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44.音使いは死と踊る ☆

[作者]

弁当箱 様


[あらすじ]

 ある日突然、無能力だった少年は諦めていた能力を発現させた。能力の名前は”音支配(ドミナント)”。

 少年は世界で初めて音を司る能力を発現させたのだ。

 しかし、その能力の危険性ゆえに排除対象として認定された少年は、社会の治安を維持するための行政機関「自衛軍」に殺されかける。

 そんな彼に手を差し伸べたのは、悪の組織Anonymousだった。

 少年は生きるために、その手をとった。



[感想]

なろう以前から他の小説サイトをみていた人たちは気づいていると思いますが、一時期某サイトで流行った自衛隊vs悪の組織というのをなろう版で連載したものです。当時、私はその系統の小説を読みまくっていたのでこの作品を読んで懐かしくなりました。

大筋の設定は当時沢山あった作品と似ていますがなろうの読者好みに変化させていることや細かな描写、設定などのクオリティーが高いので良作と言っていいほどに仕上がっています。

また、ただ強い能力が活躍するだけでなく一見弱そうに見える能力でも使い方次第で活躍するなどの工夫がされているのでそういう部分でも楽しめるでしょう。

個人的に主人公以外の登場人物たちへの焦点の当て方が上手いなあという気がします。それぞれきちんと個性がありますし、見せ場もあったりするので読んでいて楽しいです。ただまあ、だからこそ登場人物たちに感情移入しすぎるとちょっと辛い場面も多いのですが 笑

主人公が少しずつ成長していく過程もしっかりありますし、シナリオだけでなく戦闘も熱いのでオススメです。

悪の組織に所属した少年のちょっと変わった異能バトル、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。


[評価]

総合評価:7

恋愛:5

ハーレム:2

無双:3


[その他]

書籍化作品

完結作品

文字数:65万文字

読了時間:20時間程度

作品URL:https://ncode.syosetu.com/n9898cc/



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