132.人狼への転生、魔王の副官 ☆
[作者]
漂月 様
[あらすじ]
人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。
元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔物の気持ちもよくわかる。おかげで周囲からは知勇兼備の名将だと思われているが、実際は苦労の連続だ。
やたらと暴力に訴えがちな魔物たちを従え、すぐに文句を言う人間たちも何とかして、彼は今日も魔王軍の中堅幹部として頑張る。
[感想]
なんというか序盤は中堅管理職って大変なんだなあと思ってしまいました 笑
人外転生、それも魔王サイドの人狼に転生というなかなか面白い設定ですが、それだけではなくきちんと種族が違うという点を活かした作品となっています。
初代魔王様の正体なども地味に面白かったです。ただまあ勇者との対決がいきなりすぎて結末なども驚かされましたが。
人間と戦争中ですけど基本はほのぼのしています。もちろん戦闘場面もありますが一応主人公が転生者なので極力殺さないようにはします。ただ、別に甘いというわけではなく必要とあれば殺るのでそこは心配しないでください。
割と勘違い要素も強いです。というか主人公が結構自己評価が低いので勘違いみたいになってるのですかね。まあある意味それが欠点で主人公の対応能力が凄すぎてさらっと問題解決してしまうのでご都合主義に感じてしまう人もいるかもしれません。しかしそれほどご都合主義が強く印象に残るほどではなかったです。序盤の苦労人雰囲気が強いからですかね 笑
個人的に少しずつ魔王軍が認められていく流れが好きでした。
人間と魔王軍ひたすら両者の均衡を保とうとする苦労人の主人公、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。
[評価]
総合評価:7.5
恋愛:4
ハーレム:2
無双:7
[その他]
書籍化作品
完結済み作品
文字数:150万文字
読了時間:50時間
作品URL:https://ncode.syosetu.com/n1576cu/