第34話 謎のおじいさん
あのまま勢いで出てってしまったけど大丈夫かな...?嫌われたかな...?
すずにも悪かったし明日学校で謝らないとなぁ...。
私は今は中央から離れて、西よりにブラブラしている。何か無いかなぁ...。
「────せんか?」
「......。」
「───しですか...。」
なんだか前がちょっと騒がしい。いや、賑わっているのか...?
近づいてみると...
「なんか反応してください!!」
「......。」
「やっぱりかぁ...。」
「......。」
どうやらあの
周りにいたプレイヤーに聞いてみると、「あの人は誰かを探しているんだとさ」との事。けいじばん?で何日も無言で座り続けているりゅうじん?がいるって話題になったそうだ。
それでプレイヤーだけがチャレンジのようにあのおじいさんに話しかけているんだとか。
まぁ、私は関係ないよね──
「......お主。」
「「「「「「「え?」」」」」」」
と、そう思い通り過ぎようとした時、話しかけられてしまった。
そして図らずとも皆の声をあげるタイミングとあってしまった...。皆も急に喋って困惑してるよ...。
しかもあれ私に向けたやつだよね?え?なんで?なんで目が合ってるの?ねぇ!?なんで!?
「...そこのお主よ。聞いておるかのう?」
「は、はひ!!」
「そうか。ならばもう少しこちらに寄るがいい。」
「わ、分かりました...。」
凄い上から目線の謎のおじいさんに呼ばれるままにおじいさんの元に向かう私。何故か抵抗出来ずに従ってしまう。本能がここで抵抗したら殺されると感じ取っているのだろうか...?
なんで...?私何かしたっけ...?
「そう緊張するでない。」
「っ!?」
「そうか。...これでよいか?」
突如、私とおじいさん以外の
急に静かになったので慌てて周りを見ると、こちらをじっと見つめるように立っている
いったい何を勘違いしたのか...?「何がこれで良いか」なの?どう見ても皆止まってるよ?緊張するに決まってるじゃん!こんな街中で私を殺しそうな人が近くに来いって言ってるんだもん!!
「落ち着いたかのう?」
「...はい。」
...色々あり過ぎて逆に冷静になるってよくあるよね。今がその状態です。はい。
「...やはりお主は儂が見込んだとおりの逸材だ!」
「え?」
「ちょっと前にこの街に儂の後継者が出るって分かってのう!」
「いつざい?こうけいしゃ??」
いったい何を言っているのかこのおじいさんは。
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「なんじゃ?」
「な、何の話なんですか?」
「お主は儂の後継者なんじゃ!」
「えぇ!?知りませんよ!そんなこと!!」
「いぃや!お主は儂の後継者じゃ!...これが造れるようになったらまた現れるからのう。」
「そんな勝手な...。ん?」
勝手に後継者にされて、強引に押し付けられた
「...なんですかこれ?」
「剣のレシピじゃ。」
「レシピって...何にも書かれて無いじゃないですか...。」
「いずれ見れるようになるから安心するのじゃ!」
「それって何時なんです?」
「それは分からぬ。...その時が来れば自ずと造り方が分かるはずじゃ。」
「はぁ...?」
「じゃあ励むのじゃ。」
「え?あ、ちょ!?」
私が手を伸ばすとそこには何もいなかった...。
「消えた!?」
「いったい何があったんだ!?」
「あの子が何か知ってるかも!」
「誰が行く!?」
「俺は無理だぞ!!お前がいけや!!」
「な!?無理だ!あんな美少女に話しかけるなんて──」
ちょっとやばいな...。よし逃げよう。
そうして、1人の美少女がログアウトした後、何事も無かったかのように普段の活気溢れる街へと戻っていったのであった。
─────
──
「ククッ...。ようやく見つけたぞ儂の後継者よ。
「楽しみにしておるぞ...。後継者よ...。」
老竜人は庭を眺めながら1人呟いたのだった。
良くありそうで無さそうな質問(茶番)
Q.作者って百合が好きなんですか?
A.大好きです。あぁ〜壁に埋まりたいんじゃあ〜。
Q.作者って謎の人が好きなんですか?
A.これからも出てくると思います。はい。これがきっと好き...って事なんですかね...。(遠い目)
Q.性癖暴露して楽しいですか?
A.たのしくないよぉぉお!!??
Q.なんで急に1人Q&Aなんて始めたんですか?
A.それは私も知りたいです。