あとがき&登場人物設定
こんにちは、藍銅 紅です。
このお話をお読みいただきましてありがとうございました。
なんとか無事完結。ほっと一息つきました。
完結まで頑張れたのは、お読みくださる皆様のおかげです。
不遇な姉、奪う妹、死んで一度過去に戻る、どこからともなくヒーロー参上、二度目の人生ではざまあてんこ盛り&ハッピーエンド……という王道路線を突っ走った……と思うのですが、いかがでしょうか?
番外編は12月上旬投稿予定です。
一つは、リリーシア視点。本編直後のリリーシア。
もう一つは、メアリー視点。本編から二十年後くらいの話。
少々お待ちください。
そんなこんなで、本編は予定通り50話。十万字……は結構超えた。12万くらいかな。 書籍一冊分より少し長いかな。
この話、カクヨムコンテストに応募するつもりで、十万字超えろーっと念じながら書いておりました(笑) 余裕で超えました~。
コンテストと言えば、2024年はいろんなコンテストに応募しまくりました。
某小説大賞は一次選考通過まで。
ネトコンは二次選考通過\( 'ω')/最終結果は12月末。
ほかにも結果待ち、多数。発表は来年……。
最終まで残って、書籍化したのは今のところ一作。
2023年のアイリス異世界ファンタジー大賞で銀賞をいただき、
一迅社様から改題されて、出版していただきました。ありがたいことです。
あ、あと来年、別のお話ですが、コミカライズのお話をいただいております!
こちらの情報も、解禁になったら即お知らせしたい所存です。
健康と書きまくるバランスも、だんだんつかめてきました。
筆が乗ったときでも夜中まで書き続けてはいけない……。
夜中の2時3時というのはホント、どうして物語を作るスピードが上がるのでしょうか……。しかし、そうすると、次の日全く使い物になりません……。
やっぱりちゃんと夜はねまーっす。
そして、次の連載は『猫ネコはっぴーパラダイス☆結婚初夜に「お前を愛することはない」と言われたので、魔法を発動しちゃいました!』を予定しております。
キャッチコピーは 年下の旦那様と猫に囲まれて、しあわせハッピーライフ♡ かな……? もうちょっと考えよう。投稿予定は未定。こ、今年中には……と思いますが、もう少々お待ちくださいm(__)m
いや……ほんとうは、この話を書きつつ、『猫ネコ』の準備をしようと思っていたんですよ……。なのに、準備、どこ行った……。
ウィスティリアを早くしあわせにしてあげたくて、『猫ネコ』は構想途中で一時停止。
今の連載に集中、集中っ! で、毎日連載。あっはっは。
連載当初は「次作を準備しつつなので、二三日ごとの投稿になります」とか言っていたのにねえ……あははははは。デモ、コウナルト、チョット、オモッテイタンダ……。
次作の準備が長引くようなら、昔書いた話の再録でも、投稿しようかと思いますので、時折、藍銅のページを覗きに来てくださると嬉しいです。
とりあえず、以下、登場人物その他メモ。ネタばれ裏設定あり。無駄に長いので、かっ飛ばしてもらっても。
◇ウィスティリア・リード
リード子爵家長女。身長は160センチ位くらいでしょうか。
薄紫色の長い髪。瞳も同色。
→後半、ガードルフの伴侶と化した後は、クロスグリの果実のような黒に近い濃紫色に変化した。
初代の家庭教師に貰った教本にあった、心清く穏やかに過ごしていれば、神に祝福されるという教えを絶対のものと考えていたが、ガードルフに神などいないと言われ、ショックを受けた。
冒頭、晩秋の時期に十五歳の誕生会。(日本的な暦で言えば、11月20日くらい)初冬の、リリーシアの十四歳の誕生会のとき(12月10日くらい)に、血を吐いて、そのしばらくの後、寝たきりのとなり、新年の最初の三日月の日に死ぬ運命だった。(1月5日くらい)
一人称「わたし」。
14歳になった五月から、貴族学園に入学が一般的。なので今、学園では一年生。ウィスティリアの国では貴族学園入学後、アルコール解禁。
直接の死因は、血と共に吐いた痰がのどに詰まったことによる窒息死のはずだった。本当は肺病というよりは、癌的なものがが気管支にできた感じ。よって、吐く血は鮮血。
その後のウィスティリアは番外編にて。
◇リリーシア・リード
一人称「リリー」身長145センチくらい
欲しがりの妹。薄桃色の髪。十三歳。初冬に十四才になる。(日本的な暦で言えば、12月上旬)
ウィスティリアとリリーシアは、一年と三週間差の姉妹。
貴族学園にはまだ入学していない。
家庭教師のジャネットは、リリーシアがまともに授業を受けてくれないので悩んでいる。 一人称「リリー」。
本編では、天真爛漫、無邪気。 「魔の二歳児」のイヤイヤ期がずっと続いている感じ。ご機嫌な時は天使のように愛らしい。二・三歳の子どもって、笑っていると天使ですよね。泣くともう手に負えないけど。あんな感じ。
本編後のリリーちゃんは、番外編にて。
◆◇リード子爵夫妻
ウィスティリアとリリーシアの父母。リリーシアの面倒は全てウィスティリアに押し付けている。社交や領地経営の才能はそこそこ。子育ての才能はない。本編後の末路は皆様が想像される通りかと。
◆ルーナンド伯爵
割とイイヒト。
◆グレッグ・ルーナンド
ルーナンド伯爵家三男。リード子爵家に婿入りし、リリーシアの夫となるというか、書類上はもう夫。ウィスティリアの元婚約者。一人称「ボク」 。身長165センチくらい。ルーナンド家で引きこもりの人生を送る。
◆カイト・ルーナンド
グレッグの兄。ルーナンド伯爵家次男。
学校の成績は上位だけど、入試本番には胃が痛くなったり、下痢したりで、実力が発揮できないタイプ。 運も悪い。一人称「僕」。
妻になる人と共に、根気よくリリーちゃんの面倒を見て、リード子爵家の経営を頑張る。リリーちゃんにとってはカイト妻が「お母さん」、カイトが「お父さん」的な感じにあたる。
★ウルフシュレーゲルスタインハウゼンベルガードルフ
一人称「私」身長180センチくらい
名前が長いので、名乗りたくない。ガードルフとだけ名乗ることにしている。
膝裏までの長い黒髪。背中に大きな黒い翼(2枚)。瞳が赤い。神々しく、また、禍々しいほどに、美しい。外見的には年齢不詳。少年にも壮年にも見える。イメージとしては堕天使ルシファーをかなり人間的にした感じ。
本名の長い名前については、本当はふざけて付けたのではないか……と、親に対してかなり疑惑の目を向けている。
実は、親が中二病街道まっしぐら。
ガードルフの名前も、両親は「オレとワタシが考えたサイコーにカッコいい名前」だと本気で思っている。ガードルフはドン引きしている。が、親の影響も受けている感がある。
種族的に親の庇護を受けなくても自立して生きていけるので、親と会うのは数百年に一回程度。嫁を両親には会わせたくないと思っているが、嗅覚鋭い系の両親なので、そのうちバレて、ウィスティリアを捕獲される。で、嫁を連れ戻すのに奔走……とかいう未来で退屈しない。ヨカッタネ(笑)
◆アンソニー
リード子爵家執事。使用人全体のトップ。使用人の雇用や面接、教育、金銀食器のような貴重品管理屋敷の維持管理に関する様々な仕事を担う。初老。
二度目の人生、その後はリリーシアとカイトを支えて生きる。
◆テレンス
リード子爵の従僕。子爵の身の回りの世話から服装、装飾品の管理、また小間使いなどと。
◆ナジーム
男性の下級使用人の中で中核をなすフットマン。主人一家や客人のもてなしを仕事とし、荷物運びや食事の際の配膳を担う。リード子爵家はマズしくはないが裕福でもないので、フットマンは一人。見た目が良くて、高身長。
◆ブレンダン
ホールボーイ。少年の下級使用人。使用人たちの靴磨きなどの雑役も行う。
一人称「俺」。他家への手紙の配達とかもする。
◆エド
調理・食材調達・献立など食事のすべてを任せられている料理人。
二度目の人生のときは、子爵家を辞めた後、ミゲルたちと一緒に食堂兼宿屋を始める。
二度目の人生、嫁はメアリー。
二十年後とか、そのあたりで、ちょっとだけウィスティリアと再会する未来。
◆ミゲル
料理人2 エドの補佐。 二度目の人生、嫁はモーリン。
◆トム
庭師。庭の手入れとか掃除とか。薔薇とか花壇の世話だけではなく、家庭菜園的なジャガイモ畑とコーン畑なども作っている。出番はなかった。
◇ジャネット
リード子爵夫人に仕えるレディースメイド、つまり侍女。主に夫人の着替えの補助や服の管理、小間使いなどを行う。基本的には夫人からの指示や行動に合わせて動く。夫人の服のアイロンがけや外れたボタン等修繕などの仕事も行う。
リリーシアのわがままにより、リリーシアの身の回りの世話もやらされているのが不満。
◇グラディス
ウィスティリアの二代目の家庭教師。
一代目の教師はマナーを教えていたり、ウィスティリアに教本を与えたりしていた。
グラディスは初歩のマナーではなく、国の歴史や経済、帳簿のつけ方などを教えている。リリーシアは学ぼうとしなかった。
◇ダフネ
メアリーやモーリンよりも長くリード子爵家で働いているので、雑役メイド長的な立ち位置。ウィスティリアにレディースメイドはつけられていないので、自分からその役目を率先して行う優しい年嵩の女性。
◇メアリー
雑役メイド。二度目の人生で旦那はエド。一緒に食堂を営む。
一人称「あたし」。
◇モーリン
雑役メイドその2。二度目の人生で旦那はミゲル。一緒に食堂で働く。
・スカラリーメイド(皿洗い、キッチンの床掃除、調理道具の用意、狩りで鳥などが捕れた場合は羽や皮をはいで調理の下準備までも行う。体力的にも精神的にも厳しい仕事)
・ランドリーメイド(洗濯担当。服だけではなくテーブルクロス、カーテンやシーツなども洗うのでかなりの重労働)
・ハウスメイド(屋敷の掃除がメインお仕事。洗顔・入浴用のお湯の運搬や、薪や石炭を運んで暖炉の準備も行う)
……と、高位貴族の屋敷ならば、きっちりと分類されているが、子爵家ではそれほど明確な職区分はされず、ダフネ・メアリー・モーリンの三人で手分けしている感じ。
・合計十二人の、リード子爵家の使用人たち。皆それなりに仲が良い。
・御者、馬関係の使用人はいないし、子爵家の馬車はない。馬車を使うときは、専門業者を臨時で雇っている。
・使用人が食事や休息をとるサーヴァンツ・ホールはない。厨房の一角に、長テーブルがあり、そこでリード家の使用人たちは食事を摂ったり飲み物を飲んだりする。
夜、仕事が終わると、自室にすぐに行って寝る……のではなく、とりとめのないおしゃべりをしたり、お互いの仕事の意見交換を交わしたりする。
・リード子爵家とルーナンド伯爵家の領地は隣接している。
・夏は暑いが、冬は暖かい地域。暖炉はない。
それではまた。
番外編、お待ちいただけると嬉しいです。