第2話 ステータスの設定
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『ようこそ。セカンダリア・オンラインへ。』
「お、おぉ!!凄い...!」
『...ようこそ。セカンダリア・オンラインへ。』
「何にも無いんだねぇ...。」
『.........。』
「き、聞いてますよ!で、なんですか?」
『...これからステータスの設定を行います。』
「はい。」
『では、まず”ステータス”と頭の中で唱えてください。』
え、え〜と...こう...かな?
──ステータス
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【名前】───LV.1
【種族】───
【職業】───LV.1
HP:──
MP:──
STR:──
VIT:──
DEF:──
AGI:──
INT:──
DEX:──
MND:──
【スキル】───
SP:20
【装備】初心者の服、ショートソード
【称号】無し
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「な、なんか出た!」
『これがステータス画面です。1番上から設定して行きましょう。』
『名前は』
「アヤネで!」
『次は種族です。種族は人族、亜人族、魔族の3種類から選べます。』
「亜人族と魔族って何?」
『亜人族にはエルフやドワーフ、獣人などの人族に近しい者達の名称。魔族は悪魔などの邪悪な者達の名称。』
「...ふーん。よく分かんないけど人族ってやつでいいや。」
『......。次に職業を選択してください。』
そういうと目の前に職業カタログが出てきた。
まぁ、私はもう決めてるから要らないけどね!
「鍛冶師で。」
『かしこまりました。次に能力値の割り振りとスキルを選択してください。』
のうりょくち?
『人族なのでHPとMPはそれぞれ1000と500で、初期能力値STR、VIT、DEF、AGI、INT、DEX、MNDは10です。』
ヒットポイント?マジックポイント??すとれんぐす???ばいたりてぃ????
『HP、ヒットポイント。体力。0になると死んでしまう。』
『MP、マジックポイント。魔力。魔法やスキルを使用する際に消費する。』
『STR、ストレングス。強さ、力。物理攻撃で与えるダメージなどに影響するステータス。』
『VIT、バイタリティ。生命力。 状態異常耐性に影響するステータス。』
『DEF、ディフェンス。防御力。物理攻撃で受けるダメージなどに影響するステータス。』
『AGI、アジリティー。 敏捷さ。回避率や命中率などに影響するステータス。』
『INT、インテリジェンス。知力。魔法攻撃で与えるダメージなどに影響するステータス。』
『DEX、デクステリティ。器用さ。命中率に影響するステータス。生産をする場合に補正が掛かる。』
『MND、マインド。精神力、抵抗力。魔法攻撃で受けるダメージなどに影響するステータス。』
ほうほう...。
すきるは?
『技術です。』
日本語に変えただけじゃん!?
てかこの人?心読んでない...?
まぁいいや。まずはスキルってやつからにしようかな?とそう思ったらスキル版のカタログが出てきた。
じゃあ.........
選んだのは
・《鍛冶LV.1》
・《剣術LV.1》
・《身体強化LV.1》
・《採掘LV.1》
・《伐採LV.1》
・《鑑定LV.1》
の6つ。ちなみに1つにつき2SP消費し、採掘と伐採は1SPだった。残った10SPは鍛冶に関係ありそうなSTRとDEXにそれぞれ5SPずつ分けて振った。
「出来たぁ!!」
『これでステータスの設定は完了です。』
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【名前】アヤネLV.1
【種族】ヒューマン
【職業】鍛冶師LV.1
HP:1000
MP:500
STR:15
VIT:10
DEF:10
AGI:10
INT:10
DEX:15
MND:10
【スキル】《鍛冶LV.1》《剣術LV.1》《身体強化LV.1》《採掘LV.1》《伐採LV.1》《鑑定LV.1》
SP:0
【装備】初心者の服、ショートソード
【称号】無し
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やっと終わったぁ!
『次にアバター作成です。アバターは髪と目と肌の色を変更でき、髪は長くしたり短くしたりできます。』
...まだ終わらないんですかそうですか。
もう髪色と目の色を赤にするだけでいいや。
『かしこまりました。最後にゲームではありますが現実と何ら変わりない世界です。つまり現実で出来ることはこの世界でも出来ます。それをお忘れなきよう楽しんでください。』
「分かりました!」
『では、行ってらっしゃいませ...。』
そうして私の意識は薄れていった。