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108.鋼鉄のアイ

[作者]

パブロン 様


[あらすじ]

 気が付けば荒野に立っていた。

 手には何故か大口径の拳銃、コルトガバメントを握り締めている。


 タクムは困惑する。

 つい先ほどまでは部屋に居たはずだ。移動した記憶はない。

 だというのに見渡す限りに広がるのは、枯れ木や疎らに雑草が生えただけの大地だからだ。



 そんなタクムの感情を他所に、携帯電話から着信が入る。

 アイ――人工知能を自称するその声の主曰く、ここは生体兵器クリーチャーが跳梁跋扈する異世界だという。


 当然、タクムは信じない。なんかもう色々と信じたくない。

 しかし、辺りは見渡す限りの荒野であることは間違いない。


 「これは、ゲームだ」

 そう思い込むことにした。


 そうしてタクムは鋼と弾丸に支配された危険な世界へ飛び出すのだった。


[感想]

断言します。この作品は素晴らしい。

しかし、致命的な欠点があります。それは物語が凄く気になるところで更新停止していることです。

エタってしまった作品は多いと思いますが、ここまで続きが気になるところで更新が止まっている作品はなかなかないです。

ほんと何年でも待つので再開してほしいです。

というわけでこの作品、薦めはしますが読むかどうかは気をつけてください。ハマると私みたいに続きがこない可能性に絶望するので。

内容についてですが、序盤はわりかし普通の異世界転移+そこそこチートで俺Tueeeeの展開ですが、相棒のAIがいい味を出していますし、設定も細かい差異があってテンプレのようでテンプレじゃないものとなっています。

世界観はVRMMOの銃など現代に近いものがメインですかね。

中盤から終盤にかけてですが、ここから怒涛の勢いで物語の流れが加速していきます。

最初は結構ありきたりだけど面白いなあくらいだったのが一気に物語に惹きこまれます。

ただ、そこが内容的に万人受けではないと思うので、微妙という人もいると思います。

しかしそのほうがいいかもしれません。最初に言いましたがハマると大変ですし。

あまりしっかりと紹介できていない気もしますが、とりあえず終わらない辛さに身を投じても良いという人だけお読みください。

読者を良い意味で苦しめる未完の良作、そんな作品を読みたい人は是非一度読んでみてください。


[評価]

総合評価:9

恋愛:5

ハーレム:3

無双:8


[その他]

更新停止中

文字数:35万文字

読了時間:10時間

作品URL:https://ncode.syosetu.com/n2229bm/



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