第一三六話 歓喜の歌
(=ↀωↀ=)<本編再開
(=ↀωↀ=)<とりあえず三日ペースで投稿して都度調整
(=ↀωↀ=)<年内にこのパート終わらせたい
□<王都 アルテア>・国教教会
日没まであと一時間少々。
国教の教会には、大勢の<マスター>が集まっていた。
教会内に入りきらず、大きく解放された教会の扉から外まで列をなしている。
昼過ぎから王都に雨が降り始めていたこともあり、濡れている者も多い。
そんな彼らは、この三日間の戦いを生き抜いてきた……あるいはランカーでないゆえに王都の外に出られなかった者達だ。
前者には決闘ランカーのチェルシーやマックス、後者には<ライジング・サン>のブルースクリーンらの姿があり、どちらも最前列に並んでいる。
彼らはいずれも教会内に建造された門……ビフロストの《開門》を待っている。
ギデオンにて日没から起きる、フランクリンとの決戦のために。
「……なぁ、結構待ってるけどまだ開かねえのかよ?」
「まだだねー」
最前列で待つ<マスター>の一人であるマックスが隣に立つ仲間……チェルシーにそう愚痴をこぼす。
「マックスちゃんも結構ダメージ受けてたし、もうちょっと救護所で休んでてよかったんじゃない?」
「あたしはもう元気だから邪魔になんだろ。教会がこんなだから怪我人はあっちに集まってるし、お医者さん達も忙しそうだったしよ」
国教教会がこうして移動用の拠点となり、<月世の会>は<遺跡>で壊滅。
結果、王都周辺の医療は慌ただしくなっており、臨時の救護所を設営して急募した回復スキル持ちの<マスター>やティアン達で何とか回している現状だ。
さらに、そうした<マスター>の一部はギデオンに派遣されるためここに来ているので、猶更だ。
こうした場面でも、【グローリア】の件で国教の司祭達を数多く失ったことが響いている。
三日間に限られた戦争だからまだ良かったが、より長期の争いを想定するならば何らかの仕組みを講じる必要があるだろう。
「で、ジュリ達はもうギデオンについてんだろ? 何で開かねえんだよ」
「あー、それはパレ……この門の<マスター>の都合だろうね」
「あん?」
事情を知っているらしいチェルシーの言葉に、マックスが首を傾げる。
「門の転移スキルって一日に五分ずつ開放時間がチャージされるんだけど、それって一度に五分増えるんじゃなくて時間経過で溜まってくスピードが一日五分ってことみたい」
「つまり、時間を後にするほど開けられる時間が増えるってことか」
「そうそう。この三日間で開けすぎて残り時間少なかったみたいだし。この大人数を少しでも多くギデオンに移動させるために伸ばしてるんだろうね」
そこまでしても、恐らく全員は送り込めないだろう。
それほどの人数が集まり、ビフロストの残り時間は少ない。
だからこそ、開放時間を遅らせているのだ。
「まぁ、あっち行ってからの準備も必要だし、そろそろ開くだろうけど」
チェルシーの説明にマックスが「なるほどな」と頷くと、話が聞こえていたのか周囲からも同様の反応があった。
このような反応が多いのは詳細情報が伏せられており、『転移能力付きの門が開いたら突入してギデオンに移動』くらいのアバウトなものだったからだ。
なにせ、『戦争中に皇国から寝返った奴に全て委ねた移動法です』とは言いづらい。
チェルシーは元々パレードの件を知っているが、そんな彼女も周囲の事情を知らない面々に配慮して名前は伏せている。
「…………ハァ」
なお、チェルシー達と同じく最前列にいる<マスター>……ブルースクリーンも自分の部下である技術者ティアンがビフロストで避難してきたという経緯から事情は知っているが、空気を読んで何も言っていない。
ただ、『何で俺、最前線に送られるんだ……?』という気持ちでいっぱいだ。
なお、相棒のダムダムは教会内にいるものの列には並ばず、見送りのつもりなのか壁際に立って『頑張って来いよー』という顔をしている。
ダムダムの戦闘スタイルは相手の背後に転移しての奇襲という白兵戦型の非ランカー。
街から出ると消えてしまう戦争のルール中は戦力にならないのである。
先に述べたように全戦力を送り込むのが難しい状況だ。戦えない彼を送り込むよりは街の中からでも外……<ジャンド草原>の敵戦力を攻撃可能な遠距離型ビルドの非ランカーを一人でも多く送ることが優先された。
なので、ダムダムは王都で留守番。
ブルースクリーンは独りでギデオンに出張だ。
仲間と別れて独りで動くのが心細いと思うトシでもないが、こんな大舞台の最前列に置かれることには気後れするブルースクリーンだった。
『待ってるだけでもしんどいな……』と彼が思っていると……。
『――告知放送。告知放送』
不意に、そんなアナウンスが聞こえた。
一瞬、今日の朝に響いていたフランクリンからレイへのメッセージを想定したが、あれとは声も手段も違う。
今回の放送は街に設置されたスピーカーのような機材から流れている。
『本放送は、各都市の<DIN>支局により同時に行われています』
『広域情報拡散サービスにより、ある人物から依頼されたメッセージを王国全土にお届けします』
そのメッセージに、ざわめきが強まる。
「<DIN>って新聞社兼情報屋だけどよ、そんなこともすんのか?」
「知らない? VIP用のサービスで情報を流すってのもあるんだよ。まぁ、こんな大々的に流してるのはあんまりないけど」
マックスの疑問にチェルシーは答えつつ、「でも、街一つでもすっごくお金掛かるのに誰が流してるんだろ?」と首を傾げている。
『これより、メッセージを流します』
『王国・皇国の所属問わず、お聞き逃しのないように願います』
「……所属問わず?」
流れた注意に、聞いている者達は更なる疑問を抱く。
しかしそれが解消される前に、本題であるメッセージが流れ始める。
アナウンスとは違い、予め録音されていたらしいメッセージ。
その声は……
『――【破壊王】より【獣王】へ』
――シュウ・スターリングのものだった。
『今日の夕方五時、クレーミルで待つ。そこで決着をつけようぜ』
『王国のどこにいるか知らないが、お前らなら一時間もあればどこにいても間に合うだろ』
それはフランクリンがレイに宛てたメッセージと同じ。
自らの宿敵に向けた言葉。
【破壊王】から【獣王】への……果たし状。
(……いや、呼んだところで来る?)
二人に何かしらの因縁があるらしいことは愛闘祭の目撃情報や講和会議の顛末で察している者もいる。チェルシーもその一人だ。
だが、今は戦争の最終盤。二つの国の命運が掛かった大一番だ。
この状況でわざわざ王国に残る最大戦力である【破壊王】と戦いに行くだろうか?
【獣王】とて、最優先すべきは皇国の勝利。それを考えれば、確実にフラッグがあるギデオンでフランクリンと共闘するのが最も勝利に近づく。
ゆえに、因縁一つでは餌が足りないとチェルシーを含めた事情を察している者達は考えた。
『ああ、そうそう』
そんな彼らの疑問に答えるように……。
『――王国の<宝>もクレーミルにある』
――シュウは、あっさりとそう述べた。
『じゃあな、待ってるぜ』
『以上でメッセージは終了となります』
そうしてスピーカーの音声は途切れ、各地は静けさを取り戻し……。
「「「…………ハァッ!?」」」
数瞬遅れの驚愕に包まれた。
これまで秘匿されていた<宝>の在処を、この場にいる者達も知らなかった情報を、シュウが口にしたことに驚愕する。
恐ろしいことに《真偽判定》が無反応。言っていることは、真実だ。
加えて、列に並んでいたライザー……戦争直前に<宝>の移送を担っていたことが判明した彼は、『……なぜ』と仮面の内側で愕然としている。
(……あ、これホントにクレーミルにあるんだ)
チェルシーは察した。
そして理解する。餌が足りないから餌を足したのだ、と。
<宝>はフランクリンとの決戦に出向かねばならないレイを除けば王国最後の命綱。
その秘匿を解除してまで、彼は彼女を呼んでいる。
(一時間後……なるほど、有象無象抜きでやりたいってことだね)
今のメッセージを王国全土に流したなら、【獣王】も聞いてるだろう。
そうでなくともこれを聞いた皇国の<マスター>から伝わるはずだ。
そして、一時間後は日没だ。
フランクリンとの決戦とほぼ同時刻であり、遠方から移動するには短い刻限。
仮に皇国の残戦力のほとんどがフランクリンとの決戦に合わせてギデオンに集まっているとして、一時間でクレーミルまで移動できるものは多くない。
皇国の航空戦力は既に壊滅しており、AGI型の超級職もほぼいないだろう。
刻限までに辿り着ける者は多くない。それこそ、【獣王】くらいのものだ。
【破壊王】は【獣王】との一対一の舞台を整えた。
そこにどれほどの思惑と勝算があるか、余人には分からない。
(……きっと【獣王】はこれに乗るだろうね)
もしもギデオンの決戦でフランクリンの持つ<宝>が先に破壊された場合、皇国の勝ち筋は残る王国のフラッグ二つをどちらも破壊するしかない。
王国視点から見てもフランクリンとベヘモットが共闘すれば勝算は限りなく上がる。
だが、これは<エンブリオ>……個人によってまるで異なる超常現象を持つ者達の戦場だ。
勝敗を無視し、<宝>のフラッグを先んじて壊す手段がないとも限らない。
そうなった場合、<命>のレイを倒したとしても残る王国の<宝>をシュウに持ち逃げされるリスクがある。
それは皇国にとって最悪のケースだ。破壊数が同数ならば、先に破壊された方の負けなのだから。
そして、シュウはステルス能力に特化した神話級装備を保有している。
初撃を与えるまで感知不可能な神衣。かつてのギデオンの戦いでレイを狙ったモンスターを突然蹴り上げたときにも、その瞬間まで誰にも彼は視認できなかった。
そのように、ステルス能力を持つことはあの一件での目撃者も多く、知れ渡っている。
だが、重要なのは、ステルス能力がどれほどのものかという詳細を知る人物がシュウ本人唯一人であることだろう。発動条件や持続時間など、彼以外誰も知らない。
その謎こそが、皇国にはリスクとなる。
神話級装備であることを考えれば、宝を抱えたまま逃げ続けることも可能かもしれない。
チェルシーはそう考えるし、皇国もそれは同じだろう。
少なくとも、あと一時間……移動も含めればより短い時間で正解の分かる話でもない。
既に三日目、残り時間も半日を切っている。逃げ切ることは不可能でもない。
仮にそうなってしまえば、皇国はこの戦争に負ける。
そのリスクを想定するならばシュウとの決戦に出向き、己の力で撃破した方がマシではないかと【獣王】が考えることは十分あり得る。
「……ってことだと思う」
「なら、戦力を誘き寄せたらクマが最初っから逃げたらいいんじゃねえか?」
自分の考えを述べたチェルシーに、マックスはそうツッコんだ。
ベヘモットをギデオンから切り離し、その間にフランクリンを打倒して<宝>を破壊。
そうすれば、あとはレイが生き延びるかシュウが<宝>と逃げ切るかすれば王国の勝ちになる。
周囲にはマックスの言葉に頷く者と、それは難しいと考えている者がいる。
「それは無理だよ」
「何でだ?」
「これさ、お互いの国の存亡を掛けた戦争でしょ」
「ああ」
「あんなに大々的に果たし状を出した上で逃げれば、戦争に勝ったとしても禍根が残るよ」
「…………あー」
その説明で、マックスも薄っすらと分かってきた。
かつての古巣……天地の内戦では度々見る構図だったからだ。
今回、先にフランクリンがレイを呼び出しているが……フランクリン本人も逃げずに来るだろう。
相手だけをおびき寄せて罠に嵌めるという手口はあの白衣ならやりかねないが、皇国という看板を背負った状況……戦後を見据えればそれはできない。
同様の手を使ったシュウも、相手が来たならば逃げられない。
「お互いにとってのベストは<マスター>同士の総力戦で勝つことだもん。<砦>みたいにお互い隠していたならともかく、堂々と示されて呼ばれてしまえば逃げ隠れて勝っても後に響く。だから【獣王】もこの決闘を避けない」
「……こっちも同じか」
「フランクリンの果たし状に応じたのはギデオンへの脅迫もあるけど、そもそも避けて通れなかったね」
かつての戦争で皇国は勝利したが、それでも王国は挫けなかった。
三巨頭をはじめとした有力な<マスター>の多くが参戦していなかったためだ。
希望と期待が残ったからこそ折れず、あの日のギデオンでその希望を形にして、王国は負けていないと抗い続けた。
未だ決着がついていない二国の争いにおける勝者と敗者の明確化。
それも、今回の戦争の焦点なのだ。
「……じゃああのクマの狙い通り、クマが【獣王】と直接対決したとしてよ、勝てんのか?」
「伝え聞く話をまとめたら、九割方【獣王】が勝つね」
「オイ!」
チェルシーの冷静な分析に、マックスがツッコむ。
策を弄して戦いの場に引きずり込んでも負けたら意味がないじゃないか、と。
「けどね、マックスちゃん。勝率の大小で話が決まるなら……王国は今この局面にも立てていないよ」
一度皇国との戦争に大敗し、その後も追い詰められていた王国。
それが二度目の戦争に至り、ここまで五分に戻した状態で最後の攻防に臨む。
そうなったのは……力の差や勝率の大小を抜きに戦い続けた者達がいたからだ。
だからこそ、チェルシー達も最後の戦いで彼らの力となれる。
「……かもな」
格上に挑む者達をマックスもまた見ていたし、同様の者は多い。
だからこそ彼らは士気を高め、開門の瞬間を待つ。
そしてシュウの放送という混乱はあったものの、その時は訪れる。
「連絡来ました! 一分後に扉が開きます!」
「!」
その呼びかけに、教会の内と外に並ぶ<マスター>達が表情を引き締める。
『五九、五八、五七、五六』
門が開いた瞬間に駆け出し、一人でも多くギデオンでの決戦に加わる。
そのために彼ら彼女らは、通信で伝わるカウントダウンを聞き逃さない。
『十、九、八、七、六、五、四』
一桁になったカウント。
イメージは短距離走の始まる一瞬。
『三、二、一』
『《開門》!』
カウントダウンの終了と共にパレードの声も聞こえ、前後して門が開いて虹色の光が内側に満ちる。
その瞬間に最前列のチェルシー達ランカーやブルースクリーンは駆け出していた。
虹色の光を潜り、一瞬で通り抜けた先はホームタウンであるギデオンの中央大闘技場。
闘技場の中には見知った決闘ランカーを含め、多くの<マスター>達の姿がある。
その中心には守られるように囲まれたパレードの身体が見えた。
「…………え?」
しかし見えたのは、身体だけ。
パレードの憎たらしい顔は、身体の上に載っていない。
パレードの首は――何も理解できていない表情で地面へと落ちる最中だった。
そのドッキリのような、手品のような光景に、チェルシーを含めて視認していた者達の脳が理解のために数瞬の時間を要し……。
咄嗟に振り向いた瞬間には――ビフロストの光は失われていた。
門の傍には、転送途中で閉じたために身体を両断された<マスター>の姿もある。
門を無事に潜り抜けられたのは最前列の数名で、身体を断ち切られたものが数名。
残る後続全ては、王都に置き去り。
当事者にも何が起きたか理解できぬまま、パレードの突然死によって王都とギデオンを繋ぐ門は閉ざされたのだ。
◇
最前列の者のみが潜り抜けた直後に光を失い、閉ざされた門。
残されたのは半分のみ向こう側に行った者の身体の残りと大多数の残留者。
「何だ!? 何が起きた……!」
「まさかあの一瞬で門の開放時間が終わったのか!?」
混乱する者達の声が教会内にこだまする。
開かれた門は、今は何の力も発揮していない。
光はなく、門の向こうに見えるのは教会の景色だけだ。
物理的に建造された門こそ遺っているが、既にギデオンへの道は閉ざされている。
『れ、連絡! 門を開いていた<マスター>が首を斬られて殺された……! 切断の瞬間を誰も見ていない! 犯人不明! 王都側も注意されたし!』
ギデオンからの通信に、教会内の空気が一層混乱を増す。
「見えない速さの首切り……!? おい、まさかカシミヤか!?」
「あいつも頭おかしいPKだけど流石にこの状況でこっち側やらねえだろ!」
「でも、見えない速さで首を斬るのなんてあいつくらいしか……まさか皇国のクロノ・クラウンがギデオンに潜入していたのか?」
各々が思い付きの推測をぶつけ合わせるカオス。
だが、その中で……顔を蒼褪めさせる者達がいた。
(見えない首切り、突然の死、……まさか)
それは、<AETL連合>の生き残り。
<墓標迷宮>と隔離空間の戦いを辛うじて生き残った者達だ。
彼等は二度の戦いの後、王都で回復に努め、最後の戦いの場に赴こうとしていた。
そんな彼らだからこそ、<AETL連合>だからこそ、この状況に一人の人間を連想する。
今日の未明に、『スパイである』と名指しされた彼等のよく知る……知っているはずだった男を。
―――♪―――。
不意に、声や喧騒とは異なる音が教会内に響いた。
「……鼻歌?」
それは人の呼吸器官のみで奏でられる音の流れ。
言葉もなく、ただノイズ混ざりの音だけを流す原始の歌。
奏でる曲名は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲『交響曲第9番 ニ短調 作品125』の第四楽章――通称『歓喜の歌』。
多くの者に知られたそのメロディの源は、たった今閉ざされた門の上。
巨大な門と教会の天井の狭間に、その男は立っている。
トランプのジョーカーに似た装いと、大鎌を抱えたそのシルエット。
その特徴的な姿を、王国の<マスター>……<AETL連合>の生き残りを含む者達が見紛えるはずもない。
「――ヴォイニッチ、さん……!?」
――その人物こそは、【鎌王】ヴォイニッチ。
<AETL連合>のサブオーナーであり、行方を眩ませていた内通者。
それが今この時、この局面に、再び姿を現した。
一人の<マスター>の命を刈り取り、王都とギデオンを繋げた希望の橋を叩き割って……。
To be continued
(=ↀωↀ=)<作者的に便利すぎた男パレード
(=ↀωↀ=)<此処に眠る
〇果たし状
(=ↀωↀ=)<『レアケース考慮しなければ<超級>二人掛かりでレイや王国勢と戦えば勝つだろうけど』
(=ↀωↀ=)<『レアケース考慮すると詰むよ。それより二戦場で真っ向勝負の方が良くない?』って提案
( ̄(エ) ̄)(ま、それだけの話でもないが……)
(=ↀωↀ=)<そして王国勢は知らないけど【獣王】とフランクリンが
(=ↀωↀ=)<『お互いの宿敵は各々で』って協定を二人が交わしていたこともあり(七章一〇五話)
(=ↀωↀ=)<この果たし状には乗るでしょうね