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八話【女心】

大和視点です

俺は加奈と話し終わって校門を出ると


美玖がいた。


「あれ? 美玖お前先に帰ってるんじゃなかったのか? それとも


俺を待っててくれたとか?」


「いや別に大和を待ってた訳じゃなかったんだけど!」


そんなカリカリすんなって…太るぞ…


まぁそんな事はいえないのだが…


「あっ美玖、明日用ある?」


「あ...あしたは大丈夫だけど…」


あ…美玖は明日あれがあったか…


「明日、加奈の家で美佐がこの学校にきたから歓迎会するんだけど…行くか?」


「OK...加奈の家ね...」


加奈の部分に殺意が込められていたのは気のせいだろうか?


「後公園で待ち合わせな」


「なんで? 直で加奈の家に行けばいいんじゃない?」


「いや…美佐が加奈の家がわからないっていうからさ」


「…そういえばさ、なんであの子の事知ってるの?」


「あぁ…ちょっとあってな…」


「あぁそう、私には教えられないのね…もういい」


加奈は歩くスピードを上げて俺から離れようとする。


「おい! ちょっとま…」


俺もスピードを上げて美玖に追いつこうとするが、


「ついてこないで! 後明日私は加奈の家に直でいくから!」


加奈は不機嫌になって


俺の先を走って行ってしまった。


俺なんか悪い事いったか?




   ★




「ただいま…」


はぁ…美玖の事怒らせちゃったな…


なんで怒ったんだろう?


こういうときには、


女のあの二人に聞いてみるか…


気が進まないけど。


俺は姉の百合華の部屋を開けた。


「百合華! ちょっと相談が…って夕菜もいるのか…」


「え? まさかお姉ちゃんと…?」


「変な想像をするな」


「で、なんだ? 私に相談したい事があるっていうのは?」


俺は今までのいきさつを全て百合華に話した。


「………」


「…お兄ちゃん、乙女心が全然わかってないね」


え? 夕菜までに見放された。


やっぱそこまでひどい事したのかな?


「大和は悪い事は言ってないが言っているぞ」


どういう意味だよ…


「もてる男はつらいねーお兄ちゃん♪」


あー頭遺体じゃなくて頭痛い


明日は謝っておくか。


「じゃあ夕菜も歓迎会行くー♪」


「そうだな…なんか楽しそうだからな」


フタリトモナニイッテルノカナ?


「もう一回聞くが君達はなんていったんだ?」


うん。俺の聞き間違いだ。俺の耳が壊れてしまったに違いない。


「だからー★お兄ちゃんの歓迎会に行くー」


「私も夕菜も行くから」


いやいやいや...駄目でしょ!


「無理」


「分かったじゃあ偽名使うから」


そんな犯罪者じゃあるまいし…


「そういう問題じゃ…」


俺が言い終わる前に夕菜が、


「お兄ちゃん★私達明日の服とか着替えるから出て行ってね」


「だから俺がお前達を連れて行くとは一度も言ってない…」


俺が言っているにも関わらず俺は部屋の外に


追い出されてしまった。


明日はどうなるんだ?


先が思いやられる…


そう思いながら俺の部屋に戻る俺だった…






  














なんかすごい展開になってますね


自分でもワクワクしてます(笑)


感想・評価ポイントはいつでもまってますb

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