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第48話 第一回イベント開幕



皆さんこんにちは。今日は待ちに待った第一回イベントが開催されます。ちなみに私はそんなこと忘れてました...。



あのヘルウルフキングを倒した日、街に帰ったらすんごい凝視されて、道行く人皆が皆話しかけてきたから逃げたんだよね...。それから今日に至るまでの2日間試練の塔を中心に近場を探索兼レベル上げをしてたんだ。


これが今の私のステータス。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【名前】アヤネLV.☆→☆13(上限解放済み)

【種族】竜人(見習い→下っ端)

【職業】鍛冶師LV.5




HP:3100/2450→3100

MP:2700/1950→2700




STR:70→80

VIT:10

DEF:10

AGI:58→80

INT:10

DEX:70→80

MND:10




【スキル】《鍛冶LV.7》《剣術LV.☆→☆2》《身体強化LV.☆→☆1》《採掘LV.5》《伐採LV.2》《木工LV.5》《鑑定LV.9→☆》《錬金術LV.6》《錬金鍛治LV.6》《竜の力LV.1→3》




SP:0→23



【装備】葉狼セット、焔風斬丸、霊斬丸




【称号】『葉狼を撃破した者』『地獄の討伐者』『竜の力を持つ者』『獄狼王を撃破した者』


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【名前】『獄狼王を撃破した者』

【効果①】ダークネス属性攻撃の受けるダメージを減らす(大)。


【効果②】名前に「ヘル」と着くものと狼系種族に与えるダメージ上昇(小)。


【取得条件】ヘルウルフキングを撃破する。

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職業の見習いから下っ端になったのはレベル☆10になった時。最終的にどうなるのか楽しみでもある。

そして、少しだけ《竜の力》を練習してレベルアップしている。

あと、称号は普通に嬉しいです。



2日間ずっと狩ってたからちょっと疲れてたけど今日はすずに言われて()()()()()で合流するからその疲れが吹っ飛んだ。


いつイベントが始まるか分かんないけどしばらく来ないだろうからもう少しだけレベル上げしとこ───


『第一回イベントのお知らせ』



う...。

タイミング良いね...。



メニューのメールの欄からメールを開く。



『第一回イベントのお知らせなのじゃ!


楽しみにしておったそこのお主!遂にPVPの開始じゃあ!!

是非とも我らに良い戦いを見せてくれ!健闘を祈る!


By,うんえー』



「なにこれ...。」



『イベントに参加しますか?YES or NO』

「もちろん参加!」

『特別会場に転移しますがよろしいですか?YES or NO』

「はい!」


そうして、私は2日ぶりに大勢の人がいる会場に姿を現したのだった。


──────


───



「おいおい!竜人か!?」

「まじか...。俺初めてプレイヤーで見たかも。」

「そりゃそうだろうがよ!だっていねぇんだもん!」

「おまいらそれだけじゃねぇだろ...。」

「あん?なんだ?」

「よく見ろ...超美少女じゃねぇか!!」

「ほんまやんけ!!」

「赤髪ショート美少女ロリ竜人って属性過多すぎん?」

「アヤネタンhshs...。」

「...通報したわ...。」






と、このように転移した場所から波のように騒ぎが大きくなったのだ...。



「...ちょっと心細いな...。」



ちょっと所ではない。

360度全方向からの視線を感じて恥ずかしいような怖いような...。


「すずはどこ...?」

「こ・こ・だ・よ♡」

「うびゃあ!?」

「ごふっ!」



急に後ろから耳元に話しかけられてびっくりした。咄嗟に手を出してしまい、後ろを見ると顔が凹んだ銀髪少女が...。



って


「...すず?」



すずの空のように澄んだ水色の髪と目が水色がかった銀色になっていた。



「その髪どうしたの?」

「え?ああ。進化したらこうなったのよ。」

「なるほどぉ...。ちなみに種族は?」

「メタルプリンセスになったよ!」

「金属の姫?」

「そうそう!私とっても硬くなったんだから!」

「そうなんだ!」

「そっちはなにか進展はあったの?」

「んー...特に無い...かな?」

「...そっか。」



安堵したため息をつくすず。



特別な会場の広場にいる銀髪美少女と赤髪美少女の2人はとても目立っていたという...。





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