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七色の


Mortal:タカ売られそう


ほっぴー:書類に唾とびそうになったわ。何?


ガッテン:字面のパワーでもうダメ


紅羽:エリーさんに買われてたじゃん


Mortal:競売?


ほっぴー:人間を競りにかけるな


ジーク:シャボンディ諸島!?


紅羽:アレ人間か?


ガッテン:アレ呼びで笑う


Mortal:あと狂狼病で寝込んでる


ほっぴー:ほ


ガッテン:へ?


紅羽:は?




お代官:はぁ!!?!!!?!!????!????


砂漠の女王:お代官様の部屋で悲鳴が! 今行きます!


お代官:いや来ないでくれ


砂漠の女王:着きました


お代官:ノックをしてくれ



お代官:いや待て、そんなことは些事ではないが一旦些事としておく


お代官:モータル君、詳しい経緯を頼む。何故そんなことになってる?


ガッテン:お代官さんここまで焦ってるの久々だな……


ほっぴー:いや普通に焦るが。馬鹿だろ、また魔女に頼むのか? 討伐隊組んでんだぞ


紅羽:アイツ掲示板反応ねぇと思ったら……


スペルマン:モータル氏の説明が待たれる



お代官:モータル君? いないの?


ほっぴー:やべぇだろマジで


ジーク:久々にガチのサイコ出ましたね……


ガッテン:そうだった、そういう奴だった



Mortal:ごめん魔物とやり合ってたから


お代官:あっ、それはもうそっちに集中してくれ


ジーク:それはそれでヤバくね?


ほっぴー:敵前でチャットをするやつがいるか


Mortal:殺した


Mortal:魔力を全回復する薬があって、それが狂狼病を薄めたやつ。魔女の作品倒す時にそれ飲んで今高熱出して寝込んでる


鳩貴族:呪いは薄められる、と?


Mortal:悪化のギフトを持ってるオリヴィアって人が作った薬


鳩貴族:まぁ薬と毒は表裏一体と言いますが……


Mortal:1週間くらいで治るって


ほっぴー:なんなんだよそれを先に言えや


ガッテン:良かったー


Mortal:あとそのオリヴィアさんがタカ買おうとしてる人


ジーク:完全にモルモットにされてね?


ほっぴー:そういうアレか。まぁゴキブリ並みにしぶといもんな


紅羽:動きもまぁまぁそれ寄りじゃね?


スペルマン:今日の紅羽女史、辛辣じゃない?


紅羽:あっちが苛烈な馬鹿行動かますからこっちの罵倒も苛烈にならざるを得ないだろ


ジーク:苛烈な馬鹿すき


Mortal:あとほら、砂漠に転移罠で呼び寄せて殺した破砕の魔術師いたじゃん。あの人の妹だよ


ジーク:


ほっぴー:何か言えや


ジーク:いや二の句が継げなくて……


紅羽:……まぁ、そうか


お代官:そういうことも当然ある。我々も親を殺されて今も傷をかかえて生きている者が大勢いる。戦争とはそういうものだろう


鳩貴族:魔王軍に関しては自業自得と言えますが、その方は魔王軍と一時的に組んで殺した相手……少し言い訳しづらいところですがね?


ガッテン:やなとこ突きますね……


ほっぴー:そうしねぇと俺らが死んでただろうが。未来の侵略者候補だからなそいつら


七色の悪魔:というか、魔王軍ってほぼ破綻して残党がまだ魔王がいるフリをしている状態でしたよね? 我々が見つかる日も遠くないのでは?


ほっぴー:ああ、それな。オークエンペラーと最近よく連絡取っててよ。そろそろ動かねぇとまずいんじゃねぇかって話になってる


お代官:うむ。その件については最優先で話し合っているぞ


七色の悪魔:なるほど。オークエンペラーさんの体調はもう万全ですか?


ほっぴー:ピンピンしてるってよ。オークインテリジェンスの野郎も文面で既にうるせぇし


ジーク:激キツイングリッシュすき


ほっぴー:金髪にしてそばかす入れたいらしい


ガッテン:どういうキャラだよ


スペルマン:何への憧れなのそれは


紅羽:つーかレオノラ返さなくていいのか


ほっぴー:まぁ交渉の札だわな、こっちの



Mortal:タカの話、もういい?


ほっびー:いやまぁ気になるけども


七色の悪魔:なんか大丈夫そうなので……


紅羽:薫には報告入れといたし


ガッテン:心配はしたけどもう大丈夫かな


Mortal:そっか


Mortal:七色のゲロ出したりしてるんだけど


七色の悪魔:!?


ジーク:ゲーミング吐瀉物……いや七色の吐瀉物さん!?


七色の悪魔:そんな……


ほっぴー:そんな面白い体調の崩し方ある?


紅羽:これも薫に報告しといた方が良いのか……?


七色の悪魔:悔しい……


スペルマン:悪魔氏の感情がわからない


ガッテン:悔しい、とは


七色の悪魔:私も、出したいです。悪魔っぽいので


ほっぴー:どういうこと?


ガッテン:なんで?


スペルマン:やっぱこのコミュニティ異常者しかいないんすね〜


鳩貴族:残すところは私とお代官さんだけ、ですか


ほっぴー:は?


ジーク:BAN経験者がなんか言ってる……


七色の悪魔:狂狼病……


ジーク:ちょ、やめて


ほっぴー:おい馬鹿早まるな


ガッテン:目を覚まして悪魔さん


七色の悪魔:これが、力……!


スペルマン:ほぼ宴会芸ですよ


七色の悪魔:モータルさん! その薬、取り寄せてください!


Mortal:わかった


ほっぴー:わかるな


ジーク:わからないわ


お代官:悪魔君、やめておきなさい


七色の悪魔:フハハハハ!!! 何人も我を封じることはできない!!!!!!


スペルマン:あっ、これダメですね


ジーク:スイッチ入ったの久々に見たな


鳩貴族:最悪のスイッチですよこれ


ガッテン:おしまいだ……


七色の悪魔:ナイアガラの如く迸る七色の極光を見せることとなるだろう!


ガッテン:それゲロですよ


七色の悪魔:穢れより出でし者……


ジーク:それタカのあだ名?


ほっぴー:笑わすな


七色の悪魔:輪廻は巡り、再び悪魔は来たる……


七色の悪魔:書類の作成があるのでさらばだ……


スペルマン:仕事はちゃんとやるんだ


七色の悪魔:ノルマがあるので……


ほっぴー:穢れより出でさせられた挙句ノルマあるの辛すぎだろ


ガッテン:仕事場で変な声出しちゃった。やめて


鳩貴族:スイッチ切れましたねこれ


ジーク:はやいなぁ


お代官:いやまぁ、うむ。趣味を止める権利は誰にもないからな



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