494.破壊神の終末救世記 ☆
[作者]
シマフジ英 様
[あらすじ]
少年ルーツは若くして強力な魔法を使いこなす魔道士であり、平民でありながらサナ王女と親しい関係にあった。
ある日、強大な帝国の力に国が敗北し、ルーツとサナ王女は離れ離れになる。
そこから3年。ルーツはさらに力を蓄え、身分を偽って帝国に潜入する。
懐かしい友人たちとの再会も待っていたが、サナ王女の心は既にルーツから離れていた。
ルーツが、壮大な復讐の果てに見るものとは……
[感想]
話の流れ的に人を選ぶ作品ではあると思いますが、とても良い作品でした。
物語は帝国に国を滅ぼされてしまった主人公が復讐するお話です。復讐というところも重要なんですが、伏線だったり物語の結末だったりとこの作品上手く作られているなあというところが多かったです。
最初全体的に展開がわかりやすいなあとか思いつつ読んでいたり、未来のことを知っていると幕間の2人が幸せなのが辛すぎて若干流し読みしていたんですけど、終盤に明かされた伏線で驚きました。普通に飛ばしてたのを後悔してイチから読み返しましたもの。皆さんには最初からしっかりと読むことをオススメします 笑
この作品を読む上で重要な注意事項がありまして、このエッセイ読んでる人って割と私と同じで純愛系が好きな人が多いと思うんですけど、この作品ヒロイン(としておく子)が他の男に奪われます。所謂寝取られというものなんですけど、そういうヒロインが他の男を選んでしまうという展開にメンタルがやられるであろう人は読まないでください。このジャンルって人によってはトラウマレベルに感じる人もいるので。
国を失い最愛の人にも裏切られた男の復讐、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。
[評価]
総合評価:7.5
恋愛:2
ハーレム:0
無双:0
[その他]
完結済み作品
文字数:15万文字
読了時間:6時間程度
作品URL: https://ncode.syosetu.com/n6961hm/
【次回予告】
不死の少女と圧倒的な強さを誇る部族の少年が出会った時、帝国の魔の手が忍び寄る。
【追記】
次回作のタイトルがわかった場合、ネタバレ防止のために感想欄で直接タイトルを回答するのではなく、読んだ人になら伝わるなって感じで軽くボカしてくださると嬉しいです。