前へ次へ
48/76

終わりの話 このスレッドには書き込めません。。。



836:ハカセ

 いやあ、首領セルレは強敵でしたね……


837:名無しの戦闘員

 おお、無事かっ⁉


838:名無しの戦闘員

 ハカセお帰り!


839:名無しの戦闘員

 お疲れさん!


840:名無しの戦闘員

 面白かったぞー


841:ハカセ

 つーかワイのスレやのにせくしー大活躍やな……


842:名無しの戦闘員

 途中からはせくしーのスレみたいなもんだから


843:名無しの戦闘員

 もうせくしーもJの民だし


844:名無しの戦闘員

 ハカセの頼みをこなすためでもあったんだから勘弁してくれよ


845:名無しの戦闘員

 しかし正義と悪のラストバトルの感想が面白かったってのもアレだなw


846:名無しの戦闘員

 ちゃんとハカセの依頼通り、ネット工作もやっといたからな


847:名無しの戦闘員

 まさかステマの繋がりがにゃんJとか誰も想像するまい


848:ハカセ

 助かったわ、お前らサンガツ

 よう考えたらワイらの内情を一番知っとるのってにゃんJ民なんよな

 うーん、感慨深い


849:名無しの戦闘員

 初期からの付き合いだもんね


850:名無しの戦闘員

 そうそう。画面越しでだけど色んなことノリ超えてきたからなぁ


851:名無しの戦闘員

 乗り越えてじゃないの草


852:名無しの戦闘員

 ハカセは私ちゃんにもっと感謝するべきじゃないですかね?

 フィオナちゃんと仲良くなれたのは私ちゃんの安価のおかげだし


853:名無しの戦闘員

 そういやきっかけはエレハカ女の「エレスちゃんを褒めまくる」の安価だもんな


854:名無しの戦闘員

 よくその安価でデートまでこぎつけたなw


855:ハカセ 

 いや、ほんまに

 巡り会わせって不思議なもんや

 お前らとこうしてバカやってることも含めてな


856:名無しの戦闘員

 な、なんだよハカセ。照れるじゃねえか


857:名無しの戦闘員

 素直なハカセキモイ


858:名無しの戦闘員

 んだんだ


859:ハカセ

 一仕事終えたからなぁ、ちょっとセンチメンタルなワイ

 ちなみに今は打ち上げ中。組織の異空間基地でお寿司パーティーや

 首領や猫耳くのいち、組織の皆はもちろんロスフェアちゃんたちもいっしょ

 久しぶりにせくしー、ゴリマッチョもおる

 アニキとA子ちゃんもな

 自己紹介もそこそこに皆お寿司を食べたりお喋りしたり、あとゲームも用意しとるで

 

 エレス「おいしいー。ボク、お肉も好きだけどお寿司も好き!」

 ゴリマ「嬢ちゃんいい食いっぷりだな! 俺も寿司はうまいと思うぜ。ハマチが最高だ」

 エレス「ハマチおいしいですよね。じゃあマッチョさんどうぞ。あ、ハカセさーん! こっちこっち、ウニおいしいですよウニ!」

  ワイ「おー、ありがとな」

 

 ゴリマッチョとエレスちゃんが話しとるのがすっごい変な感じ。

 エレスちゃん、わざわざワイの分まで確保済み地味にあの娘とは舌が合うんよね


860:名無しの戦闘員

 舌が合う!?!?!?!?


861:名無しの戦闘員

 エレハカ女、自重


862:ハカセ

  Lリア「改めまして。私は、ハカセ様の補佐役のLリアと申します」

 フィオナ「ど、どうも、初めまして。ロスト・フェアリーズ、清流のフィオナです」

  Lリア「存じています。猫耳くのいち様が毒婦のフィオナ、と呼んでいた方ですね?」

 フィオナ「ねえ、猫耳? どういうこと?」

   猫耳「……にゃ。おすましは私の手作りにゃ」

 フィオナ「いえ、もらうけど。ごまかされないからね?」 

 

 あっちは女の子同士でぎこちないながらうまくやっとるみたい

 

  首領「のう。あの時、微妙に私の邪魔しなかった? ハカセに倒れ込むところなのじゃ」

 ルルン「え、え? そ、そんなつもりはなかったんですが……」

  首領「むぅ……まあよかろう。今までの遺恨はなしじゃ。な、仲良くしてたもれ」

 ルルン「はいっ、首領ちゃん!」

 

 首領、ルルンちゃんの天使ペア成立

 くっそかわいいせいでM男の視線が向いて、結果I奈ちゃんに怒られとる


863:名無しの戦闘員

 画像ハラディ


864:名無しの戦闘員

 首領ちゃんってラストバトルの時の金髪美少女だよな?

 いや、アムソラル舐めてた

 マジヤバい


865:名無しの戦闘員

 あんだけかわいい首領ちゃん慕われて平静でいられるハカセなんなの?


866:名無しの戦闘員

 M男ぉ……


867:ハカセ

  アニキ「なあ、俺の磔って意味あったか?」

   A子「もちろんですよ、アニキさん」

 せくしー「はい。とっても素敵でした~」

  アニキ「磔を素敵と言われても嬉しくない……」

 

 ちょっと落ち込み気味

 でもこれくらいは罰と思ってもらわんとな

 

 同じ会場で戦闘員たちもわちゃわちゃしとるで

 SやかちゃんはN太郎くんがワイの補佐役に昇進したことで惚れ直した感じ

 今じゃ浮気どうこうの問題もなく仲良しや。

 M男は相変わらずI奈ちゃんとイチャイチャ

 C男は特に変化なくチャラってます


868:名無しの戦闘員

 そういうやアニキ最後まで磔だったっけw


869:名無しの戦闘員

 デルンケムはアットホームな組織です


870:名無しの戦闘員

 磔状態ですらラストバトルに貢献してんだからアニキはやべえな


871:名無しの戦闘員

 Sやかちゃんわりと油断できないんだよなぁ

 がんがれN太郎


872:名無しの戦闘員

 素顔のメタル兵とロスフェアちゃんはこれが初対面だっけ?


873:名無しの戦闘員

 ゲーム大会の時にLリアちゃんとI奈ちゃんは会っとるな。

 ……フィオナちゃんからすると、想い人のハカセを過剰なまでに尊敬する部下とか心穏やかではいられませんねぇw


874:名無しの戦闘員

 両方ともいい子だし二人して遠慮して何も言えずモジモジしとる光景しか想像できん


875:名無しの戦闘員

 M男はなんでそこまでI奈ちゃんに惚れられてんだ

 というかどうやったら十二歳の恋人ができるんだ、教えろください……


876:名無しの戦闘員

 おい、磔アニキの画像SNSに貼られてんぞw


877:名無しの戦闘員

 保存した。


878:ハカセ

 まあ? アニキにとってキツイのはこっからやけどな


  首領「……義兄様」

 アニキ「うっ。首領……げ、元気してたか?」

  首領「う、うむ」

 

 追放後たぶん初めてのご対面や

 一年以上直接顔を合わせとらんからなぁ、お互いめっちゃ気まずそう

 あ、表記は首領やけどちゃんと名前で呼んどるよ


879:名無しの戦闘員

 うわぁ……


880:名無しの戦闘員

 お辛いな、どっちも


881:ハカセ

 アニキ「すまなかった。俺はあの時、お前を見捨てた」

  首領「そ、それは違うのじゃ。追放したのは私で」

 アニキ「いや。本当にお前を想うのなら、もっと抵抗するべきだった」

 

 マジ謝罪なアニキ

 でもな、あんまり舐めんな。首領はちゃんと成長しとるんやぞ

 

  首領「義兄様、私にな。父のことばかりで今の部下の顔が見えていないと、父のための侵略をしても私が苦しむだけだと言ってくれた人たちがいるのじゃ」

 アニキ「……そう、なのか?」

  首領:

「うむ。顔も知らぬ、面白楽しい人たちじゃ。私はたくさんの言葉をもらった。だから、今なら義兄様がくれた言葉の意味も飲み込める。……もう侵略にはこだわらない。父への憧れの犠牲になるのは、私を大切にしてくれる人だと知ったから」


 首領はアニキに満面の笑みをみせた


 首領「まだ〝やりたいこと〟は分からないけれど。今度は私がたくさんのものを大切にしたいのじゃ」


 どや、見たかアニキ

 これが首領や、あのちっちゃい子がこんなに大きくなったんやぞ


882:名無しの戦闘員

 よかったな、首領ちゃん

 泣くような結末にならなくて


883:名無しの戦闘員

 俺らも必死になって説得した甲斐があったってもんだ


884:名無しの戦闘員

 全部猛虎弁の勘違いだったけどなw 


885:ハカセ

 アニキも首領の成長に感極まっとるわ


 アニキ「そう、か。ああ、それがいい」

  首領「とりあえず、一夫多妻制の実現のために政治家を目指すのもアリじゃな」

 アニキ「なんで?」

 

 あれ、ちょっと成長の方向性が……?


886:名無しの戦闘員

 おっと、こーれーはー?


887:名無しの戦闘員

 いいぞ、いいぞ


888:名無しの戦闘員

 我ら首領ちゃんを応援し隊はいつまでも付いていく所存でございます


889:名無しの戦闘員

 なんかほんとに和解できたんだな

 ハカセの頑張りを見てきたからすげー感慨深い


890:名無しの戦闘員

 ところでハカセはこれからどうするん?


891:名無しの戦闘員

 デルンケムは壊滅したわけじゃないしな


892:ハカセ

 今回の組織の被害は遠隔怪人セルレリアンが壊れただけや

 せやけど日本侵略は中止、つまり組織としての活動は自粛やな

 そうなった時のために準備はしとる


 基地の維持に人員は割かなあかんけど

 他の戦闘員たちにはワイが起こした合同会社で働いてもらうつもりや

 住居ならゴリマッチョの管理するマンションがある

 少しずつ日本での生活に慣れていってもらうわ

 なんだかんだ組織の皆も日本侵略の中止を喜んどる

 先代を妄信するような古い悪の組織の構成員は既に抜けとるから当然やけどな


893:名無しの戦闘員

 ああ、そういう意味じゃ大規模な離脱も悪いことばっかりじゃなかったわけか


894:名無しの戦闘員

 ハカセの会社に就職するにはどうすればいいですか⁉


895:名無しの戦闘員

 ニートは、ニートでも雇ってもらえますか!!!


896:せくしー

 秘書! 気心の知れた秘書は必要ではないでしょうか⁉


897:名無しの戦闘員

 迫真のお願いやめろw


898:名無しの戦闘員

 せくしー混じってんじゃねえかw


899:名無しの戦闘員

 打ち上げ会場で二人して書き込むなよw 本人に直接言えw


900:ハカセ

 おー、お前らにゃんJ民なら全然歓迎したるよ

 打ち上げは大盛り上がり

 ロスフェアちゃんたちもおるし、ワイも酒は控えて食事を楽しんどる

 ウニうまいわぁ


 あとは……そやな


901:名無しの戦闘員

 てすと


902:名無しの戦闘員

 ん?


903:名無しの戦闘員

 なんだ?


904:清流のフィオナ

 こうですか?


905:名無しの戦闘員

 え、うそ?


906:名無しの戦闘員

 おいおい、その名前って


907:清流のフィオナ

 すみません手間取りました

 初めまして、にゃんJ民の皆さん

 私はロスト・フェアリーズ、清流のフィオナと申します

 皆さんには知らないところでお世話になったそうで、ご挨拶をさせていただこうかと


908:名無しの戦闘員

 マジかっ⁉


909:名無しの戦闘員

 フィオナちゃん降臨キタ━━━(゜∀゜).━━━!!! 


910:名無しの戦闘員

 キ・キタ━━(゜д゜;)))━━!!


911:名無しの戦闘員

 キタ ━━━ヽ(´ω`)ノ ━━━!!


912:ハカセ

 ちなみに証拠な


【画像】


913:名無しの戦闘員

 うおぉぉ、ハカセとフィオナちゃんの自撮り⁉


914:名無しの戦闘員

 すげえ⁉


915:名無しの戦闘員

 基地の中ってなんかSFの宇宙船っぽい!


916:名無しの戦闘員

 自撮りに耐えられるハカセの顔が妬ましい……! 


917:名無しの戦闘員

 ていうかフィオナちゃん変身したまま打ち上げなのなw


918:清流のフィオナ

 いえ、写真を撮るために一時的に妖精衣を装備しただけです

 にゃんJ民の皆さん、この度はありがとうございます

 おかげさまでデルンケムとは和解という形をとることができました

 皆さんが首領を説得してくださったと聞いています


919:名無しの戦闘員

 いやいや、感謝されるようなことじゃない

 頑張って戦ってきたのはロスフェアちゃんたちだし


920:名無しの戦闘員

 俺らはただ単に言いたいことぶちまけただけだもんげ


921:名無しの戦闘員

 結局俺らデルンケムもロスフェアちゃんたちも好きなんよ


922:名無しの戦闘員

 繋がりはこのスレしかないけど、俺らだってハカセの友達だしな!

 ロスフェアちゃんのファンもかなりいるんだぞ


923:清流のフィオナ

 そう言ってくださると救われます

 あと、ですね。ハカセさんとのデートのためにも色々考えてくださったと聞きました

 少し恥ずかしいですが、そのお気持ちも嬉しく思っています


924:名無しの戦闘員

 あー、あの時は頑張ったよなぁ


925:名無しの戦闘員

 でもさ、フィオナちゃん大丈夫?

 ハカセって結構アホだよ?


926:名無しの戦闘員

 優秀とポンコツが同居した男だからな

 酒癖も相当悪い


927:名無しの戦闘員

 フィオナちゃんが初恋だしw


928:名無しの戦闘員

 外見に騙されるなよ?

 そいつア〇ル・フリ〇カーだから


929:名無しの戦闘員

 悪い男に引っかかっちゃダメンゴね


930:ハカセ

 お前ら今さらなんなの⁉ ワイの友達ちゃうんか⁉


931:名無しの戦闘員

 アホか! 俺ら一スレ目からの付き合いだぞ⁉

 お前の奇行・醜態ほぼ把握してんだよ!


932:名無しの戦闘員

 友達だとしても優先するのはフィオナちゃんの方だよね


933:名無しの戦闘員

 ハカセと美少女なら、美少女の方が価値高いに決まってんじゃん


934:名無しの戦闘員

 フィオナちゃん、まずはこのスレを読み直せ

 そしてじっくり考えるんだ


935:ハカセ

 >>932、933

 それは間違いない。


936:名無しの戦闘員

 認めてんじゃねえよw


937:清流のフィオナ

 心配してくださってありがとうございます

 ですが、スレなら軽くですが目を通させていただきました


938:名無しの戦闘員

 やべえ、ハカセ土下座しろ


939:名無しの戦闘員

 これは幻滅不可避


940:清流のフィオナ

 なんと言いましょう

 お酒を飲んで暴れたり、色々奇妙なことをしているのは把握しました

 同時に、その。私を早い段階から意識していたんだな……と知って、嬉しいような恥ずかしいような不思議な気持ちです


941:名無しの戦闘員

 よう考えたら一スレ目からフィオナちゃん推しだったもんな


942:名無しの戦闘員

 でもハカセわりと百年の恋も冷めるような真似してない?


943:名無しの戦闘員

 鈍感野郎だし、フィオナちゃんたちの前で格好つけようといろいろやってたし

 女の子的にはあんま嬉しくない情報が多かったんじゃ


944:清流のフィオナ

 そんなことはありません

 以前ハカセさんに教えてもらいました


「仲良くなるために必要なのは、いいところを見せること」

「だけど共に歩むのに必要なのは、ダメなところを見せて、相手の嫌なところも見て、それでもあなたが大好きだと自信を持って言える面の皮の厚さ」


 だから私はハカセさんを嫌いになったりはしていません

 いえ、違いますね

 私はこれから彼と過ごす中たくさん好きなところを見つけて、嫌いなところも少しずつ増えていって

 その両方をひっくるめて、彼を愛しいと素直に言える自分でありたいと思います


945:名無しの戦闘員

 お、おぉ……ええ子や


946:名無しの戦闘員

 すごいなぁ、女の子って


947:名無しの戦闘員

 素晴らしい告白だ

 が、この子重くない?


948:名無しの戦闘員

 ヤンデレ気質が見え隠れしてるよね


949:清流のフィオナ

 実は学園の先輩にも同じことを言われました

 ハカセさんの負担にならないよう、もう少し接し方を考えねばと思っているのですが


950:名無しの戦闘員

 ああ、それは大丈夫

 そもそもハカセが激重感情の持ち主だし


951:名無しの戦闘員

 ハカセも大概重いぞ

 途中まで組織のために命捨てる覚悟だったからな


952:清流のフィオナ

 なら、お互い様ということで

 けれど命を捨てる覚悟は持たせないように支えたいです

 あとインスタント食品も控えてもらえるよう努力します


953:名無しの戦闘員

 しまった、俺らがカップ麺ランキングとかやってんのもバレてんのか


954:名無しの戦闘員

 ああ、やったやった

 そんなに前のことじゃないのになんか懐かしいレベル


955:ハカセ

 まだ打ち上げあるし、そろそろワイらは落ちるわ

 ほんまにサンガツな、にゃんJ民

 ワイも首領も猫耳もフィオナたんたちも、組織の皆もアニキたちも頑張った

 せやけどお前らの言葉が動かしたもんもある

 単なる愚痴スレが、お前らのレスがワイらといっしょになって日本侵略を止めたんや


956:名無しの戦闘員

 改めて感謝なんてされると恥ずかしい


957:名無しの戦闘員

 うん、俺らバカやってただけやからな


958:名無しの戦闘員

 まあでもハカセがそう言ってくれるならありがたく受け取るわ


959:名無しの戦闘員

 なんかしんみりするンゴね……


960:名無しの戦闘員

 ……ぶっちゃけ俺はロスフェアちゃんエロいって言ってただけです


961:名無しの戦闘員

 背徳浮気ルートとかごめんなさい


962:名無しの戦闘員

 いやいや、それらも含めてにゃんJ民だから

 俺らの適当さがいい感じにハカセの息抜きになってたんだよ、きっと


963:ハカセ

 このスレでバカやるのはホンマに楽しかった

 なんだかんだ責任ある立場やからな

 全部を放り出してアホの子のハカセでいられるこの場所が気に入っとたんや

 ワイはお前らに会えてよかったって思っとるよ。ってことで、ワイらはこれで

 じゃあな、お前ら!


964:清流のフィオナ

 では、私もこれで失礼します

 ハカセさんともども、心からの感謝をあなたたちに


965:名無しの戦闘員

 こっちこそ楽しませてもらったぞ!


966:名無しの戦闘員

 フィオナちゃん、ハカセと仲良くな!


967:名無しの戦闘員

 サンガツ、ハカセ! 久しぶりの祭りすげーよかった!


968:名無しの戦闘員

 お疲れさん! ハカセもデルンケムもロスフェアちゃんも!


969:名無しの戦闘員

 というか二人って付き合い始めたの?


970:名無しの戦闘員

 どっちなんだろ?


971:名無しの戦闘員

 しまったな、明確に聞いておくべきだったか


972:名無しの戦闘員

 今頃は打ち上げを楽しんでるだろうし、戻ってこんよなぁ


973:名無しの戦闘員

 はー、ラストバトルも終わって日本侵略も止まって

 大きなことが全部片付いたけど少し寂しい感じ……


974:名無しの戦闘員

 お祭り騒ぎだったからなぁ


975:名無しの戦闘員

 首領はアニキたちとも和解した感じだから、ハカセも少し楽になるかも


976:名無しの戦闘員

 じゃあ愚痴スレに来る機会も減るのかぁ……


977:名無しの戦闘員

 次スレ立てずに落ちたしな


978:名無しの戦闘員

 それでよかったと思う

 ハカセがどんだけ苦労してるか知ってるし

 報われたんなら、それを残念がるのは間違ってるやろ


979:名無しの戦闘員

 そうだな、最初から見てきた俺らは喜んでやらんと。


980:名無しの戦闘員

 じゃあ、ちょっと古いけどあれ行くか?

 1000なら、ってやつ


981:名無しの戦闘員

 このスレかなり古いノリだったし締めにはちょうどいいかも

 実はキターとか久しぶりにやった 

 

982:名無しの戦闘員

 すげー懐かしい昔の掲示板だったよな、ここ

 そろそろスレも終わりだし、最後まで昔の俺らでいこうぜ


983:名無しの戦闘員

 よし、なら行くぞ!

 >>1000ならハカセとフィオナちゃんは恋人同士!


984:名無しの戦闘員

 なにこれ?


985:名無しの戦闘員

 スレの定番の悪ふざけ

 もしも自分の書き込みが1000なら○○になる、っていう予言のようなもん


986:名無しの戦闘員

 じゃあ俺も

 >>1000ならデルンケムの皆が日本で幸せに暮らす


987:名無しの戦闘員

 >>1000ならエレスちゃんと激甘らぶらぶ恋人生活!!!


988:名無しの戦闘員

 エレハカ女の圧が最後までつええw

 >>1000ならアニキと首領ちゃんが仲良くお茶をする


989:名無しの戦闘員

 >>1000なら義妹嫁とアパレル店経営


990:名無しの戦闘員

 >>1000ならハカセのお嫁さんは首領ちゃん!


991:名無しの戦闘員

 >>1000ならデルンケムがマジで平和な慈善団体として活動開始


992:名%?の■員

 >>1000なら、血を分けた俺の子供も二人の義息子も幸せであるように


993:せくしー

 >>1000なら日本でも一夫多妻制度導入


994:名無しの戦闘員

 >>1000ならルルンちゃんと首領ちゃんでアイドル活動


995:名無しの戦闘員

 >>992

 どうなってんの? 名前もIDもぐちゃぐちゃだけど

 あ、1000ならハカセと猫耳ちゃんとフィオナちゃんでトライアングル結婚式


996:名無しの戦闘員

 >>992 昔、幽霊が書き込んだスレってあったけど、もしかしてまた幽霊出た? 


997:名無しの戦闘員

 >>1000ならフィオナちゃんと結婚して子供が生まれる


998:名無しの戦闘員

 >>1000ならLリアちゃんたちも幸せにしてあげて


999:名無しの戦闘員 

 >>1000ならハカセのハーレムエンド


1000:名無しの戦闘員

 >>1000なら正義のヒロインも悪の組織もバカな俺らも、皆いつまでも幸せでありますように!


1001:

 このスレッドは1000を超えました。

 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。



 



 

 ……そうしてハルヴィエド・カーム・セインはデバイスを懐にしまった。

 茶番の決戦が終わり、悪の組織も変身ヒロインも一堂に介してお寿司を食べている。

 仲良くお喋りをしているヴィラベリートと萌花のルルン。武闘派のレングと意外に話が合うのか、浄炎のエレスはスポーツ談義などをしていた。

 ミーニャは無表情で冷静そうに見えるが実際は優しい子だ。ゼロスやレティシアといった一度組織から離れた者たちを気遣い、料理をすすめたりしている。戦闘員のリリアやアイナたちも各々楽しんでいるようだ。


「ハルヴィエドさんは、こういうものをされていたんですね」 


 彼の隣には清流のフィオナがいる。

 初めてにゃんJ民とやりとりをした彼女は、その奇妙さにあいまいな表情をしていた。それでも嫌悪感はないようで安心した。


「ああ。日本の若者の間では既に流行りの終わった文化らしいね。沙雪ちゃんからすると、馴染みが薄いかな?」

「いえ、そもそも私はSNS自体やらないんです。父の仕事の関係上、下手なことを発信するわけにもいけませんから」


 こともなげに言ってしまう彼女にウニをすすめておいた。

 おいしいものは荒んだ心を癒してくれるのである。


「……別にヴィラベリート首領のこと、理不尽だなんて思っていませんよね?」

「最初にインパクトのある文句を入れるのが、レスを集める秘訣らしい」


 ヴィラに関しては振り回されるのも嬉しかった。初手から本意とは違う内容である。

 あえて実際とは異なる表現をすることで擁護のレスを引き出すというのも電子掲示板のテクニックの一つだ。

 実際そのおかげで「ハカセよりも首領がかわいそう」といったレスが書き込まれた。首領の味方が増えたようで嬉しい気持ちになったのをよく覚えている。


「既に廃れた娯楽。それがどこか、先代が亡くなったばかりの組織と被ってしまった。最初に触れたのはそんな理由だ」


 心配そうにこちらを見る沙雪に、静かな微笑みを向ける。

 意識してのものではない。ただ穏やかな心が自然と滲んだ。


「でもね、始めてからは普通に楽しんでいた。適度に騒いで馬鹿をやって、顔も知らない彼ら彼女らの馬鹿さ加減に助けられた。いい時間を過ごせたと思うよ」


 人はかつて隆盛を誇ったものでも、すぐに時代遅れと嘲笑う。

 過ぎ去った(むかし)を古いと馬鹿にして、「自分(いま)はこんなに賢いです」と、鼻高々の居丈高。

 けれどバカで古臭い掲示板の民だからこそ成し得たものもある。

 その結果が今なのだから時代遅れだってそんなに悪くない。


「さて、せっかくだ。私たちも皆と少し話そうか」


 楽しかったのは事実でも、今は電子掲示板のことは忘れる。

 そちらに気を取られて目の前のものをないがしろにするのは間違っているし、そもそもネットのノリは現実に持ち込まないのがルールでマナーだ。

 ハカセはあくまでも息抜き。これからも彼はハルヴィエドとしての毎日を続けていく。


「……はい」


 柔らかに微笑み、清流のフィオナが頷く。

 彼女の差し出した手に一瞬驚いてしまうが、ハルヴィエドはおずおずとその手を取った。

 お互いに顔を見合わせ、頬を赤く染める。お互い初心すぎるが数を重ねればきっと慣れるだろう。

 こうやって手を繋ぐのが当たり前だと感じられるくらい長く隣にいたい。

 そう素直に思えた。




『正義の味方のシフト表』という、特撮ヒーロー組織ものを書いています

可能ならばそちらもよろしくお願いいたします

前へ次へ目次