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26.ぼくは異世界で付与魔法と召喚魔法を天秤にかける ☆

[作者]

横塚司 様


[あらすじ]

 いじめられっ子だった無力な少年が、落とし穴を掘っていた。

 いじめの主犯を穴に落とすために。

 殺すための武器も用意していた。

 だが、落とし穴に落ちたのは、醜悪な豚鼻の人型生物、オークだった。


 ある私立の全寮制の学校は、それが存在する山ひとつまるごと、異世界に転移する。なんのちからも持たなかった少年は偶然、モンスターを殺し、レベルアップする。

 得たスキルは、付与魔法と召喚魔法。

 その瞬間から、少年は無力ではなくなった。モンスターに対抗できる、稀有な存在へと進化した。

 ちからを得た少年は、異世界に転移した学校で、さまざまな選択を突きつけられる。


 自分ひとりで生きるために最適な召喚魔法か、それとも他人と共に戦うための付与魔法か。

少年は天秤にかける。


[感想]

かなりのハイクオリティー小説。連載して少し経ってから読み始めたのですが他の小説に比べて読みやすく設定もきちんとしていたので案の定書籍化しました。完結後に知ったのですがこの作者さん名前変えてますけど、この作品の前から既に現役作家さんだったみたいです。

学校ごと異世界に転移する作品というのはなかなかなく、それ故に今までの人間関係が深く関わってくるのでそういう点でも十分楽しめました。

ただ私としてはラストの展開が少々後味悪いかなあと感じましたがそれは人それぞれでしょう。

しかし、ストーリー性や読みやすさなどそこ以外はかなりよかったのでほぼ満点です。

主人公たちがスキルを選んだりするときにきちんと戦略を考えて選ぶところやレベルアップに必要な計算なども考えられていて楽しく読めました。

また、この小説そこそこ読み応えがある量なのですが作中の時間完結するまで一週間程度しかありません。主人公たちかなり濃密な時間を過ごしてます。まあ読んだら納得できますが。

クオリティーの高い満足のいく小説(当社調べ)を読みたい方は是非一度読んでみてください。


[評価]

総合評価:8.5

恋愛:7

ハーレム:7.5

無双:6


[その他]

完結済み

書籍化作品

文字数:105万文字

読了時間:35時間程度

作品URL:https://ncode.syosetu.com/n7505bx/



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