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126.聖贄女のユニコーン 〈かくて聖獣は乙女と謳う〉 ☆

[作者]

陸 理明‬ 様


[あらすじ]

 西方より大陸を蝕む自然現象〈雷霧〉。内部に魔力を秘めた雷を稲光らせ、異形の魔物が跋扈する黒い霧は、次々と大陸の国家を飲み込み、人々を追いやっていく。

 〈雷霧〉を止めるただ一つの手段は中心にある〈核〉を破壊することのみだったが、それを成し遂げることができるのは、魔力を弾き返す聖獣ユニコーンとその乗り手に選ばれた少女たちだけであった。だが、功績と引き換えに彼女たちのほとんどは生きて帰ることができない。

 しかし、彼女たちの指揮をとる将軍オオタネア・ザンが切り札となる一人の青年を投入することで状況は一変する。

 そして、そこから青年と少女たちによる護国の戦いが幕を開くのであった。


[感想]

ただただカッコいい。絶対に生きるという熱い想いがひしひしと伝わってきます。こういう熱い物語は好きなので面白かったです。最終局面とか熱すぎて読みながら登場人物と一緒に叫んじゃいました 笑

注意点としてがっつりハーレムなので苦手な人はきついかもです。しかし戦記がメインなので苦手な人でも読めるかなあとは思いますけど個人によって違うと思うので読んでみたいと思ったら手を出してみてください。あと登場人物が結構多いので覚えるのが大変かもしれません。それと熱いだけではなく結構シリアスな部分もありますので苦手な人はお気をつけください。ただ、それでも希望を捨てないで戦う主人公と乙女たちに心が震わされます。

内容としてはあらすじがしっかりと書いてあるので補足程度ですが、基本日常と戦闘が交互にあります。敵がどんどん進化というか強くなっていくのでわりとRPGゲームのシナリオに近いかなあという気がしました。

正直今でも定期的に熱い場面を読みたくなったらこの作品を読み返すくらい好きです。なかなか声を出してしまうほど熱い物語ってないので 笑

ただ熱いだけではなく、乙女たちとユニコーンの絆などにも何度涙したことかわかりません。

そこらの異世界ものとは違いしっかりと作られた世界観、よく書かれた戦闘描写などがとても魅力的でした。

おまけとして、登場するユニコーンがかなり面白いです。

国を救うために戦う熱き乙女たちの物語、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。


[評価]

総合評価:8

恋愛:7

ハーレム:8.5

無双:4


[その他]

書籍化作品

完結済み作品

文字数:120万文字

読了時間:40時間程度

作品URL:https://ncode.syosetu.com/n2841bx/



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