194.おきつねさまと食べ歩き
[作者]
八代将門 様
[あらすじ]
我が家は代々、庭の端に鎮座するお社を守ってきた。お社には毎日お揚げを2枚、週1日稲荷寿司を2個お供えすることになっていた。
何を思ったか俺はある日お揚げと稲荷寿司以外のもを供えてしまった。
これが俺の静かな生活の終わりの始まりだった。
これは俺とおきつねさまが、美味しいものを食べたり、食べに出かけたり、お取り寄せをしたり、ただそれだけのお話だったはずなのに・・・
[感想]
この作品、読みやすくて気付いたら最新話まですぐいってしまいました。ライトノベルというよりもライト文芸という感じかなと思います。私もあまりその差はわかりませんけど 笑
素直に文章というか話の展開が上手いと感じました。序盤はいろいろあって、とあるおきつねさまと一緒に美味しいものを食べてほのぼのとする話なのですけど、主人公の前世に重要な事実があり、それによって面倒ごとに巻き込まれたりします。しかし、別に深刻だったりシリアス注意だったりするほどのものではないです。
日本の神様のお話がキーワードでもあるので、日本人として楽しめるかなと。ただ、眠くなるような複雑な内容ではなく、あくまで簡単に作中で説明されて登場するので、殆どの人が読む上で抵抗は感じないと思います。
主人公がいろんな意味で凄いです。こう、とある面で常識はずれの行動ばかりして問題児的な扱いを受けていますし、なんか人間超越しちゃってるのに結構マイペースですし、普通に面白い 笑
個人的にヒロインが健気で大好きです。割と序盤まで読んでいてハーレムものかなと思いきや、一応ヒロイン一筋ですし驚きました。
家のお社にちょっと変わったものをお供えしたことから始まる非日常生活、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。
[評価]
総合評価:7.5
恋愛:2.5
ハーレム:2
無双:2
[その他]
書籍化作品
更新頻度:不定期
文字数:20万文字
読了時間:5時間程度
作品URL:https://ncode.syosetu.com/n7430dq/