144.腹ぺこな上司の胃をつかむ方法~左遷先は宮廷魔導師の専属シェフ~
[作者]
佐伯さん 様
[あらすじ]
若くして宮廷魔導師になったヴィルフリートが上司ににらまれ飛ばされた先は、変人の巣窟「ただ飯食らい」の第二特務室だった。
成り行きでそんな変人達の頂点である室長エステルの専属シェフに任命されてしまい、仕事逃亡の阻止や餌付けに精を出す日々が始まる。
気がつけば本職より板につき始めているエステルの料理人業兼従者業。最初は不満だったのに段々満更でもなくなりつつある状況に困惑し始める。こんなことで夢の筆頭魔導師になることはできるのか。
これは苦労人ヴィルフリートが、はらぺこの上司エステルのお世話を焼きつつなんだかんだほだされていくお話。
[感想]
あまーい!!!
と思わず言ってしまうほどの作品でした。タイトルやあらすじからでは気づかないほど甘い作品です。ちなみにこの作品、昨日このエッセイの感想で紹介していただいたものなんですけど、なんとなく興味を持ったのでタグをみると溺愛とあって気になって読んでみたら、まあばっちり私の好きな感じでした。自分で嗅覚凄いなーと思ってしまいましたもの 笑
内容も概ねあらすじ通りなので補足だけですが、タイトルは一瞬グルメものかと思いきやそこまでなろうで流行っているほどがっちりとしたグルメ系の作品ではなく、あくまでいちゃつくための理由づけの部分が大きいかと。主人公は料理が格別に上手いというわけではありませんが、いろいろな理由が重なりヒロインにとっては最高級のものとなっているのです。ちなみにただ甘いだけでなくシリアスっぽい要素もありますが、より甘くさせるためのスパイスのようなものなので問題ありません。
甘い作品が大好きな人ならわかると思うのですが、ただ甘いだけの話しでも自分に合うかわからないんですよね。少しでも自分の好きな感じと離れてしまうと甘くてもダメだったりします。逆にハマるとかなりやばいのですが。なのでこの作品の評価、かなり私の中では上のほうです 笑
あと、この作品を私がどれだけ気に入っているかは紹介してきた作品からわかるように女主人公が苦手な私がこの作者様の他作品なら女主人公ものの作品でも読んでみようかなと思ってしまったくらいにはやばいといえば皆さまに伝わるでしょうか。感想で紹介してくださっている人たちにも女主人公ものは読めないといっていますしね 笑
もうすぐ最終章で終わってしまうようですが書籍化しないかなーと切実に願っております。
ひたすら甘々な二人のイチャラブ日常、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。
[評価]
総合評価:9.5
恋愛:10
ハーレム:0
無双:3
甘さ:ブラックコーヒー必須
[その他]
更新頻度:不定期
文字数:45万文字
読了時間:15時間程度
作品URL:https://ncode.syosetu.com/n9802dy/