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七話【加奈の気持ち】

今回は一話以降登場しなかった



加奈視点です。

放課後になってもやっぱり駄目だ。


私は三日間、我慢していた。


私が劉蜂大和から離れて


思ったことは一つ


ただただ胸の奥が


苦しかった。


私はもうあいつしか


頭に入らなくなってしまった。

    ・・・・・

あいつに助けられて以来


私はあいつの優しい部分に


惚れてしまった。


でも私は、あいつとは


普通に接する事が出来ない


でも、今日は----会いに行く


私は扉を力強く開く


「劉蜂大和! 今日こそは--」


「美佐...一緒に帰ろうぜ」


「え? 誰か呼んでるけど…」


「あぁ…いいんだ、別に…気にしなくて」


私の事気にしてよ! しかもあの隣にいる子誰?


「その隣にいる子誰?」


「えーと…今日からここに転校してきた橘先生の娘なんだ」


「橘美佐って言うの。よろしくね♪」


ちょっと待って! これフラグ立ってるんじゃないの?


転校生でもう一緒に帰る関係


…絶対やばい、恋愛関係になったらこっちが困る。


「で、何の用なんだ?」


「別に何のようもないけど…」


「じゃあ美佐、帰ろうぜ」


やばい....ここは何でもいいから嘘を


「いや....本当は用があって来たのよ!」


「ん? 何だ? 用って?」


あ…どうしよう…そんなの…


「明日休日だからどこかに行かない?」


私言っちゃったよ! 断られるに決まってるのに…


「え? そうだな、いいかも知れないな」


え? え? え? いいの!?


嬉しい! 


「美玖と祐二も誘ってな」


皆じゃなくて二人でが良かったのに…


まぁ一緒に同じ事出来るからいいけどね♪


「美佐も来るよな」


「うんっ私もいいの?」


「まぁ歓迎会も込めてな」


「私嬉しい! 楽しみにしてるね」


この女も来るのか…


赤羽美玖さんに続いて


橘美佐か…


絶対あの二人なんかに負けないんだから!






























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悲しいので誰か感想をー

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