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四話【meet again!】

美佐視点です。

「ただいまー」


私は暗くなってきたため、家に帰ってきた。


「おかえりーもう夕食できてるわよ」


もう家具とかは全部家の中なのか…


お母さんは手際がいいな…


私が台所に行くと、お父さんも居た。


「お父さん、どうしたの?今日早いね」


いつもは教師をやっているため、この時間に帰ってくることは


少ないのに。


「今日は仕事も早く切りあがったからな、久しぶりに


母さんの料理が出来たてで食べられるぞ」


父さんはいつもは帰って来る事が遅いため


お母さんにいつも作り置きにして


レンジで暖めて食べている。


それだけ教師という仕事は大変なんだな… 


そんな事を考えていると、


「ごめんな…また友達と別れさせるような事をしてしまって…」


お父さんは、別に悪くないのに。


教師の仕事をしている以上


そんな事は仕方ないのだ。


私はそう考えるようにしてるから。


「いいよ別に…お父さんがあやまらなくても」


私は大人の都合というものも最近分かってきたので


子供のようにお父さんの事は責めない。


「そうか…明日は俺の担任だからな…明日の荷物はちゃんと仕舞っておくんだぞ」


はいはい…昨日中にやりましたよ…


そして私はその場から立ち去り自分の部屋に戻った。



■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □



まだ私の部屋は、ダンボールの山で、


どのダンボールの中に何が入っているか


さっぱりわからない。


何度やっても大変だな…引越しって。


ダンボールの中からあれが出てきた。


それは大事なものが詰まっている箱。


それは----私の大切な物----


それを大事に


私は涙を堪えながら、机の中に首に付けた。


今はもういないあの人からもらったもの。


いけない! あの人の事はもう忘れようとしてるのに!


何でだろう? 答えてよ…慎吾…


私は声を殺し泣き始めた。



□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □



私はそれっきり食事も喉を通らずに


睡眠もあんま取れず朝になってしまった。


今日から学校なのにテンションは高めで行こう!


私は台所へ向かうとお母さんがいた。


お父さんはもう学校だろう。


「美佐今日から学校だけど、頑張ってね」


「うんっありがとう、お母さん」


まぁ今回も普通にしていれば友達も出来るだろう。


私は朝食を済まして、学校へと向かった。



□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □


今私は二年二組---私のこれから


学校生活を過ごすであろう


教室の前にいる。


いつになっても緊張するなぁ


そして私のお父さん---橘先生


に呼ばれて私は、教室の中に入る。


私が入った瞬間、教室でざわめきが起きる。


「今日から私の娘の美佐がこのクラスで


生活することになった。皆よろしくたのむな」


そしてクラスはまた一段といえる歓声が巻き起こった。


そしてこのクラスの一人の男子が大声で、


「先生の隠し子ですかぁ?」


といって完全にクラスの中がしーんとなってしまった。


空気読めないんだな…きっと…


すると廊下を思いっきり


走る音が聞こえる。


だんだんこっちの方に向かってきて、


私の教室の前で音が無くなり


そして彼は入ってきた。


そして私は吃驚する。


----だって彼は昨日公園で会った子だったのだから…----









ちょっと読みにくいかもしれませんが許してください。


え? かなり? 暖かく見守ってください。【笑】

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