死に戻った王子曰く、私は世界最高の精霊師だそうです。~いくら再会が嬉しいからって、いきなり「この人と結婚します!」はないんじゃないでしょうか~
「――覚えてる?」
入っちゃいけないところに入るのが一番楽しい。
そういうわけで平民のジェナは、仕事終わりにこっそり入っちゃいけないところ――王宮敷地内の『精霊の塔』に不法侵入を試みていた。
その屋上で彼女は、うっかり塔の関係者とばったり鉢合わせしてしまう。
それもなんと第二王子。
いつもだったら即座に尻尾を巻いて逃げ出すところだけれど、束の間その顔に見惚れてしまったが運の尽き。
いつの間にやら彼の話術に引き込まれ、実は僕は死んで時間を遡ってきただとか君は世界最高の素晴らしい精霊師なのだとか前はうちら超仲良しだったじゃんだとかそんなことあるわけないだろという話を次から次へと耳に吹き込まれ、挙句の果てには混乱しているうちに婚約までしてることにさせられて、気付けば人生めちゃくちゃになってしまうのだった。
でも、よく考えれば人生なんて元からめちゃくちゃだったのかもしれないね。
そんな感じの、他人が死に戻っててもこっちは何が何やら系恋愛ファンタジー。
□完結済
入っちゃいけないところに入るのが一番楽しい。
そういうわけで平民のジェナは、仕事終わりにこっそり入っちゃいけないところ――王宮敷地内の『精霊の塔』に不法侵入を試みていた。
その屋上で彼女は、うっかり塔の関係者とばったり鉢合わせしてしまう。
それもなんと第二王子。
いつもだったら即座に尻尾を巻いて逃げ出すところだけれど、束の間その顔に見惚れてしまったが運の尽き。
いつの間にやら彼の話術に引き込まれ、実は僕は死んで時間を遡ってきただとか君は世界最高の素晴らしい精霊師なのだとか前はうちら超仲良しだったじゃんだとかそんなことあるわけないだろという話を次から次へと耳に吹き込まれ、挙句の果てには混乱しているうちに婚約までしてることにさせられて、気付けば人生めちゃくちゃになってしまうのだった。
でも、よく考えれば人生なんて元からめちゃくちゃだったのかもしれないね。
そんな感じの、他人が死に戻っててもこっちは何が何やら系恋愛ファンタジー。
□完結済
1ー① 覚えてる?
2024/07/08 18:11
1-② だから、大丈夫
2024/07/08 18:12
2-① お言葉に甘えて
2024/07/08 20:11
2-② おめでとう
2024/07/08 22:11
(改)
3-① スカウト組
2024/07/09 07:11
3-② 怖すぎる
2024/07/09 12:12
3-③ 建国以来の
2024/07/09 18:11
4-① こっそり
2024/07/10 12:11
4-② 味方だよ
2024/07/10 19:11
5-① 思うがままに
2024/07/11 12:34
5-② これで一応
2024/07/11 18:11
6-① 薬師の
2024/07/12 11:12
6-② 大丈夫?
2024/07/12 21:14
7-① もう一個だけ
2024/07/13 12:34
7-② ねえ
2024/07/13 19:32
8-① お久しぶりです
2024/07/14 00:11
8-② 王
2024/07/14 13:01
8-③ どこにいても
2024/07/14 18:11
エピローグ(了)
2024/07/15 00:11