた―

　花の国、ジラーフラ。

　そこは魔法の存在する小さな国だった。

　水魔法に土魔法、火魔法。そして光魔法に闇魔法。

　多くの人が複数の魔法を巧みに扱う中、

　俺が使えたのはまさかの火魔法だけだった？！

ーさあ皆で火を灯して

　打ち上げよう、大きな花をー

これはとある青年が異世界で生き、少女と共に夢を見つける物語。

[感想]

主人公とヒロインの距離の縮め方が最高に私好みで悶えました。たまにこういう王道の異世界恋愛ものがあるからなろう作品を読むのはやめられません。

物語は異世界に転移してしまった青年が慣れない生活に少しずつ馴染みながらどこか不思議な少女と出会いお互いに恋を育んでいくお話。この世界は割と戦争が多いんですけど、主人公がたまたま転移した国は島国なのであまり他国との交流がなく、唯一ほのぼのとした国民性の穏やかな国です。

とにかくヒロインとの少しずつ距離が縮まっていくのが素敵すぎて大好きです。恋愛メインの内容で結構文字数もあるんですけど読んでいて全然飽きないですし、お互いが相手のことを想いあっているなあという雰囲気が好きすぎる。たまにあるヒロイン視点がたまらぬ。主人公とヒロインはお互いのことで悩んだりもしますが、基本作風もほのぼのとしていてライバルとかも出てこないですしほんわかにまにましながら読めます。

異世界らしく魔法というのもちゃんと存在するのですが、そこも恋愛に上手く絡められていて流石だなあと思います。

相手のことを想い合い育くんでいく恋のお話、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。

[評価]

総合評価:8

恋愛:4

ハーレム:0

無双:0

[その他]

完結済み作品

文字数:55万文字

読了時間:15時間程度

作品URL: https://ncode.syosetu.com/n7247hh/