第二章【モノローグ】
今回から新章突入です!
よろしくお願いします!
今日から学校に行くしかない。休日がとても楽だった。
とても憂鬱に思いながらも俺は学校へ向かう。
俺が教室の中に入り机の上を見ると
『死ね』『学校来るな!』という文字が黒い油性ペンで書かれているのだろう。
俺は雑巾を水で濡らして机の上の文字を拭う。
どこからか知れないが笑っているような声がする。
正確には笑っているではなく俺の事を笑っているのだろうと俺は把握した。
俺は正確がこの頃はおどおどしていた。いじめる奴等に比べたら
俺は匹敵なのだろう。この俺に対するいじめは半年前からずっと続いている。
そしてその中の一人の奴が俺にこう言った。
「おい! お前机の上の文字が見れないのか?」
あ? 見えてるよ……それがどうしたんだよ?
「いや……別に……なんでも……」
「うるせーよ! お前みたいなきもい奴が来ると迷惑なんだよ」
俺は本音をいう事も出来ない。それ程この頃は弱かったんだな。
そして俺は体育館裏に連れてこられた。
敵は五人。そして俺一人。卑怯だ。何で弱い者を寄ってたかっていじめるんだ?
楽しいのかよ。そう思った奴は死ねばいい。
俺が体育館裏に連れてこられてこれから俺がやられる事は一つ。
集団で俺をフルボッコ。そして俺は、惨めに教室に戻るんだ。
皆から哀れみの眼で。
ふざけんな……!
俺はその中の一人を思いっきりぶん殴った。そいつは不意を突かれたのか吹っ飛ぶ。
何だよ……よえーじゃねーか……残りの四人の奴等は、驚愕の表情を浮かべていた。
俺が殴った奴は気絶した。それを見た虐めのグループは
「うわああああああああああああああ」
俺に殴りかかってきた。
鉛のような感触が俺の頬を伝う。いてえ。
すると俺の口の中に鉄の味が広がってきた。----血だ。
「どうだ? お前が調子にのるからだよ」
俺を殴った奴は笑っている。
「そんなもんか……いじめる奴等ってこんな弱いの?」
俺は淡々とした声で言った。
「なっ? お前効いてないのか!?」
「うるせーよ……お前等が俺にした分をここで受けろ!」
俺は頬がじんじんと痛いながらも俺は殴りかかった。
気付いた時には俺意外立っている奴はいなかった。
----これは俺の小学校の時のお話。